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お子さんのタイプによって、ぴったりな方法がある!
「夏休みの宿題を計画的にやらせたいけど、どうやったらいいの?」
毎年のように悩むけれど、解決策がない・・・。
夏休みには、学年に合わせた宿題が出されます。復習ドリルや自由研究、絵日記、植物の観察カードなど様々です。
長期間の休みだからこそ、しっかりと計画立てて自己管理していくことが大切です。
学習計画を立てるなら、夏休み前に決めておくのがおすすめ!
計画を立てて進めても思うようにいかないこともあります。
「うまくいかなければ、計画を途中で修正するのもOK」というスタンスで、気持ちのゆとりをもって取り組みましょう。
そして、子どもたちは十人十色! 宿題の進め方も、お子さんの個性に合わせたぴったりな方法があります。
宿題の進め方を考えるときは、お子さんの意思を第一に尊重して決めましょう。
「~しなさい」と指示されたことよりも、自分で決めた・選んだことのほうがモチベーションは上がります。
親は「こんなやり方があるよ。どれでやってみたい?」と方法を提示してあげましょう。
毎日少しずつやれるコツコツタイプの子には、ルーティン化する
毎日コツコツと取り組める子、計画通りに進めることに達成感を感じられる子、一気に進めるのが苦手な子には、「40日分の学習計画を立てる」のがおすすめです。毎日少しずつ取り組めるよう、均等に宿題を振り分けます。
毎日同じ時間に学習時間を設定してあげると、夏休みのルーティンになります。ルーティンになると、親が指示しなくても、「そろそろ宿題の時間だなあ」とお子さんが自分で気づけるようになります。
計画通りにできた日は、計画表にシールを貼ったり、おやつをグレードアップさせたりと、プチごほうびがあるとお子さんのモチベーションが上がります。ごほうびと言っても、ゲームソフトなど、高価なものだと逆効果になることも!
声をかけないと取りかからないタイプは、苦手なことから一気に!
声をかけないと取りかからないのんびりしがちな子、「夏休みだ~!」と羽を伸ばしている子には「苦手なものから一気に片付ける」のがおすすめ。
このタイプのお子さんは、食事のときに嫌いな食べ物を最後に残しがちな子が多いのも特徴です。
自分の気持ちに素直で、好きなもの・今やりたい!と感じたことを最優先にするお子さんは、まさにこのタイプと言えるでしょう。
宿題にもいろいろな種類のものがありますが、“苦手なものから取りかかる”というのがポイントです。苦手なものを最後に残してしまうと、何日も手を付けられないまま夏休み終盤になってしまいます。
逆に、最後に残っているのがお子さんの好きな課題なら、比較的スムーズに取り組めるはず。
ただ、最初の取りかかりにはエネルギーが必要。のんびりタイプで、さらに苦手なものからやるとなると、お子さんにとってはなかなか手をつけたくないという気持ちになるでしょう。
宿題タイムが終わった後には、お子さんの好きなことができる時間・のんびりタイムをたっぷりとらせてあげると、気持ちが満たされますよ。
タイムリミットがあるとがんばれる子には、楽しみな予定を作る
宿題をやるときの目標は、お子さんによって異なるもの。全問正解を目指す子もいれば、字の丁寧さを大事にして取り組む子もいます。
そんな中で、時間を意識してがんばれるお子さんにおすすめなのが、「タイムリミットを決める」方法です。夏休みに旅行などの大きな予定がある子、お家の方がサポートできる日が限られている子、習い事や塾などで忙しい子にもおすすめです。
「7月中に終わらせる」「8月最初の旅行までに、絵日記以外をやり終える」など、宿題の終了予定日を決めます。
計画的に進められるタイプの子なら、その日までにどう取り組むかはお子さんに任せてみましょう。親は、「今日はどこまで進んだの?」「3日間でここまで進んだなんてすごいね!」と、進み具合を確認したり、目標に向かって頑張っていることを認めたりしてあげましょう。
この目標を立てるなら、タイムリミットをお子さんが楽しみにしている予定の前に設定しておくと、お子さんのモチベーションが高まりますね。
筆者が教員をしていたときは、「お子さんが宿題を早く終えられるために、8月にお出かけの予定を入れる」という方もいらっしゃいましたよ。
周りを気にする協調性タイプの子は、お友だちと進捗を共有
「○○ちゃんとおそろいがいい!」「このおもちゃ、みんな持ってるからぼくにも買って!」と、お友だちの様子が気になる子もいますよね。「よそはよそ!うちはうち!」と言いたくなるようなタイプです。
そんな、協調性の高い子、お友だちに合わせることで安心する子には、「お友だちや、いとこと宿題の進み具合を共有すること」がおすすめです。「私はここまで終わったよ」とお友だちと報告し合い、「自分もやらなきゃ!」と思う機会を作ります。
ただ、夏休みなので毎日顔を合わせることはできませんよね。
学童の“学習タイム”で宿題を見せ合ったり、親同士の中が良いならZoomやテレビ通話で連絡をとったりしてみてはいかがでしょうか。1年生なら、同じ幼稚園や保育園だったお友だちと「うちの学校はね…」と共有してみるのもよいでしょう。
夏休みの宿題、今年こそは計画的に進めたい!
長い夏休みですが、ぼーっとしているとあっという間に過ぎてしまうもの。2学期ギリギリまで残すことなく、スムーズに進めたいですよね。
大切なのは、
・お子さんに合った方法で進めること
・お子さんの意思・気持ちを尊重すること
です。
夏休みが始まる前に、「今年はどうやって宿題を進めていこうか?」と、ぜひお子さんとの話題にしてみてくださいね。
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文・構成/yurinako