離乳食のチーズ、どんな種類?いつからOK?リゾットやケーキのレシピも

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。今日は離乳食づくりやおやつに重宝する乳製品の中で「チーズ」に着目!チーズは離乳食の味付けのアクセントになる食材の一つです。ですが、大人が食べて「美味しい」と感じるのは、赤ちゃんにとって「味が濃い」ということ。離乳食にチーズを使う時期や使うときのポイントなどを、レシピを交えながら紹介します。

離乳食にチーズはいつから使える?

塩分、脂肪分が多いので、離乳食完了期から

離乳食にチーズを使えるようになるのは、離乳食完了期。塩分、脂肪分が多いので、離乳食完了期以前は控えた方が良さそうです。ただし、塩分、脂肪分少なめなカッテージチーズは離乳食中期からOKです。また、チーズはアレルギー表示義務7品目の「乳」の一つ。初めて食べるときは少しの量からスタートしましょう。

※アレルギー表示義務7品目とは

消費者庁が指定するアレルギー発症の原因になりやすい物質のこと。重篤度・症例数の多い 7 品目(鶏卵、乳、小麦、落花生、ソバ、カニ、エビ)については内閣府令で表示を義務付けしています。

離乳食に使っていいチーズの種類

離乳食に使っていいチーズは時期によって変わりますが、

・離乳食中期以降

カッテージチーズ

・離乳食完了期以降

プロセスチーズ、クリームチーズ、パルメザンチーズなど

カマンベールチーズやスモークチーズなど。クセの強いチーズは離乳食は避けましょう。

離乳食のチーズ、量の目安

1~3g程度の少量がおすすめ

離乳食に使うチーズの量は、1~3g程度をおすすめします。

チーズは、塩分、脂肪分が多く、赤ちゃんの未発達な内臓に負担をかけてしまいます。チーズは基本的に「大人が食べると予想された加工食品」と思ってください。使うときのポイントは、

・調味料の代わりの風味付けとして使う
・少量だけ使う
・頻繁に使わない

ということです。例えば、おやつにチーズそのものを毎日食べるのは、塩分の取りすぎになることも。量と食べる頻度を決めましょう。

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離乳食におすすめチーズのレシピ

コーンの豆乳チーズリゾット

豆乳を使って和風リゾットに仕上げます。

<材料>

ごはん 70g
豆乳 70ml
玉ねぎ 10g
コーン 5g
ほうれん草 5g
粉チーズ 3g
かつお昆布だし100ml

<作り方>

・玉ねぎはみじん切り
・コーンは薄皮をむければむく
・ほうれん草は湯がいてみじん切り

1.かつお昆布だしで玉ねぎを煮る

2.ご飯、コーン、ほうれん草、豆乳を入れ弱火で煮る

3.出来上がる前に粉チーズをまぶす

朝食にも!ツナとチーズのトースト

朝ごはんにもおやつにも食べられる、チーズトーストを紹介します。

<材料>

食パン(6枚切り) 1/2枚
ツナ水煮缶 10g
トマト 10g
チーズ 3g

<作り方>

・ツナ水煮缶は、水切りする
・トマトはおしりに×の切り込みを入れ、熱湯につけ湯むきをする
・チーズはちぎる

1.トマトは、種を取って1㎝角切りにする

2.食パンにツナ、トマトをのせ、チーズを散らす

3.トースターで焼く 

デザートに!かぼちゃとチーズのケーキ

「今日は手作りおやつにしようかな」と時間がある時におすすめ。かぼちゃの甘みだけで美味しくいただきましょう。多めに作ってママも一緒にお茶をしてもいいですね。

<材料>大人1名+赤ちゃん

クリームチーズ(カッテージ) 40g
かぼちゃ 30g
卵 1/2個
薄力粉 3g

<作り方>

・かぼちゃの種、皮、ワタを取り除き湯がきやすい大きさに切る

1.かぼちゃを湯がいてつぶす

2.1に他の材料を入れてよく混ぜ合わせる

3.180度にあたためたオーブンで30分焼く

離乳食のチーズに関する体験談

HugKum編集部では、12歳のお子さんがいるママやパパを対象に、離乳食のチーズに関するアンケートを実施しました。まずは、お子さんがチーズを食べた様子についてお聞きしました。

54%を超えるお子さんがチーズを好んで食べ、73%を超えるお子さんが口にできています。離乳食のチーズはお子さんに人気の食材と言えそうです。

実際のパパママの体験談を見てみましょう。

ママパパの体験談

「すごく好きだった。レンジでチンして溶かすと他の具材もとても食べが良い。」(30代・千葉県・子ども2人)
「トーストにして食べさせたら美味しそうに食べた」(30代・静岡県・子ども1人)
「カッテージチーズはよくわからない様子でしたがプロセスチーズや粉チーズは好きでよく食べていました。角切りにして野菜とサラダにしたり、ハムやピーラーでスライスした野菜を巻いてピンチョスのようにすると楽しんで食べていました。」(30代・神奈川県・子ども2人)
「固形は好まないので、ミックスベジタブルとチーズをご飯に混ぜて、ケチャップで味付けをしたら食べてくれた」(40代・新潟県・子ども1人)
「チーズの匂いが苦手でした」(30代・大阪府・子ども2人)

パンにも合い、溶かしてもおいしく、離乳食が楽しく進んだお子さんがおおいようです。

チーズは、どんな食材と合わせても美味しくなる食材の一つです。離乳食では、使う頻度や量のポイントを参考に風味付け」として使いましょうね。

 

記事執筆

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

 

 

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