トマトソースの保存のメリット
昔から「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、トマトは優れた栄養素の宝庫! 特に、リコピンが有名ですよね。これはカロテノイドの一種で、抗酸化作用の高さに注目が集まっています。
リコピンは脂溶性なので生よりも油と相性抜群。オリーブオイルなどを使ってトマトソースにするのが正解です。ソース状にすることで、保存性もぐっと高まるためオススメです。
トマトソースの保存方法
完熟トマトが安売りされていた時には、迷わず試して欲しいのがこちら。生のトマトを使ったトマトソースです。缶詰にはないフレッシュさが何よりも魅力。
作り方もとっても簡単です。表面をよく洗ったら皮ごとざく切りでオッケー。オリーブオイルとみじん切りのにんにくを炒め、香りが出たら切ったトマトを入れて煮込むだけです。脂溶性のリコピンも余すことなくいただけます。
密封容器に入れて冷蔵
煮込んだトマトソースは、粗熱をとったら容器に移し替えましょう。ラップを敷いた上から注ぎ、包むようにすると酸化防止に。フタをして冷蔵庫で保存してください。
小分けにして冷凍
トマトソースは、冷凍にも向いています。冷凍することでうま味も倍増し、保存期間もぐっと延びるので便利です。
詳しい冷凍の仕方は、こちら↓の記事からチェックしてみてくださいね。
トマトソースの保存期間
トマトソースの「冷蔵」と「冷凍」の場合の保存期間です。
冷蔵した場合の保存期間
約3~4日ほど。
冷凍した場合の保存期間
約1ヶ月ほど、保存可能です(冷凍焼けする前に、なるべく早めに使い切りましょう)。
* * *
トマトのうま味成分は、グルタミン酸です。昆布のうま味成分もグルタミン酸なので、うま味が強いのがよく分かりますよね。イタリア人は、日本人の味噌や醤油のような位置づけでトマトを使っているというのも納得です。
トマトはこれからが旬です。ぜひ、美味しい時季のトマトをたっぷり使った「フレッシュトマトソース」にも挑戦してみてくださいね。
撮影・文/川越光笑(たべごとライター・栄養士)
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