定番おせち料理に一工夫プラス!
【1】りんごきんとん
ほどよく酸味が効いて甘さ控えめ!子どもでも食べやすいさつまいもでアレンジした、おやつにぴったりの一品です。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
りんご(くし形切り) 1/8個分
さつまいも 小1本(200g)
【A】
水 大さじ2
砂糖 大さじ1/2
【B】
砂糖 大さじ1
ヨーグルト 大さじ2
◆作り方
【1】りんごは芯を取り除き、3㎜厚さの縦薄切りにする。耐熱皿に並べて【A】を振り、ラップをかけて電子レンジで1分30秒加熱し、刻む。
【2】さつまいもは厚めに皮をむいて1cm厚さの輪切りにし、5分ほど水にさらしてアクを抜く。ひたひたの水から、やわらかくゆで、湯をきってつぶし、【B】を混ぜる。
【3】【1】、【2】を混ぜ合わせ、茶巾にしぼる。
◆ポイント
薄切りにしたりんごは重ならないように並べ、砂糖水を加えることで加熱ムラが出ない。
【2】だて巻き風卵焼き
のりを巻くと「の」の字がくっきり!蒸し焼きにするのが失敗せず上手に作るポイントです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
卵 2個
絹ごし豆腐 大さじ1と2/3(25g)
砂糖 大さじ1/2
のり(全形) 1/2枚
サラダ油 少々
◆作り方
【1】 豆腐はポリ袋に入れてなめらかになるまでつぶし、ボウルに卵、豆腐、砂糖を入れ、菜箸で切るように混ぜる(フードプロセッサーで混ぜてもOK)。
【2】フライパンにサラダ油を中火で熱し、【1】を一気に流し入れて菜箸で大きく混ぜる。半熟になったらアルミホイルで蓋をして、弱火にして1分蒸し焼きにする。
【3】【2】を巻きすに取り出してのりをのせ、端から巻いて輪ゴムで留め、粗熱がとれるまで置く。その後、食べやすい大きさに切る。
◆ポイント
裏返さないので、アルミホイルで蓋をして蒸し焼きにし、表面まで火が通るようにする。
卵焼きが熱いうちにのりをのせ、ひと巻き目をギュッと巻き込んだら、あとは一気に巻く。
【3】ひと口なます
ピーラーでカットしたきゅうりは、そのまま器にしてパクッと食べやすく!野菜の彩が華やかです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
大根 100g
にんじん 30g
塩 ひとつまみ
きゅうり 1本
【A】
酢 大さじ4
砂糖 大さじ2
だし 大さじ2
◆作り方
【1】大根とにんじんはしりしり器などでせん切りにし、塩を振る。水分が出たらしぼり、【A】に漬けて10分置く。
【2】きゅうりはピーラーでリボン状に切り、子ども用は長さを半分に切る。
【3】【2】のきゅうりで【1】を巻く。
◆ポイント
せん切りはあれば「しりしり器」を使うと、野菜がしんなりやわらかくなり、食べやすい。
【4】市松鮭
市松模様がかわいい&おしゃれ!具材を包んだら、餃子の皮がカリッとなるまで焼くのがおいしく作るポイントです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
生鮭(切り身) 2枚
塩、こしょう 各少々
じゃがいも(メークイン) 1個
餃子の皮 6枚
サラダ油 小さじ1
【A】
白すりごま 大さじ1
しょうゆ、みそ、みりん 各小さじ1/2
だし 小さじ2
◆作り方
【1】鮭は皮と骨を取り除いて4~5cm長さの棒状に切り、塩、こしょうを振る。じゃがいもは鮭と同様に棒状に切り、耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジで1分30秒加熱する。
【2】餃子の皮に鮭とじゃがいもを市松になるように置き、巻き終わりに水をつけてとめる。
【3】フライパンにサラダ油を中火で熱し、【2】 のとじ目を下にして入れ、転がしながら焼く。焼き色がついたら蓋をして、弱火にして1分蒸し焼きにする。
【4】 食べやすく切り、大人は【A】を混ぜたたれをつけて食べる。
*ポン酢しょうゆや酢じょうゆでもOK。
◆ポイント
餃子の皮の中央に鮭とじゃがいもを上下の段が交互になるようにのせ、皮で包んでとめる。
鮭にしっかり火が通るよう、焼き色がついたら仕上げの1分は蓋をして蒸し焼きにする。
【5】ピーナッツなます
「紅白なます」にひと味加えて食べやすく。酢と甘いピーナッツバターが絶妙に合う、くせになる味付けです。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
大根 1/4本
にんじん 1/4本
塩 小さじ1/4
酢 小さじ1
【A】
ピーナッツバター(甘味の少ないもの) 大さじ1
砂糖 大さじ1/2
しょうゆ 大さじ1/2
◆作り方
【1】大根とにんじんは太めのせん切りにし、塩をふってよくもむ。水気を絞り、酢を混ぜる。
【2】【A】を混ぜ合わせ、【1】の水気を絞って加え混ぜる。
【6】チーズ結びかまぼこ
切り目を入れて差し込むだけ!伝統的な結び方さえマスターしてしまえば簡単です。見た目もグッと華やかに。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
かまぼこ(紅) 1cm幅×6切れ
クリームチーズ 大さじ1
◆作り方
【1】かまぼこは中央と両端に切り目を入れる。
【2】中央の穴に右端を上から、左端は下から差し込み、クリームチーズをのせる。
※ゆでたいんげんの輪切りを彩りに添えても。
◆ポイント
かまぼこの切り目の入れ方は下の図を参照。
【7】アーモンド入り田作り
豊作祈願の「田作り」を簡単アレンジ!香ばしいアーモンドがアクセントになって、おやつ感覚で食べられます。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
ごまめ 40g
アーモンド(カットしたもの) 30g
【A】
水 大さじ4
砂糖 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1と1/2
◆作り方
【1】ごまめは耐熱皿に広げ、ラップをかけずに電子レンジ(600Wの場合)で1分加熱する。
【2】アーモンドはフライパンで軽く炒る。
【3】鍋に【A】を入れ、よく混ぜ合わせて中火にかけ、とろりとするまで煮詰めたら、【1】と【2】を加え混ぜて煮からめる。皿に広げて冷ます。
【8】フルーツきんとん
黄金色が財宝につながる「栗きんとん」を使ったアレンジレシピ。市販のものにカットフルーツを混ぜるだけの手軽さが、ママにはうれしい一品です。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
栗きんとん(市販) 1カップ
りんご 1/4個
キウイ 1/2個
◆作り方
【1】栗きんとんの栗は、食べやすい大きさに切る。
【2】りんごは芯を除き、粗みじん切りにして塩水(材料表記外)につける。キウイは皮をむいて粗みじん切りにする。
【3】キッチンペーパーで【2】の水気をしっかりとって、【1】に混ぜる。
【9】のり巻きつくね
中心には子どもが大好きなうずらの卵を入れて。片手でパクッと食べられるアレンジつくねは、ホームパーティのメニューにもおすすめです。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
【A】
鶏ひき肉 80g
片栗粉 小さじ1
塩・こしょう 各少々
いんげん 2本
赤パプリカ 1/8個
うずらの卵(水煮) 6個
のり 1枚
小麦粉 適量
サラダ油 小さじ1
◆作り方
【1】いんげんはゆでて小口に切り、パプリカは粗みじん切りにし、【A】と合わせてよく練る。
【2】のりを横半分に切って縦長に置き、手前に【1】の半量を平らにのせ、中央横一列にうずらの卵3個を並べる。手前から巻いて、巻き終わりに水で溶いた小麦粉を塗って接着する(2本作る)。
【3】フライパンにサラダ油を熱し、【2】の巻き終わりを下にして並べ、弱火で転がしながら焼いて中まで火を通す。冷まして切り分ける。
【10】花卵焼き
いんげんを芯にして彩アップ!お花形がかわいく、お弁当にも重宝する一品です。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
卵 3個
【A】
砂糖 大さじ1
塩 少々
いんげん 3本
サラダ油 適量
◆作り方
【1】卵を溶いて【A】を加え混ぜる。
【2】いんげんはゆでて、長さ15cm程度に切る。
【3】卵焼き器(または直径15cm程度のフライパン)を中火で熱し、サラダ油を薄くひき、【1】の1/6量を流し入れる。半熟状になったら向こう側に【2】をのせ、手前にくるくると巻く。
【4】巻き終えたら向こう側に移動させ、【1】の適量を流し入れ、半熟状になったら手前にくるくると巻く。同様に繰り返す。
【5】熱いうちにアルミホイルで包み、輪ゴムで両端、中央を留め、丸箸5本を等間隔に差し込んで冷まし、花形にする。食べやすく切り分ける。
教えてくれたのは
神みよ子さん
じんみよこ/フードコーディネーター。編集プロダクション勤務、フリーランス編集者を経て、料理の世界へ。おいしく、楽しく、簡単なオリジナル料理をはじめ、キャラクターメニューの精巧さにも定評がある。
『ベビーブック』2011年1月号
洋風おせち料理のレシピ
【1】松風焼き風ミートローフ
豆腐も入ってふっくらジューシー!具材はすべてポリ袋に入れて混ぜれば手も汚れず、簡単&時短になります。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分・18cm四方の容器1個分)
【A】
鶏ひき肉 300g
絹ごし豆腐 1/3丁(100g)
卵 1個
みそ 大さじ1
しょうゆ 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2
しょうが汁 小さじ1/2
白いりごま 適量
青のり 少々
◆作り方
【1】ポリ袋に【A】を入れ、袋ごと全体が混ざるまでよくもむ(フードプロセッサーで混ぜてもOK)。
【2】 耐熱容器に1を2cm厚さにのばし、ごまを表面にまんべんなく振り、ふんわりとラップをかけて電子レンジで6~7分加熱する。
【3】粗熱がとれるまで置いてから、台形に切り分け、青のりを振る。大人用には串をさす。
*容器が小さければ半量ずつ2 回に分け、加熱時間を3 ~ 4 分ずつにしてもOK。火が通りやすいよう、厚さは2cm程度にするのがおすすめ。
◆ポイント
ポリ袋にA の材料をすべて入れ、手で押しつぶしながら、かたまりがなくなるまで混ぜる。
けしの実のかわりに、白ごまを振る。1か所にかたまらないように、全体に均一に散らす。
教えてくれたのは
落合貴子さん
料理研究家、栄養士。1男1女を育てながら、大人も子どもも喜ぶ「おいしさ」「見た目」「食べやすさ」を工夫して、栄養バランスのよい料理を提案している。電子レンジの時短クッキングが得意。
『ベビーブック』2016年1月号
【2】かまぼこピザ
紅白かまぼこにチーズをのせて焼くだけ!小腹がすいたときなど、おやつ感覚で食べられる手軽な一品です。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
かまぼこ(紅) 5~6mm幅×12枚
ピザ用チーズ 大さじ4
◆作り方
【1】オーブントースターの天板にアルミホイルを敷いて、かまぼこを並べ、上にピザ用チーズをのせる。
【2】チーズが溶けるまで2~3分焼く。
【3】スモークサーモンロール
にんじんと大根でおめでたい紅白カラーに!材料を切って巻くだけと、意外にも簡単です。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
スモークサーモン 約5枚
にんじん 1cm角で長さ8cmの棒状×2本
大根 1cm角で長さ8cmの棒状×2本
すし酢 大さじ2
◆作り方
【1】にんじんはラップに包んで電子レンジ(600Wの場合)で50秒加熱する。大根とともにバットなどに並べて、すし酢をふり、途中で返しながら15分ほどおく。
【2】サーモンを重ねながら並べて横幅を8cmにし、手前に水気をふいた【1】を断面が市松模様になるように重ねて並べる。手前から巻いて、切り分ける。
【4】えびのタルタルソース焼き
お正月具材の定番・海老は、くるりと巻いて見た目を華やかに♪まろやかなタルタルソースがよく合います。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
えび 6尾
ゆで卵 1個
【A】
マヨネーズ 大さじ1
パセリのみじん切り 適量
◆作り方
【1】えびは背ワタを除き、尾を残して殻をむき、腹から切り目を入れて開く。
【2】ゆで卵は殻をむいて細かく刻み、【A】を混ぜる。
【3】【1】の開いた面に【2】をのせ、尾を身に刺して留める。オーブントースタ ーの天板にのせて5~6分焼く。
教えてくれたのは
神みよ子さん
じんみよこ/フードコーディネーター。編集プロダクション勤務、フリーランス編集者を経て、料理の世界へ。おいしく、楽しく、簡単なオリジナル料理をはじめ、キャラクターメニューの精巧さにも定評がある。
『ベビーブック』2011年1月号