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サンタさんはいると思う? いないと思う?
まず聞いてみたのは、「お子さんはサンタさんの存在を信じていますか?」という質問。さまざまなものが簡単に手に入るこの時代。子どもたちは変わらずサンタクロースを信じているのでしょうか?
アンケートの集計結果をさっそく見てみましょう。
アンケートは、乳幼児から小・中学生のお子さんをもつ811人が対象。そのうち611人ものご家庭が「はい」と答えてくださいました。「いいえ」も145人いたものの、圧倒的多数の子どもがサンタクロースを信じていることがわかりますね。時代が変化しても、子どもたちにとってサンタさんが特別な存在であることに変わりないようです。
「サンタさん」問題、どうしてる?
そもそもみなさんのご家庭では、はじめからサンタさんを「いるもの」として説明しているのでしょうか? 各ご家庭での「サンタさん」の扱いについてもアンケートで聞いてみました。
811人中、なんと、465人ものご家庭が「サンタさんはいることになっている」との回答を寄せてくれました! その次に多かったのが「自然にまかせている」との声。子どもの夢を壊すことは決してせず、だからといって無理強いもしないという方針が主流のようです。
「サンタさんはいるの?」には、どう答えてる?
「サンタさんはいるの?」と子どもから聞かれたときの、各ご家庭での回答や反応もリサーチ。
集まった回答のなかでも目立ったのが、「いるけど、遠い国にいるから会えない」というもの。「本当にいるなら会いたい」とせがまれた場合でも、外国に住んでいることを伝えれば納得してもらえそうですね。
また、「いる」証拠として、Googleがクリスマス間近に毎年公開している「Google サンタトラッカー」でサンタさんの居場所を追跡して見せるとの声や、アレクサに答えてもらうという凝ったアイディアも散見されました!
以下では、みなさんからの回答の一部を引用の上、ご紹介いたします。
【Q:「サンタさんは本当にいるの?」と聞かれたとき、どう答えていますか?】
「海外にいる」 [男性]
サンタさんの存在を信じてほしいから…
そのほかにも、「サンタさんの存在を信じてほしい」一心で、各ご家庭ではさまざまな工夫が行われているようです。特にメジャーなのは、サンタさんにお菓子を用意して食べてもらうというもの。翌朝、お菓子がなくなっていると、サンタさんの存在がかなりリアルに感じられますね。
みなさんから寄せられたさまざまな工夫を引用の上、お伝えします。
【Q:「サンタさんはいる」とお子さんが思えるように、ほかに何か工夫していることはありますか?】
「プレゼントに手紙をつけています」 [女性]
「クッキーと牛乳とニンジンを置いて、食べている風にしている 」[女性]
「手紙を書かせています。机にお菓子と一緒に置いといたらお菓子の包み紙だけ残しておいてます」 [女性]
「サンタ絡みの映画を観せる」 [男性]
「枕元にプレゼントと一緒にサンタの髭を落とすようにしている」 [男性]
「24日の夜にサンタさんへの労い?としてクッキーとお茶を用意しています。翌朝見るとお皿が空っぽ!サンタさんが食べてくれたね!と演出しています」[女性]
「わざと英語でメッセージカードをつける」[女性]
「サンタさんと記念写真を撮れるイベントに行ってます」 [男性]
「ラッピングは購入して、本人たちが見たことのない包みにするようにしている」[女性]
「プレゼントがあったときに、子ども以上に驚く」 [女性]
「サンタさん問題」今後の方針は…?
多くの子どもがサンタさんの存在を信じていることがわかりましたが、子どもが成長していく過程の中で、各ご家庭では今後「サンタさんの存在」をどのように扱っていく方針なのでしょうか。みなさんからの回答を見てみましょう。
811人中373人ものご家庭から「自然にまかせたい」との声が寄せられました。積極的に夢を壊すことはせず、だからといって無理に信じさせることもせず、あくまでも自然に。
そして、その次に多かったのは「なるべく長く、サンタさんの存在を信じるようにしてあげたい」「ある年齢まではサンタさんがいることにしてあげたい」との回答。いつかは卒業してしまうものだからこそ、子どものうちはできるだけ夢を見させてあげたい、という願いに共感します。
プレゼントはいつまであげる?
プレゼントをあげつづける期間・年齢についても質問。もしもお子さんが「サンタさんってもしかしていないの?」と疑念を抱きはじめても、プレゼントをあげますか?
アンケートの結果では、811人中746人…なんと9割ものご家庭が「はい」と答えてくださいました。「いいえ」が65人いたものの、大半のご家庭が、たとえ子どもに疑われても、ある程度の年齢まではサンタさんのクリスマスプレゼントは続けていく方針のようです。
あわせて「プレゼントをいつまであげるか」その年齢についても聞いてみました。年齢に関係なく、お子さんが拒否しない間は、プレゼントを用意しつづける方針のご家庭が多いようです。
「サンタさんはいるの?」にHugKumはこう答えます
疑念を抱きはじめたお子さんから「サンタさんは本当にいるの?」と聞かれたとき、「いるよ」と答えることに、なんとなく抵抗がある方もいるかもしれませんね。
けれども、HugKumは胸を張って「サンタさんはいるよ」と答えます。
サンタクロースとは、もはやサンタさん本人ただ一人のことを指すわけではないと思うから。
子どもたちを笑顔にしたいというサンタクロースの願いは、世界中の大人たちに散らばり、「プレゼント」という形を成して、クリスマスの夜に子どもたちの枕元へと届けられ続けています。そして、ここまでご紹介してきたみなさんからのアンケート回答からも読み取れるように、子どもたちがプレゼントのラッピングを開くまでの間には、あらゆる大人たちの実にさまざまな奮闘が…。
サンタクロースとは、そんな、子どものしあわせを願って奮闘する人たちの厚意そのものだと、わたしたちは考えているのです。
その奮闘を知っているからこそ、HugKumは「サンタさんはいる」と信じ、そう伝え続けようと思います。だから、「わが家のサンタさん」として子どもたちにプレゼントを用意するママパパにだって、堂々と「サンタさんはいる」と答えてあげてほしいのです。もしも子どもに問い詰められて困ってしまったら、こんなふうに答えてみるのはいかがでしょうか?
【回答例】
サンタさんはいるよ。けれども、最近の子どもがほしいものはサンタさんが手作りできるものばかりではないし、世界中に子どもはたくさんいるよね。だから、サンタさんが直接プレゼントを作ったり、配ったりしているとは限らないみたい。その代わりに世界中のいろんな大人たちがサンタさんといっしょに、子どもたちにプレゼントを届けるお手伝いをしているんだよ。
子どもが大人に問うのは「サンタさんはいる」と信じたい証拠
子どもと過ごすクリスマスの、大切なスパイスとなるサンタクロースの存在。多くの子どもたちが「本当にいるの?」と答えを急ぎますが、それが「サンタさんはいる」と信じたい証拠ではないでしょうか。いるかいないかわからない、そのミステリアスさもサンタさんの魅力。できる限りを尽くして、子どもたちの夢を大切にしてあげたいですね。
構成/HugKum編集部 文/羽吹理美