こんにちは!てぃ先生です。
第1回の「子育てを楽しくするには、考え方をちょっと変えるだけ」について、たくさんの方から反響をいただきました!ありがとうございました。 第2回は「子どものつぶやき記録のススメ 」をテーマにお話します。
第1回:【人気保育士 てぃ先生連載エッセイvol.1】 「子育てを楽しくするには、考え方をちょっと変えるだけ」
僕がTwitterに子どものエピソードを書くようになったきっかけは、「子ども」「子育て」「保育」というキーワードに対して、世の中の認識があまりにもネガティブなもののように感じたので、「子どもってかわいいし素敵だよ!」「こんなに良いところがあるよ!」ということを発信したいと考えたことです。
もともと、お迎えに来たパパママへ「簡単でどんな子にでも当てはまるような今日の出来事」ではなく、「その子だけのとっておきな出来事」を伝えたいという思いから、子どものエピソードをメモに書き残すという習慣がありました。それがTwitterへと繋がったのです。
おかげさまで、今ではたくさんの方がそれを見てくださっていますし、僕が感じてほしいと思っていたことを受け取ってくれているように思います。
この「エピソードを書き残す」という活動は、自分にとっても大変大きなプラスの効果を生みました。
どんなことかというと、
子どものことがもっと好きになり、子どもについて理解したいと思い、子どもにより良いことをしたいと考えるようになりました。そして、それは結果として、より良い保育に結びついて子どもへと還元されています。
メモしたものを見返すと、まずストレスが緩和されることを感じます。特にかわいらしい姿を書き残したものはそうです。
子どもと接している中で物事が上手くいかず頭を悩ませる時もありますが、そういったことが小さく、どうでもいいと思えます。心のキャパシティが広くなるんです。自分はいったい何をこんなことで悩んでいたのかと笑ってしまえるほど。
次に、子どもの気持ちをもっと理解してあげたいと思います。
冷静な頭で出来事を振り返ると、「もしかしてあの時、あの子はこんな風に考えていたからあんなことをしたのかな?」と、自然に子どもの気持ちを理解したいと思うんです。そうしたら、あとは「じゃあ、今度ああいったことになったらこうしてあげよう!」とポジティブな反省・改善へと繋がるだけです。
僕のメモ帳には、Twitterに書いたエピソードの何十倍も、子どものいろいろな行動や発言が書き連なっていますが、全てがエピソードのように残っているわけではありません。頑張って残そうとすると絶対に続きませんよね。日記なんかもそうだと思います。こだわりだすと面倒くさくなるもの。
だから、僕はキーワードだけ残すようにしています。それを見れば、その時のことがパッと思い出せますから。
例えば、「○○くん あたま ヘアゴム 羨ましかったのかな?可愛くて笑ってしまった」こんなことが書いてあります。これを見れば、髪が短くて結べない男の子が、女の子が身につけていたヘアゴムを羨ましがって、結果頭に乗せるだけで満足したということが、僕は思い出せます。
複雑で忘れてしまいそうなことは、もっと詳しく書きますが、だいたいはこれくらい書いておけば十分です。
そして、最も大切なことは、自分の感想も一言添えておくこと。
過去の自分の心境を知ることができるのは非常に良いことだと思います。自分で書いたことなのに、何故かそれに共感してフフッと笑ってしまうんです。
いかがでしたか?
たった一行でも良いですから、今日からメモしてみませんか?そして、そのメモ帳はきっと大切な宝物になりますよ。
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てぃ先生
都内保育園保育士。2012年に始めたTwitter(アカウントは@_HappyBoy)がブレークし、現在フォロワー41万人。それをまとめた『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか』、『ハンバーガグー』(共にベストセラーズ)や、そのコミック版など、著書もベストセラーに。