洗濯機サイズの選び方|家族の人数から考える容量 & 置けるかどうかの確認方法は?

毎日の家事に欠かせないものといえば、お洗濯。なかなか好きになれないという人も多いのでは。今は、どんどん機能のいい洗濯機が出てきています。そこで洗濯機選びのポイントをまとめました。故障や引越しを機に買い替えを検討という際は、ぜひ参考にしてくださいね。

洗濯機のサイズを正しく選ぶには?

転居や買い替えのために洗濯機を選ぶとなると、大きさが気になりますよね。

洗濯機選びに大切なのは、家族の分を1回で洗える容量とサイズ(外寸)です。とはいえ、せっかく選んだ洗濯機の使い勝手が悪い、なんていうことを避けるべく、今回は失敗のない洗濯機のサイズ選びをご紹介します。

洗濯機のサイズ選びのポイント

1回に洗いたい量と、実際のスペースに置ける大きさの両方を、ぴったりと兼ね備えた洗濯機を選びたいですよね。チェックすべきところをざっくりご紹介します。

洗濯物の目安は家族の人数×1.5kg以上

まず、各メーカーなどで言われている容量は、家族の人数×1.5kg以上。

お子さんがいる場合、最初のうちは大きすぎた? と思いがちですが、子どもはどんどん成長するものです。子どもが小さくても、しっかり人数にカウントするようにしましょう。

まとめ洗いや大物洗いは必要か?

共働きで忙しい場合には、毎日の洗濯が大変でついつい溜めてしまうことも。そんな時のために、まとめ洗いができるかどうかは重要。また、毛布などが洗えるかも確認したいところ

クリーニングサービスもたくさんありますが、エコロジカルな面からも、また自分のペースで洗えるという点からもチェックしておきたいポイントですよね。

設置スペースに置けるか

量販店などで洗濯機を見る前に、あらかじめチェックしたいのが、おうちの洗濯機を設置する予定のスペース。事前にサイズを測ってから、洗濯機選びをするのがスムーズです。

搬入経路を通れるか

意外と見落としがちなのが、洗濯機を設置するための搬入経路。まずは玄関を通れるか、また、置き場所に行くまでに洗濯機がつかえるような狭い場所がないか、2階以上の場合には特に慎重に考える必要があります。

家族構成と洗濯機の容量

洗濯機購入の重要ポイントは、洗える容量ですよね。これは、家族構成や、洗う頻度、乾燥機能がついているかなどで大きく変わります。具体的にそれぞれ見ていきましょう。

2~3人家族

洗濯物の量は、1人1日約1.5kg なので、 2人の場合の量は、約3〜4kg。子どもができて3人の場合には、約4.5〜6kgくらい。夫婦2人の時に買った、最小の7kgの洗濯機(乾燥機付きでなければ6kg以下)でも、子どもが小さいうちはまだ大丈夫かも。

でも子どもの成長を見越して、また、共働きで毎日洗濯できないというような場合にも、もう+αの大きめ容量で考えておいてもいいかもしれません。

3~4人家族

3〜4人の場合はグッと増えて約4.5〜6kgくらいの容量。毎日洗濯できないことも考えると、洗濯機の要領は8kg以上のものが安心です。

この場合であれば、シーツやタオルケットなども洗えて便利。また、大きな子どもがいる場合に、スポーツをやっていたりすると、大量の洗濯物が発生することも。そんな場合に備えて、基準より少し大きめを選んでおくと安心かもしれませんね。

5人以上

洗濯物の量はかなり増えて7.5kg以上。縦型洗濯機であれば、容量9kg〜11kg以上のものがあるので、迷わず選びたいですね。いちいち干すのはなかなかの手間なので、できれば乾燥機能付きを選びたいもの。

設置スペースの確認方法

洗濯機の容量を見てきましたが、実際の外寸は思いのほか大きいものです。

脱衣所の狭い場所に設置されていることが多いので、幅は特に重要。また、水漏れ防止の洗濯パンがある場合には、その中に収まるかどうかも重要です。

最近では、洗剤の自動投入機能があり、その場合、洗濯機の上部についていることがほとんど。上が詰まっていると洗剤が入れられない、なんてことにもなってしまうので、上部にも空間の余裕があるかしっかり確認しましょう。

一般家庭の設置スペースの平均サイズ

基本的に洗濯機置き場には、水漏れ防止の防水パンが設置されていることがほとんど。戸建であればなくても問題ないかもしれませんが、2階にあったり、またマンションの場合には必ず設置しましょう。

一般的な防水パンの大きさは概ね下記のように決まっています。

●幅640×奥行640 mm

●幅740×奥行640mm

●幅800×奥行640mm

洗濯機を購入する際には、自宅の防水パンのサイズを把握してから探すのがベスト。

搬入経路の幅も確認する

設置場所だけでなく、搬入経路の幅についてもチェックしましょう。

1階だからと侮っていると、玄関を通れない、曲がり角を通れないなんてことも。また、2階の場合にはさらにハードルが高く、階段を上がれるか、曲がり角でつかえないかについても留意する必要が。

業者の人が事前にチェックする場合もあるので、不安な場合にはお願いしましょう。

洗濯機の一般的な外寸

洗濯機の実際の寸法は、店頭での実物や商品詳細を確認するのが確実ですが、目安としての外寸をまとめました。

ドラム式洗濯機の場合(幅は排水ホースなどを含みます)

●パナソニックの場合

7kgの場合、639×600×1,050 mm

10kgの場合、639×665×1,050 mm

12kgの場合、639×722×1,060 mm

●シャープの場合

7kgの場合、640×600×1,039mm

10kgの場合、640×729×1,114mm

11kgの場合、640×727×1,115mm

※あくまでも目安です。

縦型洗濯機の場合(幅は排水ホースなどを含みます)

●パナソニックの場合

7kgの場合、564×573×1,022 mm

9kgの場合、599×635×1,071 mm

11kgの場合、643×694×1,086 mm

●シャープの場合

5.5kgの場合、565×590×985mm

10kgの場合、600×650×1,020mm

11kgの場合、600×650×1,050mm

※あくまでも目安です。

洗濯機選びは慎重に

洗濯機は家電の中ではかなりの大物。その上、容量やサイズが違うので、慎重に選びたいところです。ぜひ今回のチェックポイントを参考にしてみてください。洗濯は毎日のことなので、いちばん合うものを選びたいですね!

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文/松川麗 構成/HugKum編集部

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