TOEICの受験料はいくら?
TOEIC Listening & Reading Tests(=TOEIC L&R公開テスト)を受験するためには、一体どれくらいの費用が必要なのでしょうか? 申し込みの流れや支払い方法を見ていきましょう。
2021年10月から新料金に
TOEICの受験料は、2021年10月実施回から新料金へと改定されています。従来6490円(税込)だった料金が改定後は7810円と、1320円の値上げがなされました。
TOEICの実施・運営団体である「国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)」によると、この料金改定は感染症の拡大に伴うコスト増に対応するために行われたものです。受験生の負担は増しますが、安心・安全な受験のためのやむを得ない措置といえるでしょう。
参考:TOEIC L&R公開テスト受験料改定のお知らせ(2021.04.07)|IIBC
申し込みの流れと支払い方法
初めてTOEIC受験をする際の申し込みと支払いは、基本的に以下の流れで行われます。
1.無料会員登録をしてログイン
2.TOEIC申し込みサイトの「テスト申込」から申し込みページへアクセス
3.「TOEIC Listening & Reading Test」を選択し、受験日・受験地情報を確認後、「受験申込」へ
4.「テスト申込からテスト結果確認までの流れ」を確認後、「次へ進む」へ
5.「受験要領」の確認・同意の上、申し込みフォームから手続き
以上を終えたのち、クレジットカード・コンビニエンスストア・楽天ペイのいずれかで、受験料の支払いをして、申し込み手続きは完了です。
参考:【公式】受験料・支払方法|TOEIC Listening & Reading Test|IIBC
楽天ペイでの支払いがおすすめ
「少しでもお得に受験したい」と考えるなら、支払いは「楽天ペイ」で行うのがおすすめです。
楽天ペイで支払いをすると、支払った金額に対し1%のポイントが還元されます。楽天ペイをクレジットカードと紐付けることで、クレジットカードの利用ポイントもためられるほか、手持ちの楽天ポイントを支払いに充てることも可能です。
楽天のサービスを普段から多く利用している人にとって、うれしい支払い方法といえるでしょう。
参考:クレジットカード・コンビニエンスストア以外の支払方法|IIBC
TOEICをお得に受ける方法は?
TOEICをお得に受験する方法として、ぜひチェックしておきたいのが「バウチャー制度」と「TOEIC IP」です。それぞれの詳細を確認していきましょう。
バウチャーコードを利用できるか確認
TOEIC L&R公開テストには、「バウチャーコード」と呼ばれるコードを使うことで、通常よりも割安で受験できる制度があります。
バウチャーコードとは、企業や学校などの団体が一括で受験の申し込みをすることによって、各受験者へ発行される11または16桁の英数字のことです。
申し込み時に「バウチャーコード」を入力することで、自動的に割引料金が適用されるため、あれこれと難しい申請をする必要はありません。
「TOEICを受験してみよう」と思ったら、まずは自分がバウチャーコードを利用できるかどうかについて確認してみるのがおすすめです。
TOEIC IPを受ける
「TOEIC IP」は、団体特別受験制度のことで、各団体が一括で受験の申し込みをすることにより、割安でTOEICの受験が可能です。
TOEIC IPは、各団体が受験日や場所を自由に設定できることもあって、一般のTOEIC L&R公開テストとは明確に区別されています。
例えば、公開テストでは、受験後にスコアが記載された公式認定証が発行されますが、TOEIC IPではスコアレポートのみで、公式証明書は発行されません。「自分の英語力を割安で試してみたいけれど、正式な証明書は特に必要がない」という人におすすめの制度といえるでしょう。
TOEIC IPの受験方法
TOEIC IPは団体向けの割引制度のため、個人での申し込みはできません。受験をするには、TOEIC IPを実施している企業や学校などの法人格のある団体を通じ、一括で申し込みを行う必要があります。
また、受験の管理や運営が原則団体自身で行われるため、勤務先や通っている学校などの比較的便利な場所で受験できる可能性が高いのも、TOEIC IPならではの大きな特徴です。
割安で受験が可能な制度ではありますが、利用できるかどうかは自分が所属している団体次第といえるでしょう。
定期的に受験するならリピート受験割引を
長期的に英語を勉強している人の場合、単発ではなく定期的にTOEIC受験を行う傾向があります。リピートユーザーにおすすめな割引制度「リピート受験割引」について詳しく見ていきましょう。
リピート受験割引適用の条件
リピート受験割引を利用すると、通常税込7810円の受験料金が7150円と660円のお得になりますが、利用にあたっては以下の条件を満たす必要があります。
・TOEIC申し込みサイトに会員登録し、TOEIC L&R公開テスト受験の申し込みをする
・1年後の同月から3カ月以内に、同じIDで受験申し込みをする
このしくみを利用することで、翌年・翌々年と続けて割引料金での受験が可能です。長期的に英語力の向上を目指すなら、ぜひ利用したい制度といえるでしょう。
ただし、対象は「1年後の同月から3ヵ月間に実施する公開テストのうち1回が割引対象」となります。
参考:TOEIC® Listening & Reading公開テストのリピート受験割引|IIBC
まとめ|繰り返し受けるならリピート受験割引を活用
TOEIC L&R公開テストをお得に受験する方法には、「バウチャーコードの利用」「TOEIC IPでの受験」「リピート受験割引の利用」があります。
このうちバウチャーコードとTOEIC IPは、制度を利用できる団体に所属している必要があるため、誰でも自由に利用できる制度ではありません。
繰り返しの受験を考えているのであれば、まずはリピート割引の利用から検討してみるのがおすすめといえそうです。
文・構成/HugKum編集部