ヤフオクとメルカリを徹底比較! 違いや特徴、使いわけのコツも紹介

不用品を売りたい場合に思い浮かぶのが、最大規模のネットオークションサイト「ヤフオク!」と、最大規模のフリマアプリ「メルカリ」でしょう。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。この記事ではヤフオク!とメルカリを徹底比較します。また、使いわけのコツも紹介していきます。

ヤフオクとメルカリを比較してみます!

「ヤフオク!」と「メルカリ」。どちらも不用品を売る際におすすめのサイトやアプリですが、どのような違いがあるのか知っていますか。これから両者を比較し、特徴などを解説していきます。

ヤフオクとは

ヤフオクは、1999年にスタートしたYahoo!JAPANが提供するネットオークションサービスです。出品者が不用品を出品し、販売するサービスのなかでは老舗といえます。

オークション形式なので、いちばん高値をつけた落札者が商品を購入できるのが大きな特徴です。

メルカリとは

メルカリは、不要になったものの売り買いをフリーマーケットの要領で、スマートフォンのアプリを通じて行うことができるフリマアプリです。企業創立は2013年で、「新しい価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」をミッションとしています。

利用者が多く出品数、商品ラインナップが豊富なこと、独自の配送方法があるのがメルカリの特徴です。

ヤフオクとメルカリの違いや特徴を比較

ヤフオク!とメルカリにはどのような違いや特徴があるのか、比較しながら解説していきます。

市場規模

Zホールディングスの2022年3月期の決算資料によれば、「ヤフオク!」「PayPayフリマ」などリユース事業の取扱高は9288億円となったそうです。これは前年同期よりも9.2%増えた結果でした。

一方メルカリは、2022年7~9月期連結決算は、売上高が前年同期比19・0%増の400億円であったことを公表しています。

ユーザー層

ヤフオク!とメルカリは、ユーザー層が異なる傾向にあります。ヤフオク!では、30~40代の男性ユーザーが多く、メルカリでは20~30代の女性ユーザーが多いのだそうです。

このユーザー層の傾向は、トップ画面の商品にも表れており、ヤフオク!は男性向け商品が、メルカリは女性向け商品が多く出品されています。

月額利用料

月額利用料は、ヤフオクは498円です。一方、メルカリは無料で利用できます。

販売手数料

販売手数料は、取引が成立した際に発生する手数料のことで、販売する人(出品者)にかかります。

ヤフオク!では、プレミアム会員だと落札されたときのシステム手数料は8.8%。プレミアム会員でない場合は10%です。メルカリの販売手数料は10%となります。

送料負担

購入した商品の送料は、ヤフオク!でもメルカリでも出品者が決めることができます。ただし、ヤフオク!では落札者が送料を負担、メルカリでは出品者が送料を負担することが一般的です。

代金の授受

代金の授受に関しては、ヤフオク!は出品者と落札者の個人同士の取引がメインとなります。

一方メルカリは、中間に事務局が入ります。

購入までにかかる時間

ヤフオク!とメルカリでは、購入できるまでの時間が異なります。

ヤフオク!はオークション形式であるため、購入までに時間がかかるのがデメリットといえるかもしれません。一方メルカリは、フリーマーケット形式なので即日購入が可能です。

出品商品の分野の違い

ヤフオク!とメルカリでは性質が異なるため、出品商品の強い分野に大きな違いがあります。

ヤフオク!が強い分野は、コレクター商品、限定商品、希少価値のある商品、ジャンク商品などです。マニア受けするような商品が強い傾向にあります。

メルカリが強い分野は、女性向けの衣服、アクセサリー、ハンドメイド商品、インテリア雑貨などです。ヤフオク!とは異なり、中古品よりは新品のもの、女性向けの商品が売れ筋となっています。

ヤフオクとメルカリを上手に使い分けるコツ

ヤフオク!とメルカリは上手く使い分けると、不用品を賢く売ることができ、お得になることもあります。ここではケース別に使い分けるコツを見ていきましょう。

ヤフオク!、メルカリをうまく使い分けるにはどうしたらいい?

高値で売りたいならヤフオク!

ヤフオク!では、オークションスタート時の価格を低く設定していたとしても、入札者の競争によって最終的に高値で落札される場合もあります。また、価格は落札者が決めるので、商品の価値がわかるようなマニアの人なら、適正価格以上の値段をつけてもらえることもあるでしょう。

希少価値が高い商品ならヤフオク!

ヤフオク!では、希少性が高い商品が高値で取引されています。具体的には次のような商品です。

・市場に出回っている数が少ない、非売品や期間限定商品
・廃盤・製造中止となっていて、すでに市場にないもの
・人気が高い商品で、品切れが続いているもの

意外と身近にあるものでも高値で売れることがあるので、事前にどんなものがヤフオク!で売れているのかを調べて、出品する商品を選ぶとよいでしょう。

オークションもフリマも利用したいならヤフオク!

ヤフオク!はネットオークション形式の取引のイメージがありますが、2017年からフリーマーケットスタイルの出品もできるようになりました。そのため、オークションとフリーマケットを併用して出品することも可能です。

株主優待券や金券を出品するならヤフオク!

メルカリにも、ヤフオク!にも出品できないものがあります。

メルカリで出品できないもののひとつは株主優待券や金券です。これらは、メルカリでは出品は禁止されています。

一方、株主優待券や金券はヤフオク!であれば出品することができるので、もしこれらを売りたい場合にはヤフオク!を選ぶようにしましょう。

よりたくさんの人に気軽に商品を見てもらいたいならメルカリ

メルカリは幅広い年齢層のユーザーはおり、なおかつユーザー数も多いです。ユーザー数が多いということは、たくさんの人に出品した商品を見てもらえ、見つけてもらえやすくなります。そうすると、売れやすさにつながるはずです。

多くの人に見てもらいたい場合にはメルカリを選ぶという考え方もあります。

メルカリのほうが出品方法が比較的簡単

ヤフオク!は、出品した後も入札者の動向などをチェックする必要がありますが、メルカリはその必要はありません。また、出品方法はメルカリのほうがヤフオク!に比べて簡単といえるでしょう。

メルカリの出品方法は、次のとおりです。
【1】アプリで商品の写真を撮影し、登録する
【2】出品した商品のタイトル、商品情報、詳細を記入する。
【3】配送方法と価格を設定する。
【4 】「出品する」ボタンを押せば出品完了。

アプリを使って手順通りに進めれば、難しい操作などはなく数分で出品できます。気軽に出品できる点は、メルカリのメリットともいえそうです。

出品コストをおさえたいならメルカリ

メルカリでは、月額使用料や出品料がかかりません。そのため、出品コストをおさえたい場合にはメルカリがおすすめです。

販売商品のジャンルが広いのはメルカリ

販売商品のジャンルの広さは、ヤフオク!よりもメルカリのほうに軍配が上がります。

前述した女性向けの衣服やアクセサリーなどはもちろんのこと、電化製品やキャラクターグッズ、手芸や工作に使う流木や松ぼっくりといった元手がただのような商品でも取引されています。一見売れなさそうな商品を出品するなら、メルカリを選ぶとよいかもしれません。

ヤフオク!・メルカリはうまく使い分けを

ヤフオク!やメルカリを利用して家にある不用品を出品すれば、お得に現金化できるかもしれません。ヤフオク!、メルカリそれぞれにメリットがあるので、うまく使い分けて楽しみましょう。

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文・構成/HugKum編集部

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