初めての「落語」は絵本で!古典、名作、人気の「落語」の絵本5冊をプロが厳選!

日本独自の文化を絵本で子供と一緒に楽しく学ぼう!現代の子供はあまりふれる機会も少なくなった「落語」の世界を絵本で親しみやすく。さてどんなオチが待っているでしょう!

今回は、「この本読んで!」編集部が厳選した「落語」の絵本5冊を紹介します。

落語の絵本の読み聞かせのコツは?

落語絵本だからといって、特別なことはありません。まずはママが読んでみて話の流れとオチをつかんで、お話全体のリズムをわかってから読み聞かせるのがおススメです。お話の構成がしっかりしているので、大げさな演技をしなくても、誰のセリフかを意識して読むと、子どもたちにも分かりやすく、一緒にオチまで楽しめるでしょう。

 

日本特有の古典「落語」の世界に親しめる人気絵本

『寿限無』(じゅげむ)

文/斎藤 孝

絵/工藤ノリコ

1,200円(ほるぷ出版)

もう知ってる?子供たちに大人気の「じゅげむ」

まずは、子供たちに大人気の「じゅげむ」からご紹介します。幼児番組で取り上げられたり、小学校の一部の教科書にも載っていたりするので、暗唱できるお子さんも多いのではないでしょうか。ご存知、「じゅげむ じゅげむ ごこうの すりきれ……」は子どもの長い長い名前です。ひとたびその名を口にしたら、最後まで言い切らないと会話が進まないというおもしろさを存分に味わってください。

『まんじゅう こわい』

作/川端 誠

1,400円(クレヨンハウス)

落語のなかでもよく知られているお話を絵本で

町の若い衆が集まって雑談をしています。自分のきらいなものを言い合って、ヘビやクモ、ケムシなどが挙がっています。でも「きらいなもんなんか何もない」と言い切る松つぁんですが「ひとつだけ、まんじゅうがこわい」と。そこでみんなはお金を出しあってまんじゅうを買い、寝ている松つぁんの枕もとへ置きました。目を覚ましてまんじゅうにおびえる松っぁんでしたが……。おなじみの古典落語も絵本で読むとグッと親しみやすく、オチもわかりやすいですね。

『だんご屋政談』

作/春風亭一之輔

絵/石井聖岳

編/ばばけんいち

1,500円(あかね書房)

身近なネタが子供にもわかりやすい!

「まんじゅう」の次は「だんご」です。暴れん坊のきんぼうが、今日はとっつぁんとお祭りに来ています。屋台を片っ端から見て歩き、「あれ買え、これ買え」とわがまま放題。とうとう根負けしたとっつぁんは団子を買ってやりました。すると、きんぼうは、団子のまわりについている蜜を全部なめまわし、その団子を店先の蜜壺にポチャンと入れてしまったからさあ、大変! 店主がお奉行さまに訴え出てしまいました。北町奉行所で、大岡越前守の名裁きやいかに?!

『ねこのさら』

監修/柳家小三治

文・絵/野村たかあき

1,300円(教育画劇)

味わいのある版画のタッチにも注目!

掘り出し物を探してほうぼうを旅する道具屋です。ある日、江戸への帰り道、一軒の茶屋で休んでいると、奥でエサを食べているネコが目に入りました。その皿を見て、びっくり仰天! それは「えこうらいの うめばちのちゃわん」という、すごい代物だったのです。なんとか皿を安く譲りうけようと、ネコと皿を一緒に買い取ると掛け合う道具屋。田舎のじいさんとみくびっていた道具屋ですが、店主のほうが一枚上手だったようです。版画の絵にも味わいがあります。

『夢金』

文/立川談春

絵/寺門孝之

編/ばばけんいち

1,500円(あかね書房)

果たしてどんなオチが待ってる?

江戸の町にしんしんと雪が降る夜、一軒の船宿に浪人風の男が訪れます。こんな夜更けに若い娘を連れて、舟を出してほしいというではありませんか。あいにく船頭が出払っていて、一人だけ残っていた欲深な漕ぎ手のくまが舟を漕ぐことに。寒さに震えながら舟を進めていくと、途中で男から思いがけない儲け話を持ちかけられて……。欲に負けそうになるくまと男の駆け引きが見ものです。夢と現実のあわいを行きつ戻りつ、迷い込んでしまったような幻想的な雪の情景です。

 

選んでくれたのは、絵本と読みきかせの情報誌『この本読んで!』

最新号の69号(2018年冬号)の特集は「五感で感じるおいしさ たべもの絵本」

「かこさとしさんからの贈りもの」の2本立てです! そして、安野光雅さんと中島京子さんのスペシャル対談、絵本作家、たしろちさとさんのインタビューも。

 

絵本選書・文/「この本読んで!」編集部 構成/HugKum編集部

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