お部屋の飾り付けとして楽しむ人が増えている「ガーランド」をご存知ですか?この記事では、まず最初にガーランドの基礎知識とガーランドの基本の飾り方をチェック。次に、花、100均グッズなどを使ったガーランドの手作りアイデアや作り方をご紹介します。さらにガーランドを使った季節のインテリアや飾り方のアイデア、おすすめのガーランドとガーランドライトも取り上げています。
目次
ガーランドとは
「ガーランド」は、花や植物を使ったひも状の装飾品のことで、壁や窓際などに飾ります。インテリアを季節にあわせて変えたり、イベントのときに飾り付けたり、今、お部屋のコーディネートアイテムとして人気を集めています。
意味
「ガーランド」とは、花や植物を編んで作った飾りのこと。似たものに「スワッグ」がありますが、スワッグが花や植物を束ねて飾るのに対して、ガーランドはひも状の装飾であることが2つの違いです。
ガーランドはひも状になっているので、壁に沿って飾ったり、天井から吊るすように飾ったり、部屋全体を華やかに見せることができます。
由来
英語の「garland(ガーランド)」には、飾りという意味に加えて、「名誉・栄誉・勝利」という意味があります。もともとガーランドは名誉や勝利の証として頭や首に飾る花輪として使われていました。そこから現在では、クリスマスリースなどに発展したと言われています。
歴史
ガーランドの歴史はとても古く、紀元前2000年頃の古代エジプトの壁画に、ガーランドのような装飾が描かれていたそうです。名誉ある仕事を行った人物や、闘いの勝利を祝福するときなどに、ガーランドを贈っていたのかもしれません。
ガーランドの基本の飾り方
ガーランドは壁に沿って飾るだけでなく、天井から吊るすなど、飾り方を変えるだけで、見た目の印象が変わり、いろいろな楽しみ方でできます。
壁に横向きに飾る
壁に絵や写真を飾ることと同じ感覚で、壁に沿うようにガーランドを飾ると、インテリアのアクセントとして使えます。
部屋の空間を遮らず、さりげなく装飾を楽しむことができます。
壁に縦向きに飾る
壁から縦向き(垂直の方向)にガーランドを飾る方法もあります。
壁に沿って横向きに飾るよりも、ガーランドの存在感が引き立ち、華やかさがアップ。部屋の中の空間をさりげなく仕切る役割としても使えます。
天井から吊るして飾る
壁ではなく天井の2か所から、少し垂らすようにして飾ると、イベント感を演出することができます。
お部屋全体が楽しげで特別感あふれる雰囲気になり、バースデーパーティやクリスマス―パーティなどの飾り付けにピッタリです。
ガーランドの手作りアイデア
ガーランドにはもともと、花や植物が使われていましたが、今ではそれ以外のアイテムを使った、さまざまなタイプのガーランドが登場しています。
折り紙や布、100均グッズなどを組み合わせて、オリジナルの手作りガーランドを楽しんでみましょう。
色とりどりの花でガーランド
シンプルに、麻紐に等間隔で生花を吊るしたガーランドは、とってもキュート。季節にあわせてピンクやイエロー、白など、さまざまな色の花をセレクトすれば、見た目も華やかで素敵な空間に仕上がります。グリーンと花を交互に飾ってもよいでしょう。
ドライフラワーでシンプルなガーランド
生花を使った場合、見た目は可愛らしいのですが、あまり日持ちしないことがデメリット。ドライフラワーを使えば、長くガーランドを飾ることができます。
花の色の組み合わせ次第で、大人っぽく見せたり、華やかに見せたり、ガーランドの仕上がりの印象が変わります。
折り紙で簡単ガーランド
折り紙を使って簡単にガーランドを作ることもできます。折り紙を三角形に切って、麻紐にセロテープで逆三角形になるように付ければ、フラッグガーランドの完成。
誕生日やハロウィン、クリスマスのイベントシーンにピッタリのガーランドができあがります。また折り紙で紙風船や折り鶴を作って、麻紐にくくり付けても可愛いですね。
布で温かみのあるガーランド
布を使うと、どこか温かみを感じられるガーランドができあがります。20センチ四方くらいの端切れを用意したら、紐に結びつけるだけでOK。
色や模様が違う端切れを使うと、ユニークな世界観のあるガーランドになります。
100均グッズで格安ガーランド
100均ショップを見てまわるとガーランドに使えそうなアイテムが見つかるはず。たとえば文字パーツを吊るせば「HAPPY BIRTHDAY」のガーランドができあがります。
そのほかにも、紙製のオブジェを飾ったり、クリスマスシーズンなら、クリスマスツリー用のオーナメントをガーランドにしても楽しいですね。
ガーランドの季節のインテリアアイデア
ガーランドを使って季節感あふれる部屋づくりをしてみませんか。季節を意識したガーランドのアイデアをご紹介します。
春:お花メインのガーランド
桜などの花が咲き始める春は、カラフルな花を主役にしたガーランドがピッタリ。色付けしたかすみ草のドライフラワーを使ったガーランドです。
夏:貝殻などのモチーフを使って
貝殻やサーフボードなどのインテリアグッズをガーランドに使えば、爽やかな夏向けガーランドが完成。
冬:クリスマスツリーの代わりに
サンタクロースや雪の結晶などのモチーフを使ったガーランドで、部屋はクリスマス仕様に! クリスマスツリーがなくても、素敵なガーランドを使って、クリスマスムードを楽しむことができそうです。
秋には、ぜひハロウィン仕様のガーランドを飾ってみてください。
ガーランドライトの飾り方アイデア
夜にライトアップして楽しむことができるのが、ガーランドライトです。ニトリ、イケアなど、人気ショップのガーランドライトを使った装飾アイデアをご紹介します。
ニトリのボール型ガーランドライト
ニトリには丸いボール型のガーランドライトがあり、ライトを点けると幻想的な空間にお部屋を演出できます。こんな風にバスケットに入れると、おしゃれ感がいっそうアップします。
イケアのライトチェーン
IKEA(イケア)のガーデンライトは、「ライトチェーン」や「デコレーションライト」の名前で販売されています。ライトの大きさが異なるさまざまなタイプがあります。ガーランドライトとして、ぜひ活用してみてください。
ガーランド&ガーランドライトのおすすめ
誕生日やパーティなどのシーンに、ガーランドはピッタリ。ここでは、すぐに飾り付けできて、イベントをさらに盛り上げてくれそうなおすすめガーランド&ガーランドライトをご紹介します。
誕生日パーティに最適「バースデー デコレーション セット」
「Happy Birthday」のメッセージ入りガーランドと、三角フラッグ、ペーパーファンなど合計10点が入ったデコレーションセット。これ1つをオーダーすれば、誕生日の飾り付けが完成しそう。
3つのカラーから選べるので、性別や年齢を問わず、みんなの誕生日に使えます。
パーティに飾って「恐竜 フォトガーランド」
写真を並べて飾れるガーランド。シンプルだけど、恐竜のデザインがとってもオシャレ。家族や子どもの写真を入れれば、思い出がいっぱい詰まったガーランドになり、パーティが盛り上がりそう。
屋外にも使える「LEDガーランドライト」
全長2メートル、10球のガーランドライトです。温かみのあるオフホワイトの色合いで、部屋の中を優しく照らします。乾電池式(単3電池3本)なので、電源は不要です。
星がキラキラ輝く「星と月のオーナメント」
星と月の形のガーランドライト。クリスマスや夜のパーティはもちろん、部屋のインテリアとしても素敵です。
アイデア次第でバリエーションが色々
今回、ご紹介したガーランドのバリエーションを見てみると、飾るアイテムや飾り方を変えるだけで、いろいろなタイプのガーランドを楽しむことができることがおわかりいただけたはず。
作り方も簡単で、100均グッズを使えばお金もかかりません。ぜひ季節やイベントにあわせて、ガーランドを部屋のインテリアに取り入れてみてください。
文・構成/HugKum編集部