科学好きな子供にするには?親子で行きたいおすすめの科学館をチェック!

好奇心や探求心、発想力を養うことができる科学。科学に対して、子供に興味を持ってもらうにはどうしたらいいのかと考えるママパパも多いのではないでしょうか。

当記事では、自然科学・人文科学・社会科学からなる科学とはどのようなものなのか、また、科学好きな子供になってもらうには何をすべきなのかをご紹介します。さらに、親子で楽しめる全国のおすすめ科学館もチェックしてみました。

科学について、子供に興味を持ってもらうには?

科学について、子供に興味を持ってもらうには?
科学について、子供に興味を持ってもらうには?

 

実験や観察などで科学に触れることによって、子供の好奇心や探求心を伸ばすことはもちろん、発想力をも養うことができるといわれています。科学に対して子供に興味を持ってもらうには、どのようなことを行えばよいのでしょうか。

科学とは

科学とは、仮説を立てそれをもとに検証する行為のことを言います。科学は、自然を研究対象とする「自然科学」、人間や人間にまつわる事柄を研究する「人文科学」、自然と対比した社会の姿を研究する「社会科学」にわけられます。科学についてわかりやすく説明することで、子供の興味・関心を高めることができるはずです。

自然科学

自然科学とは、自然界で起きる現象を研究する学問のことを言います。天体や宇宙の構造を研究する天文学、物質の構造や性質を研究する物理学、化学、生物学に分けられます。

人文科学

人文科学とは、人類の文化や言語などに関する学問のことを言います。政治や経済、社会のしくみ、歴史や言語などに関する研究が含まれます。

社会科学

社会科学とは、人間の社会生活や社会との関係から起きる現象を研究する学問のことを言います。政治学や法律学、経済学、歴史学や民族学などが含まれます。

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子供に科学への興味を持ってもらうには?

では、子供に科学への興味を持たせるために、どのようなかかわりをすればよいのでしょうか。

日頃から質問をする

子供に興味を持たせるには、大人からの働きかけが重要になります。科学への興味を引くには、日頃から考えて行動させることが大切です。「なぜだと思う?」「どうしてだと思う?」などと質問を投げかけ、子供の興味や関心を刺激するようにしましょう。

お手伝いの習慣を持つ

お手伝いの中からも、科学的な考え方を身につけることができます。食器洗いや洗たく、料理などのお手伝いをしてもらうことで、「なぜ洗剤で汚れが落ちるのか」など、日常生活の中で不思議に思うことが増え、科学的な関心を引き出すことができます。

植物を育てる

ママパパが興味を持っていることに対して、子供は興味を持ちます。ガーデニングや花を活けたりなど、ママパパが植物を育てることは、子供の自然科学への関心を持たせるきっかけにつながります。一緒に手を動かして楽しみ、植物の成長過程を観察することが大切です。

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関東圏のおすすめ科学館

全国の科学館のおすすめ
国立科学博物館

 

科学を楽しめる関東圏にあるおすすめの科学館とその見どころをご紹介します。

※新型コロナウィルス感染拡大の影響で営業時間等が変更になっていることがあります。公式ホームページなどで最新情報を確認してください。

国立科学博物館(東京都台東区上野公園)

国立科学博物館は、1877(明治10)年に創立された、日本で最も歴史のある博物館の一つであり、国内最大級の総合科学博物館です。日本およびアジアにおける科学系博物館の中核施設として、調査研究、標本資料の収集・保管、展示・学習支援といった活動を行っています。

上野公園内にある上野本館、筑波地区の実験植物園、そして港区白金台の自然教育園(天然記念物指定)の主に三地区で展開しており、上野公園内にある上野本館は、日本列島の自然と私たち“をテーマにした「日本館」、地球生命史と人類“をテーマとした「地球館」にわかれています。

恐竜や太古の生物の骨格標本や昆虫の標本、哺乳類のはく製、科学技術が体験できる施設などが展示された館内は、一日ではとても見て周れないほどの広さがあります。

見どころ1:親と子のたんけんひろば「コンパス」

地球館3階にある、4〜6歳の子供と保護者を主な対象にした体験型の展示スペースです。4〜6歳が主な対象となっていますが、0〜12歳の子供と保護者が利用することが可能です。滑り台やロープの橋などのアスレチックの他、制作や博物館スタッフの話を聞くことができるエリアや本を読むことができる図書エリアなどがあります。

また、あちこちにサイやシロクマなど、様々な動物の剥製が配置されていて、実際の大きさや迫力を感じることができるため、遊びを通して学びと発見ができる体験型の展示となっています。

入室には整理券が必要です。1階の受付で整理券(無料)を発券し、指定の時間に入室することができます。(土日祝日はローソンチケットにて有料で購入・発券ができます。)

※現在は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、当面の間、閉室を継続するとともに、入室整理券の販売を中止してします。

見どころ2:レストラン「ムーセイオン」

地球館2階にある「ムーセイオン」は、上野精養軒が運営しているレストランです。窓際の席では展示室を眺めながらの食事が楽しめます。

ハヤシライス、スパゲティー、ハンバーグなど、ポピュラーな洋食を中心にリーズナブルなメニューが揃っています。パンダの顔のオムライスがかわいらしい「パンダプレート」や「恐竜の足型ハンバーグ」など、子供が喜びそうなメニューも充実しています。

※6月1日(月)以降、当面の間、臨時休業しています。

見どころ3:おうちで体験!かはくVR

臨時休館中の科学館で高画像撮影された日本館・地球館の館内の画像を、パソコンやスマートフォンで見ることができます。画面の中で見たい展示物に近づいたり、行きたい場所へ自由に行き来することができ、自宅にいながら国立科学博物館を実際に訪れたような臨場感が味わえます。

VR映像としての鑑賞には専用ゴーグルやメガネが必要ですが、それらがなくても3Dビュー映像が楽しめます。

国立科学博物館

科学技術館(九段下) ※東京都千代田区北の丸公園


科学技術館は、現代から近未来の科学技術や産業技術に関する知識を広く一般の人たちに普及することを目的に、昭和39年(1964)に開館しました。緑豊かな皇居のほとりにある北の丸公園の中にあります。

宇宙に散在する星をイメージしたデザインの外壁の建物内には、2階から5階までの4つのフロアに約20のテーマの展示室があり、見るだけでなく、触ったり動かしたりと、実際に体験して楽しみながら科学技術への興味、関心を深められるような参加体験型の展示が多くあります。

見どころ1:間近で見られる実験ショー

4階にある実験スタジアムでは、毎日様々な実験ショーや実験プログラムが開催されています。カメラやプリンターで使われる光と色の仕組みを実験を通して解説してくれる「光と色のじっけん室」や、レモンに含まれるリモネンやクエン酸について楽しく学べる実験プログラム「レモンのチカラ」など、科学技術の素晴らしさや驚き、不思議な世界を間近で感じることができます。

見どころ2:歩き疲れたら「カフェ クルーズ」でちょっとひと休み

科学技術館地階にある「カフェ クルーズ」では、リーズナブルな価格で簡単な食事をとることができます。メニューはビーフカレーライスやオムライスなど、子供も好きなオーソドックスなラインナップ。クリームソーダやカフェラテなどの飲み物のメニューも豊富です。全品テイクアウトもできるので、公園で景色を眺めながら食べることもできます。

見どころ3:科学と技術と芸術が出会う創造空間「シンラドーム」

科学技術館4階にあるシンラドームは、視野のすべてを覆いつくすような迫力の映像体験ができる、全天周立体ドームシアターです。シンラドームの“シンラ”は宇宙で起こる全ての事象、森羅万象にちなんで付けられています。

直径10mのスクリーンには、銀河宇宙から細胞の中のDNAまで、宇宙や地球の様々な世界が全天周の立体映像で投影され、抜群の没入感を生み出します。

座席数は62席。毎週日曜日から金曜日まで様々なプログラムが毎日6回上映されています。そのうち3回は専用の眼鏡を装着し、ドーム全体から映像が飛び出してくる立体投影が楽しめます。

※シンラドームは、コロナウイルス感染拡大予防対策のため、現在休止中です。

見どころ4:本格的な劇場型ホール「サイエンスホール」

科学技術館の地下2階にある劇場型の多目的ホールで、貸出可能な施設となっています。410名を収容でき、講演会やイベント、大規模な会議などにも使用されています。

客席は赤を基調とした落ち着いたデザインで、メモ台も付いているので会議などでメモを取る際にも便利です。

科学技術館

日本科学未来館(台場)※東京都江東区青海


東京湾に臨むお台場に建つ日本科学未来館は、「科学技術を文化として捉え、社会に対する役割と未来の可能性について考え、語り合うための、すべての人々にひらかれた場」を理念に、2001年7月9日に開館しました。

館内は1階から7階の5フロアにわかれていて、展示、映像、トークセッション、実験教室、オンラインメディアなど、多彩な方法で科学技術への興味が湧いてくるような場所になっています。

特に目を引くのが、1階シンボルゾーンに入ると目に飛び込んでくる有機ELパネルを使った地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」です。人工衛星が撮影した雲の様子が映し出され、地上にいながら刻々と変化する地球の様子を眺めることができます。シンボルゾーンは吹き抜けになっていて、スロープを上がりながらジオ・コスモスを眺めることもできます。

見どころ1:迫力の「ドームシアターガイア」

6階のドームシアターガイアでは、迫力ある全天周の立体視映像で、科学や宇宙を体験することができます。高精細な映像をプロジェクター2台で投影することで、空気感や気配までも感じられるような、明るく鮮やかな映像をドーム型スクリーンに映し出し、自然で迫力のある全天周立体視映像を楽しむことができます。

また、プラネタリウム投影機 「MEGASTAR-II cosmos」が投影するリアルで繊細な星空を活かして、立体視映像システムと連動したプログラムが上映されています。

※ドームシアターは全席指定制です。あらかじめ、オンラインでの予約が必要で、別途料金がかかります。(大人 310円、18歳以下 100円)

見どころ2:オンラインでも楽しめる、期間限定の様々なイベント

日本科学館では様々な期間限定のイベントが開催されています。オンラインで人工知能(AI)の「reco!」と一緒に常設展をめぐる実験に参加することができる「優しい人工知能 “reco!”-タッチでキヅク、キミとのキズナ」(~2020年12月27日(日))など、実際に体験できる実験イベントがたくさん。きっと興味のあるイベントが見つかるはずです。

見どころ3:ランチは眺めの良いレストランで

7階の展望ラウンジにあるレストラン「Miraikan Kitchen」は、セルフサービス形式のレストランです。窓やテラス席からは、開放感のあるお台場の景色や東京タワーも見渡せます。

メニューは「大地から湧き出るマグマ」を表現した活火山パスタ(ハンバーグ&ミートソースパスタ)や、オムライス星とタコ星人ライス、カラービーズでニュートリノを表現したニュートリノミルクティーなど、個性的なネーミングが楽しい、美味しいメニューが揃っています。お子様カレーなど、子供向けメニューも取り揃えてあります。

日本科学未来館

千葉市科学館(千葉県千葉市中央区)


千葉市科学館は、「人が主役」「参加体験型」をコンセプトに、自然科学、先端技術、地球環境、宇宙などの科学を、子供から大人まで楽しく学べる科学館です。千葉市中央区役所や子育て支援館などが入った複合施設「Qiball(きぼーる)」の7階から10階が科学館になっています。

Qiball(きぼーる)のシンボルでもあるエントランスのアトリウムには、外からでも見えるスズメバチの巣のような見た目の球体が浮かんでいます。オブジェのようですが、実は科学館内にあるプラネタリウムなのです。入る前からワクワクできる素敵な場所になっています。

見どころ1:体験型の魅力的な展示がいっぱい

館内は、7階がエントランスとプラネタリウム、8階が視覚・音・光・数のふしぎをテーマにした「ワンダータウン」、9階がくらしを支える産業技術や科学技術をテーマにした「テクノタウン」、10階が宇宙と地球、自然や生命のふしぎをテーマにした「ジオタウン」となっています。

五角形の鏡をのぞいて不思議な鏡の世界が見られる「ジャンボ多面鏡」や、実際に信号を打ってみることができる「モールス信号」、両手両足を使って指示された場所のボタンを押す「反応力ゲーム」など、体験型の展示が多数あり、遊びながら科学を学ぶことができます。

見どころ2:星と映像が融合したハイブリッドプラネタリウム

7階にあるプラネタリウムは、光学式の恒星投影機「ケイロン/CHIRON」と、CG映像を映し出すデジタル式プラネタリウムの「バーチャリウムⅡ」という2つのシステムを同時に使うハイブリッド方式のプラネタリウム施設です。

1000万個を超えるリアルな星空と迫力あるダイナミックな映像で、宇宙空間に飛び出したような臨場感たっぷりの眺めを体験できます。

座席シートはワイドなリクライニングシートになっているので、リラックスして観覧することができます。

見どころ3:多彩なワークショップ

館内にはものづくり工房や科学工作室、探求実験室、ワークショップターミナルなど、ワークショップや実験講座が受けられる施設が多数あります。牛乳パックを再利用して手作りのはがきが作れる「牛乳パックではがきを作ろう!~身近なところからリサイクル~」や、薬品の性質を利用した実験が見られる「感熱紙のヒミツをさぐる」など、参加型イベントが充実しています。

イベントのスケジュールは時期によって変わるので、ホームページのイベントスケジュールをチェックしてみてください。

千葉市科学館

はまぎん こども宇宙科学館(神奈川県横浜市磯子区)


横浜市の東南、根岸湾に面する磯子区にある「はまぎん こども宇宙科学館」は、巨大な宇宙船をイメージした外観の体験型科学館です。地下2階から5階まで、フロアごとにテーマの異なる5つの展示室があり、子供から大人まで、楽しく遊びながら宇宙や科学のふしぎを学ぶことができます。

地下2階はプレイハウスなどの遊具が設置された「あそびの広場/特別展示室」、地下1階はお弁当を食べることもできる「休憩室」、1階は工作などができる「教室/工房」、2階は“ミクロとマクロのふしぎ”がテーマの「宇宙発見室」、3階は宇宙飛行士のような体験ができる「宇宙トレーニング室」、4階は“もののきまりを体験しよう!”がテーマの「宇宙研究室」、5階は“宇宙の広がりをさぐろう!”がテーマの「宇宙船長室」となっています。

見どころ1:体験して学べる展示物がいっぱい

展示物を見るだけではなく、実際に乗ったり操作したり、体験を通して楽しみながら学べる展示がたくさんあります。特に人気なのが3階の「宇宙トレーニング室」にある宇宙飛行士訓練が体験できる展示です。「月面ジャンプ」はその名の通り、地球の約1/6の重力の月の表面でジャンプしているような体験ができます。

他にも宇宙空間での移動が疑似体験できる「空間移動ユニット」、5階「宇宙船長室」のスペースシャトルを操作しているような体験ができる「スペース・シミュレーター」、2階「宇宙発見室」の手をかざすとボールの中のプラズマ・フィラメントが反応する「プラズマボール」など、貴重な展示が数多く揃っています。

見どころ2:当日参加もできる楽しいイベント

色とりどりのスライムをボトルの中に入れて、砂時計ならぬスラ時計を作れる科学工作教室(対象・小学1年生~大人 参加費・600円)や、科学館ボランティアが作成した工作キットを使って好きな工作選んで作ることができる教室(対象・どなたでも 参加費・100円~1,500円程度(キットにより異なる))など、空きがあれば当日の申し込みで参加できる工作や実験のイベントが楽しめます。

イベントスケジュールについて、詳しくはホームページでご確認ください。

見どころ3:科学館限定のお土産が豊富

1階にあるミュージアムショップには、科学工作グッズや文房具などが充実しています。科学館の天文スタッフ監修による、惑星の解説付き・ひとくちサイズの「オリジナル 惑星ラングドシャ」や、科学館オリジナルのイラスト入りのふわふわ「オリジナル チョコマシュマロ」、科学館の公式キャラクターがプリントされた「オリジナル マスキングテープ」など、ここでしか買えない科学館限定のお土産も揃っています。ショップのみ利用することも可能です。

はまぎん こども宇宙科学館

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科学への興味を育てよう

子供が科学を好きになることには、多くのメリットがあります。また、仮説を立てて検証するステップは、子供の好奇心や探求心、発想力を養うことにつながるだけでなく、考え方や考える力が身につけることができます。日頃の生活から、子供が科学へ興味を持つように、ママパパから積極的に働きかけてあげましょう。

 

文・構成/HugKum編集部

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