「今年は家族旅行に行きたい」人が9割!1028人に聞いた、子連れ旅行で重視していることは?

長い期間、旅行を自粛せざるを得なかった3年間を経て、ようやく旅行に行ける!と楽しみにしている人ママ・パパは多いですよね。今回は子連れの旅行にスポットを当ててご紹介したいと思います。

「今年こそ旅行に行きたい!」家族旅行を考えている人が約9割!

新型コロナもようやく落ち着きを見せていますが、約3年間もの間、旅行を控えていた方も多いのでは?特に小さな子がいるおうちでは、「幼い頃からさまざまな体験をさせてあげたいのにできない…」と歯がゆい期間だったはず。そこで、今年は家族旅行を考えているかどうか、どんな旅行にしたいと考えているかをママパパ1028人にアンケート調査しました。

まずは今年、家族旅行に行きたいかを聞いてみました。

結果はなんと、93%もの人が旅行に行きたいと考えていることが分かりました。やはり、旅行に行けなかったという反動も大きいはず。

子連れ旅行はやはり車が便利! 約半数の人が車での国内旅行を予定している

とは言え、家族旅行で小さな子を連れて行くのは手がかかるもの。どんな旅行の仕方を考えているのでしょう。「家族旅行に行きたい・行く予定がある」という人たちに具体的に答えてもらいました。

一番多かったのは、「自家用車・レンタカーを使っての国内旅行」が45.5%と約半数の人が回答しました。やはり、子どもがいると荷物も多くなる上、ずっと抱っこをしていないといけない、ひとり歩きをしてくれないなどママ・パパのストレスも大きいもの。車であれば荷物も余裕をもって持っていけるし、ベビーカーも場所によって使う、置いていくなどフレキシブルに動けるので、みんながラクに過ごせますよね。

小さい子連れには「車」がフレキシブルに動けて便利

海外旅行派も!行き先はハワイが圧倒的人気

海外旅行は「ハワイ」が圧倒的人気

そんな中でも、せっかく旅行に行くなら海外に行きたい! と考える人たちも。行き先を聞いたところ、何かと過ごしやすいハワイが圧倒的に人気。リゾートホテの中でのんびり過ごせるバリ、ハワイよりも日本から近いグアムや、治安が良いシンガポールも行きたいという声が目立ちました。

家族旅行の予算は3~5万円が1位

では、旅行の際にやはり考えておきたいのが予算。具体的に聞いたところ、下記のような結果になりました。

  • 一番多いのは、3〜5万円。続いて、5〜8万円、8〜10万円、10〜15万円とだんだん予算が上がっていく結果に。これはほぼ宿泊代の違いと言えそうです。子どもの数で部屋の大きさも変わるので、人数が増えたり、添い寝が必要なくなったりなどすると金額も上がってくるもの。また、泊数についても、気軽に行ける1泊にするか、慌ただしいのでゆっくり過ごせる2泊にするなど考え方の違いが表れていそうです。
  • 他には、どんなアクティビティを入れるかも予算に反映されますよね。夏であれば大きなプールへ行ったり、冬であればスキーに行ったりとアクティブに過ごすほど、予算もかかります。でも、せっかくの旅行なのでちょっとお金をかけてもいいかなと思う人が多いのではと考えられますね。

子連れ旅行デビューは、子どもが0歳のときから

子連れ旅行について、子どもが何歳の時に初めて行ったかを聞きました。

結果は、ダントツ1位が0歳の時という回答。0歳児連れって大変なのでは?と思う人も少なくないかもしれないですが、抱っこ紐でもまだそんなに重くない時期だったり、一人歩きをしたいということもほとんどない時期なので、ママたちは意外とフレキシブルに移動できるよう

また、ママ&パパの育休期間中であれば旅行の日程も立てやすいので、計画する人が多いはず。復帰してしまうと忙しさもあり、なかなか旅行に行くという気になれないということもありますよね。

2位は1歳の時で、なるべく幼い時期に子連れ旅行デビューしていることが分かります。2歳未満は飛行機の料金がかからないなど、金銭的な余裕もある時期が狙い目と考える人は多いですよね。

子連れ旅行の優先ポイントは「車」・「アクティビティ」・「食事」

次に子どもとの旅行で優先するポイントを教えてもらいました。旅行の楽しさを決めるものでもあるので、じっくり考えたいところ。

一番多かったのは、「車移動ができる」ことという回答。やはり、子連れ旅行に車は欠かせないということが分かりますね。行った先でも、あちこちとスムーズに動き回れるのがいいところ。

2番目に多いのは「アクティビティ」。幼いうちに普段できない体験をさせてあげたいと考えるママ・パパは多いですよね。自然に触れる、スポーツをする、遊園地に行ってみるなどさまざまなアクティビティがあるので、迷ってしまうほど。

3位は「食事」。こちらは理由がいくつかありそう。美味しい食事であることはもちろんですが、子どもの離乳食がある、ビュッフェ形式で子どもが好きな食事が選べる、部屋食である、などが優先ポイントですね。

次に多かったのは、「値段」。何かと物入りな時期でもあるので、なるべく費用は抑えたいという人が多いはず。

子連れ旅行の宿選びは「ホテル内で楽しめるかどうか」が重要!

旅行の一番の決め手と言える宿選び。こちらについても優先するポイントを教えてもらいました。

結果は、ホテル内での過ごし方に関する回答が多く、宿の中だけでも楽しむことができたり、部屋にお風呂がついているかどうかなど。また、部屋で食事が取れるかどうかも優先ポイントに。まだ幼いので、いろいろと外を移動するのは避けたいという気持ちが表れていますね。

ビュッフェ方式は賛美両論! 好き嫌いがある子には助かるが親が大変との意見も

いろいろ料理が選べてうれしい反面、じっとできない時期の子を持つ親は大変!

子連れ客が多い宿に目立つのが、ビュッフェタイプの食事。子どもの好きな食事を選ぶことができるので助かるという人や、逆に移動が多くて大変という人もいて、賛否両論でした。

ビュッフェでよかったという意見

「子どもがビュッフェが好きなので朝食はビュッフェの宿を優先して探しています」[女性]

「子どもがふたりともそれぞれ好き嫌いがあるので、食事はビュッフェ形式だと嬉しいです」 [女性]

ビュッフェで大変だったという意見

「ご飯がビュッフェだと、夫婦のどちらかはテーブルで子どもを見ていないと料理を取りに行けないからゆっくりご飯を食べてる暇がない。自分が食べる頃には取って来た料理も冷めていたりと美味しく頂けない」 [女性]

「ビュッフェでの食事。子どもがじっとできない時期に、移動を繰り返すのは大変だった」 [女性]

子どもが落ちない工夫ができるベッドかどうかも重要

ベッドガードなどは事前に宿に相談しよう

まだ小さいうちには、ベッドだと子どもが落ちそうで心配という声も。宿にどんな安全策ができるのか相談するとよいですね。

「ベッドを壁につけられるか、ツインの場合は2つをくっつけられるか」 [女性]

「赤ちゃんの頃は落ちないように、ダブルの部屋、もしくは布団の部屋を選んでいました」 [女性]

「ベッドでなく布団利用もしくは、低いマットレスがある部屋」 [男性]

「ウエルカムベビーの宿が安心」とママパパ注目

宿の売りのひとつに「ウェルカムベビー」というカテゴリーがあります。子連れで快適に過ごせることを謳っているのでぜひ参考にしたいところ。例えば、ベビーベッッドや、ベッドからの転落防止のベッドガードがあるところは多く、夜も安心して眠れますよね。

また、キッズルームやプレイルームがある宿も。子どもが宿の中で飽きずに楽しめるのがポイント。さらに、大浴場で使うベビーバスや、脱衣所にベビーベッドがあるところも。ママ・パパが洗ったり着替える時にも安心。

どれもストレスフリーに過ごせるポイントなので安心して宿に滞在することができます。

また、ミキハウス子育て総研が認定している『ウェルカムベビーのお宿』という宿泊先が全国に100以上もあります。認定されるには、ママたちの意見や専門家の調査・研究をもとに作成した認定100項目に対し、70項目以上の評価を得る必要があります。認定された部屋を指定すれば、間違いなく快適に過ごせるので、ぜひチェックを。

「宿泊施設はツインか和室であること、ウェルカムベビーの宿であること」(女性)

「ウェルカムベビーの宿や赤ちゃん子ども歓迎の宿を選ぶ」(女性)

ウェルカムベビーの宿についてはこちらの記事をチェック!

赤ちゃん連れの旅行デビュー!ウェルカムベビーなホテルや旅館選びのポイントは?
赤ちゃんの2人に1人が、1歳までに旅行デビューしている 最近は旅先で赤ちゃん連れのファミリーを見かけることも多いですね。ミキハウス...

快適な子連れ旅行で素敵な思い出を

子連れ旅行についてさまざまなポイントをご紹介してきました。子どもが小さいので旅行をどうしようか迷っている人や、妊娠中で子どもとの旅行を楽しみしている人でも具体的にイメージができたのでは。ぜひ子どもと一緒に、素敵な思い出に残る旅行を楽しんでくださいね。

子連れ旅行はトラブルがつきもの!?旅先あるあるについてはこちら!

1028人に聞いた「子連れ旅行、これが困った」 大泣き・トイレ問題・急病…旅先はトラブルがいっぱい
子連れ旅行はとにかく荷物が多い! まず、一番に多いのが、荷物が多いということ。安心して過ごしたいので、オムツやお尻拭き、着替え、離...

 

文・構成/松川 麗

編集部おすすめ

関連記事