アメリカ人パパも太鼓判! STEAM教育のサブスクボックス「KiwiCo」で子どものどんな力が伸びる?

たくさんの月額制の知育教材がありますが、今回ご紹介するのはアメリカで大人気のサブスク工作ボックス「KiwiCo」。日本で子育てをしているアメリカ人パパと日本人ママが「KiwiCo」をオススメする理由は? どんな工作キットなの? 実際に子どもが組み立てる様子をレポートします!

アメリカ人のパパと日本人のママ、子どもの学習はどうしてる?

家庭内が英語でも、何もしなければバイリンガル級の英語力は身につかない

夫がアメリカ人で、家庭内での会話は殆ど英語の我が家。とはいえ、日本で生活しているので、3歳と6歳の子ども達は日本語を話す機会の方が多く、バイリンガルレベルの英語力は放っておいても身につくものではありません。

まだ日本語力がついていない段階なので、英語教育に無理に力を入れているわけではないのですが、日本の英語教材は使用していません。日本人にとってのいわゆる「国語」という感覚で、英語の教材は全てアメリカの子どもが使っているものを使用しています。3歳と6歳ですが、二人ともアルファベットは読めます。一方で、それ以上の英語の読み書きはまだ強制せず、書写教室に通い書道など日本語の文字の読み書きに重点を置いています。

なので、今は楽しく英語に触れられればいいという感じで、工作などの教材を中心に英語に触れています。今回は、英語教材の制作もしているプログラミング講師の夫が厳選したオススメの教材の一つ、アメリカ発の月額制・工作ボックス「KiwiCo」をご紹介したいと思います。

米国発STEAM教材「KiwiCo」とは

「KiwiCo」は2011年に教育者、エンジニア、ロケット科学者が集まり、STEAM(スティーム)教育を基にした教材として作られました。これまで、1000時間ものデザインやテストで試行錯誤し、2000以上のプロジェクトを作り出してきた「KiwiCo」。今では4000万のボックスを送りだしているそうです。

※STEAM教育は、アメリカで教育の要とされているSTEM教育+Artの5つの頭文字「S」サイエンス(科学)、「T」テクノロジー(技術)、「E」エンジニアリング(工学)、「A」アート(美術)、「M」マスマティックス(数学)を意味する教育理念のことです。

細かく分かれたコースと年齢

カテゴリーはアートとサイエンスで7つの年齢に分かれています。我が家では、3歳の息子は「Koara」、6歳の娘は「Kiwi」をサブスクしています。

  • Panda  0-2歳   探索と発見
  • Koara  2-4歳    遊びと学習
  • Kiwi     5-8歳    科学、芸術
  • Atlas    6-11歳   地理、文化
  • Doodle 9-16歳  アート、デザイン
  • Thinker 9-16歳  理工学
  • Eureka 14-104歳 工学的設計
  • Maker Crate 14-104歳 アート、デザイン

細かく分かれているので年齢に応じた工作が届き、難しすぎたりや簡単すぎて飽きてしまうということがありません。0歳から10代まで、学年で途絶えることなく続けられるというのも利点です。

「Eureka Crate」のコースでは14歳~104歳と明記されており、大人も楽しめる内容です。 アートとデザインの「Maker Crate」などは趣味としても楽しそうで、もう少し子育てに余裕ができたら私がサブスクしたいなと思っているほどです。

5~8歳向けの「宝探しキット」に挑戦!

今回ご紹介するのは、6歳の娘の「Kiwi Crate」の「宝探しキット」。鍵付きの宝箱と金貨、宝探しの地図を作ります。宝を隠して、地図を作り見つけるという遊びもできます。材料は全て入っていて、組み立てるだけなので難しくはありません。

まずは金貨作りから。好きな数を組み合わせて金貨の形をした丸い台紙に置きます。

置いた数字の上に金色のシールを貼ります。ちょっとずれたりしても、直したりせず、子どもの好きなようにさせるのが良いです。

どの様にして紙のお金を金貨に見せるのかと思ったら、綿棒で押し出して文字が浮き出て、それらしくなりました!
エンボスのサイエンス的な作用をうまく利用した工作です。

次に、宝箱を組み立てていきます。材料は全てパーツに分かれていて、工具は必要ありません。

こちらは組み立て方の説明書

説明も丁寧で分かりやすいので、親子で楽しみながら完成させることができます。うまくいかなくても、すぐには手伝わず、焦らず、お子さんができるまで待つのも大切です。

蓋の部分に紐を通し、鍵をつけて完成です!

宝箱の中には、コインを入れることができます。

作るだけでなく、作った工作で遊んで学ぶ

「KiwiCo」の楽しいところは、工作を完成させるだけではなく、作った工作で遊び、その遊びを通して、学ぶことができることです。自分で地図を作り、隠し場所にマークをします。ここで、娘は初めて定規の使い方を学びました。

娘が隠した宝物を家族みんなで探しにいきます。遊んでいるだけのように見えますが、教材の中にはサイエンスがたっぷり詰まっています。今回のテーマは、「cartgoraphy (地図学)」で、地図を作成する上で必要な空間認識の力、地図の読み方、東西南北の認識などが学ぶことができます。

親の英語力は必要?英語はどのくらい学べる?

手前にあるのが今回の教材で学ぶことができた英単語の一つのlatch(鍵の掛け金)です。

英語教材なので、保護者の方の英語の理解力もある程度は必要ですが、中学レベルでOK。日本の英語の教科書には載っていないけど英語のネィティブスピーカーには日常的に使われている英単語が学ぶことができます。親御さんの英語力のアップにもなると思えば一石二鳥!

今回の教材ではこんな英単語の発見がありました!

  • cartography(地図学)
  • legend(地図の記号の説明文)
  • latch(鍵の掛け金・ラッチ)
  • legendというのは、皆様もご存知の通り「伝説」という意味ですが、「地図の記号が何を表しているかの説明文」という意味でも使われることは、日本の英語教育ではなかなか知ることができないですよね。

料金&サブスクの仕方

料金は年齢で変わり、サブスクの期間によっても変わるのでウェブサイトをチェックしてみてください。配送料はかかりますが、日本へ直接配達してくれるサービスもあります。現在は、我が家でサブスクしている教材は、配送料込みで、大体一つ3000円台(35ドル)くらいです。安くはないのですが、内容と子どもたちが楽しんでいる様子を考えると価値があると思っています。

手軽に本格的な工作ができる

「KiwiCo」のコンセプトそのものが、”KiwiCo was created to celebrate kids’ natural creativity and curiosity, while helping parents who want to bring enriching experiences to their children.” とあり、いそがしい保護者のサポートという考え方にも大変共感できます。

多くの親御さんがクリエティブな教育を与えたいと思っていても実際に材料を集めたり、考えたりするのは大変。それを担ってくれる「KiwiCo」のプロダクトはとてもありがたいものです。ただ単に工作をするだけはなく、今回は「cartography (地図学)」などの説明があり、保護者向けにも何を学んでいるかがとても分かりやすいのが特徴です。

勉強というよりも子ども達にとって「楽しい!」が大前提。それに合う教材はまだ日本では見つけられませんでした。また、工作は私自身が苦手で躊躇していたのですが、夫が責任を持って取り組むというので任せました。習い事関係は私が決めることが多いのですが、工作系の通信教育に関しては夫からの提案でした。サブスクを続けるには、父親が積極的に関わるのも大事だと思います。

大人も一緒にサポートを楽しもう

幼児や低学年の工作系の通信教育は子ども一人ではできません。親もきちんと見守り、一緒に楽しむ必要があります。教材に子守りを押し付けて、自分の時間を作りたいという方には向きません。むしろ、教材を完成させるのを手伝うのに余計に手間がかかります。ですので、手間と思わず子どもと過ごす時間と考えられる方向けです。

私はコロナ禍でおうち時間が増え、寒い冬に外出できない時などに家でのアクティビティがあることで、大変助かっています。二人とも毎月、教材が届くのを楽しみに待っていて、箱が届くと、大喜びで取り掛かります。

ちなみに、工作が苦手な私も今では下の子と一緒に取り組むのが楽しいくらいです。(娘のはちょっと難しくてパパに任せていますが、いつも完成した作品で遊ぶのが楽しみです。)工作が苦手な方も意外にハマるかもしれませんので、挑戦してみるのもいいと思います!

大人も楽しめる内容なので、工作を通じて、より充実した親子の時間を作ることができると思います。

KiwiCo

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