「鯛めし」でお正月を祝おう!~土鍋で作る愛媛の郷土料理「鯛めし」【おうちでご当地クッキング】

「鯛めし」の歴史は古く、神功皇后が朝鮮出陣の際(西暦200年頃)、戦勝祈願に鹿島神社に立ち寄り、漁師たちから献上された鯛を吉兆と喜び、その鯛でご飯を炊いて供えたものがはじまりといわれています。現在、県内には、鯛を丸ごと米と一緒に土鍋で炊いたものと、刺身をタレにつけてご飯の上にのせて食べる2 種類の「鯛めし」がありますが、今回は前者の土鍋ご飯を東京・赤坂「折おり」の店長・西村泰之さんに教えていただきました。

おめでたい「鯛めし」でお正月を祝おう!

鯛を丸ごと米と一緒に土鍋に入れて豪快に炊き込んだ「鯛めし」は、愛媛を代表する郷土料理。炊き込みご飯の「鯛めし」は、瀬戸内海に面する「東予」及び「中予」と呼ばれるエリアで主に食べられてきたものです。

土鍋で炊いてそのまま食卓に出せば、豪華な一品に歓声があがること間違いなし!お正月の集いの夕餉に作ってみませんか。

鯛めしの作り方

材料 直径28㎝の8号土鍋/3~4人前

米…3合
めんつゆ(3倍濃縮タイプ)…120㏄
水380㏄
鯛(鍋に入る小さめサイズ)…1尾(鯛の切り身5~6切れでも代用可)
塩・三つ葉…各適宜

作り方

①鯛の鱗うろこと内臓を取り除き、塩を軽くふって30分おく。

②浮き出た水分を拭き取り、グリルで焼く。

③土鍋に米とめんつゆ、水を入れ、30分寝かす。

④❸の土鍋に❷の焼いた鯛を入れ、沸騰して蒸気が出るまで強火で、その後は中火で10分、弱火で4分炊く。火を止めてから10分蒸らす。

ここがPOINT!

おこげが好きな人は、最後に火を止める寸前に10秒程度強火にすると、焦げ目が多めになって香ばしく炊き上げられます。土鍋で炊くのが面倒な場合は、炊飯器で炊いてもOK。

⑤蓋を取り、三つ葉をのせたら完成。骨をよく取り除いてから食べる。

ここがPOINT!

鯛には骨がたくさんあります。丁寧に取り除きましょう。

「折おり」

西村泰之さん|店長
蓋を開けると、歓声が上がることウケアイ!ハレの日にぴったりな華やかな炊き込みご飯です!新鮮な鯛を丸ごと土鍋に入れて炊き上げる「鯛めし」は、当店の看板メニュー。炊き上げたら、まずはそのままお客様のお席にお持ちして、蓋を開けてできたてをご覧いただくのですが、初めてのお客様の席では必ず歓声が上がるんですよ。鯛の旨みがしっかりしみ込んだご飯は絶品! 見た目も華やかで、印象に残るお料理です。ぜひお正月やお誕生日などのハレの日に作ってみてください
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鯛めし・京風おでん 折おり

東京都港区赤坂2-14-5 Daiwa赤坂ビル1F
「鯛めし」のプラス情報はこちらから>>>小学館キッズ内 『めばえ』公式HP
『めばえ』2022年2月号 協力/愛媛県 撮影/尾島翔太 取材・文/山津京子 

親と子をつなぐ、2・3・4歳の学習絵本『めばえ』。アンパンマン、きかんしゃトーマスなど人気キャラクターと一緒に、お店やさんごっこや乗り物あそび、シールあそび、ドリル、さがしっこ、めいろ、パズル、工作、お絵かきなど、様々なあそびを体験できる一冊。大好きなパパ・ママとのあそびを通して、心の成長と絆が深まります。

再構成/Hugkum編集部

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