「息子が卵アレルギーです。栄養面で卵の代用になるものはありますか」(1歳3か月のママ)
タンパク質が摂れる肉魚、大豆、大豆製品などが代表的な代用食材です。
中田さん:確かに卵はミネラルやビタミン類も豊富ですが、“卵で摂れる栄養全てを他のもので補おう!”とかそこまで考える必要ないんじゃないかな。お野菜だったり、海藻だったり、まんべんなく食べることが大切ですね。お野菜も緑黄色野菜に偏らず、単色野菜も取り入れるなどバランスよく取り入れることを心がけましょう。
おすすめ離乳食レシピを紹介!
ひじきの豚つくね(離乳食完了期)
<材料>
豚ひき肉 15g
三度豆(インゲン) 3g
乾燥ひじき戻したもの 5g
レンコン 10g
<作り方>
1.レンコンをすりおろす。三度豆(インゲン)は湯がいて細かく切る。ひじきは長い場合は1㎝に切る
2.豚ひき肉、1を混ぜ合わせ、形作る。
3.フライパンにクッキングシートを敷き2を中火で焼く。片面が焼けたらひっくり返し弱火にしてふたをしてじっくり焼く。
ねばねば納豆うどん(離乳食完了期)
うどんにも納豆を入れてみましょう。今回のねばねば食材は納豆だけですが、おくらやなめこなど入れてもいいですね。
<材料>
うどん 80g
ひきわり納豆 10~15g
キャベツ 5g
にんじん 10g
かつお昆布だし 200ml
しょう油 0.8ml
<作り方>
・うどんは下茹でして1㎝に切る
・キャベツとにんじんは1㎝千切りにする
1.かつお昆布だしでにんじん⇒キャベツ⇒うどん、納豆の順に煮る
2.しょう油で風味をつける
中田さん:普段私たちが食べているように肉、魚、大豆、大豆製品のタンパク質、そして炭水化物など全てバランスよく取れば、卵が食べられなくても栄養が偏ることはないですよ。
記事監修
一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。
文・構成/山本央奈