甘い卵焼きの黄金比レシピとは? みりん・砂糖・白だし・マヨネーズを使った人気の作り方をチェック

卵焼きは、甘い派?それともしょっぱい派? どちらもおいしいですが、この記事では、ほっこりおいしい「甘い卵焼き」にスポットを当て、甘い卵焼きのうれしいポイントや、作り方のコツ、みりんや砂糖、マヨネーズなどを使った黄金比レシピをご紹介していきます。

甘い卵焼きって、なんだかんだ超おいしい…♡

懐かしさやほっこりとしたおいしさが感じられる甘い卵焼き。実は、甘い卵焼きにはうれしいポイントがあるのをご存じですか。これから、甘い卵焼きのよいところや、おいしい作り方について、たっぷり紹介していきます。

甘い卵焼きのうれしいポイント

甘い卵焼きには、しょっぱい卵焼きにはないうれしいポイントがあります。どんなポイントなのか、見ていきましょう。

ふわふわした食感になる

砂糖を入れて作った甘い卵焼きは、ふわふわとした食感になるのが特徴です。これは、砂糖に卵のたんぱく質の変性をおさえる働きがあり、固まる温度が高くなるため。固まる温度が高くなると、ふわふわとした食感になります。ふわふわの卵焼きが好みなら、砂糖を入れてみてください。

傷みにくい

甘い卵焼きには、傷みにくいというメリットがあります。これも、砂糖が関連していて、砂糖が卵の水分と結びつき、つかまえる特性があるためです。余分な水分が外に出ないため、雑菌の繁殖などを防げます。お弁当に入れる場合は、甘い卵焼きがおすすめです。

満足感がある

人間は甘いものをとると、「セロトニン」という幸せホルモンが分泌されます。このセロトニンには、精神の安定や脳の活性化を促す作用があるため、甘い卵焼きを食べることで満足感を得られるのです。

また、卵はたんぱく質が豊富なため、消化に時間がかかることから、腹持ちがいいといわれています。甘い卵焼きは、育ち盛りのお子さんにぴったりな食べ物ですね。

甘い卵焼きの作り方の注意点

甘い卵焼きは、普通の卵焼きとは違った作り方のポイントがあります。次のことに注意しながら作ってくださいね。

甘い卵焼きを作るときには、ここに注意!

砂糖を入れすぎると焦げやすくなる

甘い卵焼きには、砂糖やみりんを入れます。これらの調味料の量が多いと、焼くときに焦げやすくなるので注意しましょう。

焦げないようにするためには、
・卵1個に対して水大さじ1を入れる
・火加減の調整する
などで作ってみてください。

流し入れる前に卵を混ぜる

甘い卵焼きを作る場合、卵液に砂糖を入れますが、混ぜても砂糖が溶けきれておらず、底に溜まっている場合があります。砂糖のかたまりがどかっと入らないためにも、卵焼き器に卵液を流し入れる前に、その都度卵を混ぜるようにしましょう。

また、卵液を2度ざるで濾してから焼くと、砂糖のかたまりを気にすることがなく、仕上がりもなめらかできれいになります。

甘みを引き立たてたいなら塩少々

砂糖だけを入れた卵焼きも、十分甘くておいしいですが、塩を少し入れることで甘みが引き立ち、よりおいしくなります。塩のかわりに、しょうゆ少々でも同じ効果がありますよ。

甘い卵焼きの作り方、卵1個と卵2個でどう違う?

卵の量が変わると、卵焼きの焼き方も変わります。卵の量が少なくても上手に焼くコツをお教えします。

卵1個で作る場合は卵焼き器の片側半分を使う

卵1個でも卵焼きは作れます。その際の作り方のポイントは、次のとおりです。

・最初は卵液の1/3量を卵焼き器全面に流し、半熟状態になったら縦半分にたたみ、巻く。
・その後は卵焼き器の縦半分の面を使い、通常の卵焼きを焼く手順で焼く。

こうすると、卵1個でも厚みがある卵焼きができあがります。

巻きやすくする秘策は片栗粉

「卵焼きを巻くのが苦手」「破れてしまう…」という方におすすめなのが、卵液に片栗粉を入れること。片栗粉を入れると卵液がしっかりするので巻きやすく、破れにくくなります。溶き卵2個分なら、片栗粉小さじ1を入れて作ってみてくださいね。

火加減は中火以上で

卵焼きは、中火〜強火で焼くのがコツです。焼くときの卵液の温度が100℃以上だときめ細かい仕上がりとなりますし、短時間でしっかり焼けます。

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甘い卵焼きの黄金比はこれだ!人気レシピのおすすめ

みりん、砂糖、白だし、マヨネーズなど、それぞれの調味料の黄金比で作る甘い卵焼きのレシピを紹介します。お好みの黄金比の卵焼きを作ってみてくださいね。

みりんを使った甘い卵焼きレシピ

みりんを使うと、ほんのり優しい甘さの卵焼きになります。黄金比は卵3:みりん3:だし汁3。さっそく作ってみましょう!

◆材料

卵 3個
本みりん 大さじ3
だし汁 大さじ3
塩 少々
サラダ油 適量

◆作り方

【1】ボウルに油以外の材料をすべて入れ、混ぜ合わせる。
【2】卵焼き器を中火にかけ、油をキッチンペーパーでなじませる。
【3】【1】の1/3量を流し入れ、全体に広げて焼く。半熟状になったら奥から手前に巻く。
【4】巻いた卵を奥にずらし、油をキッチンペーパーで卵焼き器全体になじませる。
【5】卵液がなくなるまで【3】、【4】を繰り返す。

砂糖だけを使った甘い卵焼きレシピ

しっかりした甘さがおいしい、砂糖だけを使った卵焼きです。黄金比は卵1:砂糖0.5。調味料は砂糖だけなので簡単ですよ。

◆材料

卵 2個
砂糖 大さじ1
サラダ油 適量

◆作り方

【1】ボウルに油以外の材料をすべて入れ、混ぜ合わせる。
【2】卵焼き器を中火にかけ、油をキッチンペーパーでなじませる。
【3】【1】の1/3量を流し入れ、全体に広げて焼く。半熟状になったら奥から手前に巻く。
【4】巻いた卵を奥にずらし、油をキッチンペーパーで卵焼き器全体になじませる。
【5】卵液がなくなるまで【3】、【4】を繰り返す。

白だしを使った甘い卵焼きレシピ

白だしを使うと、ぷるぷるふわふわの卵焼きに。黄金比は卵3:水2:白だし1:砂糖1です。

◆材料

卵 3個
A 水 大さじ2
白だし 大さじ1
砂糖 大さじ1
サラダ油 適量

◆作り方

【1】ボウルにAを入れ、しっかり混ぜ合わせる。
【2】別のボウルに卵を割り入れ、溶きほぐす。【1】を加えて混ぜ合わせる。
【3】卵焼き器を中火にかけ、油をキッチンペーパーでなじませる。
【4】【2】の1/3量を流し入れ、全体に広げて焼く。半熟状になったら奥から手前に巻く。
【5】巻いた卵を奥にずらし、油をキッチンペーパーで卵焼き器全体になじませる。
【6】卵液がなくなるまで【4】、【5】を繰り返す。

マヨネーズを使った甘い卵焼きレシピ

マヨネーズを使うと、ふっくらしてコクもアップします。黄金比は卵2:マヨネーズ2:砂糖1。

◆材料

卵 2個
マヨネーズ 大さじ2
砂糖 大さじ1
サラダ油 適量

◆作り方

【1】ボウルに油以外の材料をすべて入れ、混ぜ合わせる。
【2】卵焼き器を中火にかけ、油をキッチンペーパーでなじませる。
【3】【1】の1/3量を流し入れ、全体に広げて焼く。半熟状になったら奥から手前に巻く。
【4】巻いた卵を奥にずらし、油をキッチンペーパーで卵焼き器全体になじませる。
【5】卵液がなくなるまで【3】、【4】を繰り返す。

レンジを使った甘い卵焼きレシピ

レンジなら簡単に卵焼きを作れ、なおかつ油を使わないからヘルシーに仕上がりに。黄金比は卵1:砂糖1:牛乳1です。

◆材料

卵 1個
砂糖 大さじ1
牛乳 大さじ1

◆作り方

【1】ボウルに材料すべてを入れ、混ぜ合わせる。
【2】平たいお皿にラップを敷き、その上に【1】を全量広げる。
【3】レンジ2分加熱する。
【4】ラップの端を持ち上げて、卵焼きの形になるよう巻き上げる。
【5】数分置いてから好みの大きさに切る。

甘い卵焼きを作ろう!

甘い卵焼きには、「ふわふわ」「傷みにくい」「満足感」といったうれしいポイントがあります。ぜひ、お子さんに甘い卵焼きを作ってあげてくださいね。

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文・構成/HugKum編集部

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