自分の気持ちを伝えられる子に育つには?
2歳児のK君は自分の気持ちを話すのが苦手な子。
嫌なことがあった時、
自分の思うようにいかなかった時など、
その場で固まってしまいます。
そんな時、
まずはK君にどうしたのかを聞きます。
そして自分の言葉で言えなかったら、
「この玩具で遊びたかったのかな?」
「A君と遊びたいのかな?」
など、何に困っているのか保育士が聞いていきます。
どれかにうなずいた場合、
「そっか、A君と一緒に遊びたかったんだね」
と、K君の気持ちを受け止めます。
それから、
「A君に仲間に入れてって言ってみる?」と
どう言ったらいいかを教えます。
自分一人で言えない場合は、
保育者もついて行って一緒に言います。
「大人に気持ちを受け止めてもらい、どうしたらいいかを教えてもらう」
この経験を重ねていくと、少しずつ自分の思いを
言葉で言えるようになっていきます。
K君はこの春、年少さんに進級しました。
困ったことがあると
「そのオモチャが使いたい」
「せんせいオシッコ」
など自分の言葉で話せるようになりました。
保育者が仲立ちしなくても、
子どもたちだけで、やりとりできる場面を見ると
ぐっと成長を感じて感動するのでした。
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