10歳のきみへ。「1/2成人式」に贈りたい本を読書アドバイザーがセレクト

「1/2成人式」は成人の二分の一の年齢である10歳を迎えたことを記念して行うイベント

学校でも課外活動の一環として行う小学校が増えているようですが、近頃は、家族で記念撮影をするなど、成長の節目の1つの行事として祝うことも広まっているようですね。「1/2成人式」を迎えるお子さんのいるご家庭は、お子さんと一緒に成長や体と心の変化について話をするよい機会です。

読書アドバイザーの児玉ひろ美さんに、1/2成人式を迎えたお子さんに読んでほしい本をご紹介いただきました。

10歳を迎えるお子さんに贈りたい4冊

『あたらしいぼく』 

シャーロット・ゾロトウ

子どもの心を覗く窓を持つ作家と言われるゾロトウによる思春期の少年の心を描いた作品。いつもと同じ毎日のなかで、主人公の「ぼく」は自分に違和感を覚えます。やがて大人へと成長してゆく心の変化に戸惑いながらも、自分がそれまでとは何か違う「新しい自分」になったことに気づきます。

『未来を生きる きみたちへ: 『二分の一成人式』で伝えたい いのちの話』

鎌田實

いのちと平和の大切さについて、医師の鎌田實氏が母校の東京都杉並区立和田小学校で講演したメッセージです。いのちを大切にすること、誰かのために社会の未来につながるような生き方をしてほしいということを説いています。また、感銘を受けた児童のコメントもコラムで掲載しています。

『2分の1成人式 (文学の扉)』 

井上林子

小学4年生の桐谷ユメは、勉強も、習い事のスイミングも、得意とは言えません。ある日学校で

「2分の1成人式 文集ノート」がくばられます。「未来の予定表」「将来のゆめ」「二十才の自分へ」なんて、何を書いたらよいのでしょう?

 

『ヤクーバとライオン (1) 勇気 (講談社の翻訳絵本)』 

ティエリー・テデュー

ヤクーバの住む村では、一人前の若者=村の戦士として認められるには、独りでライオンを仕留めなければなりません。その日、狩りに出かけたヤクーバが出会ったのは、瀕死のライオンでした。そこで彼が迷い選択したのは、自分をだまさないこと。自分で自分を認めることでした。

そして、 10歳のお子さんを持つ親御さんに読んで欲しい本

『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』

現代の子育てはネットや口コミなど情報過多。たくさんの情報の中から本当に子どものためになる情報を得るためにはどうしたらよいのでしょう? 本書では、各分野の専門家たちが、よくあるデマ情報に反論し、価値ある情報の選び方などを解説しています。2分の1成人式についても文章がありますのでご参考になさってください。

選・児玉ひろ美

JPIC読書アドバイザー。台東区立中央図書館非常勤司書。日本全国を飛び回って、絵本や読み聞かせのすばらしさと、上手な読み聞かせのアドバイスを広めている。著書に、『0~5歳 子どもを育てる「読み聞かせ」実践ガイド』(小学館)がある。

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