新入学!家の中の収納、どうしたらいい?
2月になり、そろそろ新生活の準備をする時期ですね。この春、小学校入学を迎えるご家庭の中には、モノ選びや収納に悩んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。小学生になると持ち物が急に増えるので、スムーズに管理したいところですね。
今回のテーマは「新入学のオススメ収納グッズ」です。整理収納アドバイザー&現在小学4年生と1年生のママとして、実体験を織り交ぜながらご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
① 学用品棚は「汎用性」で選ぶ
「小学生のランドセルや学用品、どうやって収納したらいいの…?」とお悩みの方、多いですよね。そんな時に魅力的に見えるのが「ランドセルラック」のような専用棚。仕切りがたくさんあって、引き出しもあって、多機能でなんだか使いやすそう…?
でも、ちょっと待って!中に何を収納するのか。それはどのぐらいの量か。そのために、どんな仕切りが必要なのか。新生活がスタートしてみないとわからないのです。
買う前に、使える棚を探す!
まずやるべきは、いきなり買うのではなく「今ある物で試す」こと。家の中を見回して、カラーボックスや本棚、キャスター付きのワゴンなどがあったら使ってみましょう。
棚の置き場所は、リビングやダイニングなどなるべく親の目が届きやすいところがオススメ。近くに造り付けの棚があれば活用してもいいですね。
早ければ夏休み頃になれば必要な条件がわかります。問題なく使えたらそのままでOK。家具を購入する場合でも、仮置きして一度シミュレーションしておくと失敗が少ないですよ。
自由自在!無印良品の「パイン材ユニットシェルフ」
わが家では、無印良品の「パイン材ユニットシェルフ」を学用品棚として使っています。ちなみに、おもちゃ棚も同じシリーズです。棚板や帆立などの組み合わせが自由で、棚の使い道が変わっても使い続けられることが魅力です。
上段はファイルボックスで仕切って教科書やノート類を。2段目は仕切らずに大きな学用品を収納。一番下は何も置いていませんが、今後、持ち物増えたら使えるようにしています。
今は、ひとつの棚に小学4年生の娘と1年生の息子、2人分の学用品をまとめています。去年の4月、息子が1年生になったタイミングで「棚をひとつ増やそうかな?」と思ったのですが、とりあえず試したところ、特に大きな問題がありませんでした。不都合が起こったら、その時に見直す予定です。
大きな家具は手放しにくいので、まずは今ある物を活用。新たに購入するとしても汎用性の高さをポイントにして選んでみてくださいね。
② フックで忘れもの防止!「スルーしない」仕組みに
小学生の持ち物は、本当にたくさんあります。ランドセルはもちろん、帽子、上着、体操着、上履き、給食関係のグッズ…。曜日や授業内容によっても変わるので、忘れないようにしたいですね。そんな時、活躍するのがフックです。
フックは、とても優秀な収納用品。出し入れが簡単で、モノを隠さず、常に見える状態で収納できるので、持っていったのか、忘れてしまったのか、一目瞭然!
わが家は学用品棚の側面に無印良品の「ステンレス横ブレしにくいS字フック」シリーズをひっかけています。上のダブルフックは廃盤になってしまいましたが、下のフックは耐荷重5kgなので、教科書入りのランドセルをかけても安心。透明ゴムを使って外れないようにしています。
学用品棚でなくても、子どもの通り道に沿っていれば、廊下や玄関にフックを設置してもいいですね。マグネットフックや、壁に大きな穴を開けずに設置できるフックもあるので、間取りや子どもの習慣に合わせて工夫してみてください。
わざと「ランドセルにかぶせる」ので忘れにくい!
使いやすい収納の基本は「物をずらさずに、ストレスなく出し入れできること」ですが、逆に物があることでスルーしない仕組みができます。
わが家では、忘れてはいけないアイテムは、ランドセルの上にかぶせるように引っかけています。ランドセルは確実に持って行くので、その手間にある物も自然と手に取って忘れにくくなりました。毎日の持ち物はもちろん、突発的な持ち物にも有効です。
忘れ物が多い場合は、子どもと相談しながら「スルーしない場所」を見つけてみてくださいね!
③ 学習机は、入学と同時に買わない
学用品棚と合わせてパパママを悩ませるのが、「学習机問題」です。せっかくだから、小学校入学に合わせて買うべき?と考える方も多いのではないでしょうか。
これも学用品棚と同様、高額で場所を取ってしまうので、一度買ったら手放しにくい物。片づけの習慣が身についていないうちは、せっかく買ったのに物置きになってしまうケースも…。
どんな勉強を、どこで、何分ぐらい行うのか。ある程度わかるようになって、後から購入しても、決して遅すぎることはありません。
オススメは、小回りがきく机
小学4年生の娘と1年生の息子がいるわが家ですが、専用の学習机はありません。今は、ダイニングテーブル、ミニデスク、キッズスペースにあるローテーブルのうち、どれかを使って勉強しています。1年生の息子は親が確認しながら行う宿題が多いのでダイニングテーブルで行うことが多いです。
ミニデスクは、幅65cm×奥行き35cmとコンパクトサイズ。コロナ禍の自粛期間中に雑貨店で買いました。元々は、親がオンライン会議をするために使っていましたが、今は小学4年生の娘が集中して勉強したい時に使っています。小学校の机のように軽々と別の部屋へ移動したり、向きを変えられるので、親子で愛用しています。
その時の気分や環境によって変えていますが、どの机を使っても、使用後は自分の物を残さずに、カラにすることがルール。次の人が気持ちよく使えるようにしています。
④ 身支度アイテムは、一覧できるように
幼児のうちから、少しずつ衣類の管理を!
子ども達は、朝の着替えるタイミングで乾いた洗濯物を自分で片づけます。自分の服は何枚あって、どこに入っているのか、自然に覚えるようになります。
ヘアアクセサリーはワンアクションで
小学4年生の娘は、毎朝洗面所でヘアセットを行います。ヘアアクセサリーは洗濯機にマグネットで貼り付け。100円ショップのセリアの「ステンレスヘアピンホルダー」にピンを、レックの「輪ゴム掛け・マグネット付き」にヘアゴムを収納しています。
これらを使う前は、洗面台に放置されることが多く、うまく片づけができませんでした。「どうしたら片づけられる?」と相談しながらこの方法に辿り着きました。とっても簡単なので、幼児〜低学年でも簡単にできますよ。
他にも、いつも出しっぱなしで放置されがちな物があれば「ワンアクション」を意識してみてくださいね。
いかがでしたか?さまざまな場面で使える「新入学のオススメ収納グッズ」をご紹介しました。完璧を求めず、あまりプレッシャーをかけず、段階的に少しずつ持ち物を管理できるようにしていきましょう。
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