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すのこで棚をおしゃれに作ってみよう!
板と板の間に適度な隙間があるため通気性に優れ、軽くて丈夫で使いやすい「すのこ」。100均やホームセンターでよく販売されています。そんなすのこを組み合わせて作るのが、「すのこ棚」です。板と板の間に隙間があるすのこの形状を活かして、簡単に手作りできます。キッチンや押し入れ、リビングなど、ちょっとした棚がほしいときや小さなスペースがあまったときなどは、すのこ棚を作ってみませんか?
棚作りにふさわしいすのこは100均・ホームセンターにある!
すのこ棚を作るときは、すのこ選びから。すのこは100均やホームセンターで販売されています。
ダイソーのすのこの特徴
ダイソーのすのこは、さまざまな大きさや形のものが販売されています。40×25cmほどの横長のタイプから、30×30cmほどの正方形タイプまで数種類が用意されています。色は木材のナチュラルカラーでさりげない感じ。女性が片手で持てるくらい軽くて取り扱いやすそうです。
セリアのすのこの特徴
セリアのすのこは、ダイソーと同様に複数の大きさのすのこが販売されています。どのくらいの大きさのすのこ棚を作りたいか、その大きさにあわせてすのこを選ぶといいでしょう。色味や重量も、ダイソーとほとんど大差はないようです。
ニトリのすのこの特徴
ニトリでは、ダイソー、セリアと同じく「桐すのこ」の名前ですのこが販売されています。ダイソーやセリアなどの100均のすのこと違うのは、大きさ。33×75cmや50×75cmなど、ワイドで大きめのすのこを入手できます。また100均では単体や2枚組で売られていますが、ニトリは4枚セットでの販売もありますから、まとめて購入したいときにも便利でしょう。
簡単にできる!すのこ棚の作り方
すのこ棚の基本的な作り方をご紹介しましょう。DIY初心者や工作が苦手な方でも、簡単にできるのがすのこ棚の魅力です。まずはこの基本の作り方をマスターするといいでしょう。こちらのすのこ棚は、モノを直接置ける棚部分が3段あるタイプを作っていきます。
◆材料
すのこ 5枚
木工用ボンド
◆作り方1:「側板用すのこ」と「棚板用すのこ」にわける
5枚用意したすのこのうち、2枚は左右の側板として縦にして使用し、3枚は棚板として横にして使います。すのこの裏面にある角材部分に、別のすのこの裏面の角材部分をかけるようにして組み合わせて棚を作っていきます。
◆作り方2:「側板用すのこ」に一番下の「棚板用すのこ」を組み合わせる
すのこの裏面が内側になるように、側板用の2枚のすのこを縦にしておきます。そして、すのこの裏面の角材部分に木工用ボンドを塗り、まず一番下の棚板すのこを組み合わせていきます。すのこの角材と、もう一枚のすのこの角材が直角になるように気を付けるとキレイな棚を作れます。
◆作り方3:同じように、2・3段目の棚板を組み合わせる
同じように、側板用すのこの角材に木工用ボンドを塗り、2段目と3段目のすのこも組み合わせていきます。
◆作り方4:木工用ボンドが乾くまで待つ
木工用ボンドがきちんと接着するまで、1時間ほど動かしたり触ったりせず待ちましょう。十分に木工用ボンドが乾いたら、すのこ棚の完成です。
耐久性が増す!耐荷重&強度を上げる!すのこ棚の作り方
基本編でご紹介したすのこ棚は、木工用ボンドで組み合わせたもの。軽いモノを置くならこの方法でも問題ありませんが、もうすこし重いモノを置きたいときや強度を上げたいときは、プラスアルファの作り方をマスターして、耐久性や耐荷重アップを目指しましょう。
◆材料
すのこ5枚
木工用ボンド
結束バンドまたはネジ
◆作り方1:「側板用すのこ」と「棚板用すのこ」にわける
基本の作り方と同様に、「側板用すのこ」2枚と、「棚板用すのこ」3枚にわけましょう。
◆作り方2:「側板用すのこ」に一番下の「棚板用すのこ」を組み合わせる
基本の作り方と同様に、「側板用すのこ」2枚を裏面が内側になるように縦においたら、その角材に木工用ボンドを塗ります。木工用ボンドが乾かないうちに、一番下の側板用すのこを組み合わせます。さらに「側板用すのこ」と「棚板用すのこ」が重なる部分を結束バンドで結びます。
◆作り方3:2・3段目の棚板を組み合わせる
同様にして、2段目、3段目の棚板も、木工用ボンドと結束バンドでしっかり組み合わせます。結束バンドではなくネジを使う場合は、すのことすのこが重なる部分にネジを打ちます。
◆作り方4:木工用ボンドが乾くまで待つ
木工用ボンドをしっかり乾かしたら、完成です。
すのこ棚のDIYアイデア│キッチン編
調理器具から食材、調味料など、さまざまなアイテムがあるキッチンでは、いかにスッキリと収納できるかがポイント。すのこ棚があれば、シンク下やキッチンのわずかなスペースもおしゃれに収納できます。
カゴ付きのすのこ棚
すのこにカゴをつけて、中にボウルなどを入れられるタイプも作れます。タッパーなど細々としたキッチン雑貨を収納できそうです。
おしゃれな野菜入れに
すのこ棚を使えば、玉ねぎなどの野菜を保存するラックがおしゃれに見えてきます。
すのこ棚のDIYアイデア│リビング編
簡単に作れるすのこ棚は、部屋の実用的なアクセントにもなります。リビングのインテリアの一部に取り入れたり、キャスター付きにして必要なときだけクローゼットから出したり。インスタグラマーのアイデアをご紹介しましょう。
おしゃれなマガジンラックに
すのこ棚を、雑誌や本などを置くラックにした例がこちら。ウッド調の壁やソファとマッチして、部屋になじんでいます。
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キャスター付き
キャスターを付けておくと、出し入れがとってもラク。押し入れやクローゼットの奥から引き出して、簡単に使いたいモノをしまったりできます。モノを移動させるときも便利です。
すのこ棚でおしゃれに収納を楽しもう
すのこ棚の作り方を覚えれば、大きさの異なるすのこを使って、大小のすのこ棚を作ることができます。格安で作れて、しかもおしゃれに見えるすのこ棚。ぜひ気軽にすのこ棚作りにトライしてみませんか?
文・構成/HugKum編集部