必見!冷凍した梨の活用方法4選|シャーベット、ピクルス、お肉の下味から大人のドリンクまで

放置してしまうとおいしさが損なわれてしまう梨について、正しい保存方法を確認しましょう。冷凍した梨の利用方法は広く、使い勝手が抜群。そのまま食べるだけでなく、料理の下味としても利用できます。長期保存を兼ねながら、便利に使える冷凍方法を、ぜひマスターしてください。

梨は独特のざらざらした食感と、みずみずしい食感が魅力ですよね。褐色のものを赤梨、黄緑色のものを青梨と呼び、大きく区別します。長く保存しすぎると、せっかくの食感が台無しですから、適した保存が求められます。また、冷凍保存の便利な活用方法についても、詳しくご案内します。

梨の保存は冷凍もできる

梨のおいしい保存について、まず基本的な方法を確認します。

冷蔵での保存方法

買ってきたときに、くるまれているスポンジクッションがあれば、活用しましょう。傷から守るために、役立ちますよ。なければ、キッチンペーパーや新聞紙、またはラップでくるんでください。

これを、ポリ袋に入れて冷蔵、または冷凍で保存します。

傷がつかないよう、気をつけて。
傷がつかないよう、気をつけて。

必ず、梨のお尻を上に向けて置くことが、ポイントです。お尻の部分にある甘みが重力によって、隅々まで行きわたり、全体に味が甘くなりますよ。売り場での置き方から、すでに裏向きです。

売り場での置き方から、すでに裏向きです。

保存期間の目安は

常温保存の場合は2週間、冷蔵庫で1か月が目安の保存期間です。

冷凍する場合は、丸ごとなら2か月、カットしたものは1か月の保存期間です。

おすすめは、冷凍保存

梨は冷凍保存ができます。食べきれないほどの量があるときは、積極的に利用しましょう。しかも、甘みがアップし、シャーベットやジュースへの活用ができます。

常温なら

梨は冷やし過ぎると甘みを感じにくくなることから、常温で保存しながら食べる方法を好む方もいます。

収穫した後も追熟する果物なので、長く置くとシャキシャキ感が失われてしまいます。基本的には、早めに食べることを心がけてください。

カットした後は

皮をむき、カットした梨の保存は、密封して冷蔵庫、または冷凍庫に入れてください。次の日には食べてしまうことをおすすめします。

冷凍梨をつかう人気のレシピ

冷凍した梨の解凍方法を確かめながら、料理へ利用するレシピをみていきます。

シャーベットスイーツ

冷凍した梨を、そのまま食べるだけのシャーベットですが、シャリシャリとした食感と、冷たく冷えた甘みを楽しめます。冷凍後の食べごろなど、詳しい方法を確かめます。

冷凍方法

スポンジにくるんだ梨を、ポリ袋に入れて、冷凍庫に保存します。

解凍方法からカットまで

【1】ボウルに張った水に30秒~1分つけるだけで、皮が手でむけるようになります。このまま解凍してしまうと、ブヨブヨになり、おいしさが損なわれますから、表面が柔らかくなったら取り出してください。

電子レンジでの解凍なら、600wで30秒ほどです。

【2】まな板の上に布巾やタオルを敷いて、その上に梨をのせて、包丁でカットします。固く、転がりやすいので要注意。ゆっくりと、包丁を差し込んでください。

丸い面が転がりやすく、包丁が滑ると危険です。十分気をつけてください。
丸い面が転がりやすく、包丁が滑ると危険です。十分気をつけてください。

【3】食べやすい大きさにカットし、皮と芯の部分を取り除いてお召し上がりください。

ポイント

時間と共に食感が変化していくので、早めならシャーベット状、15分ほど置くとコンポートのような食感です。お好みの加減でお召し上がりください。ただし、解凍しすぎないように、気をつけて。

おつまみならピクルスに

冷凍梨を使って作るピクルスです。フルーティーで、食欲の湧かない日にもぴったりですよ。こしょうがピリッと効いて、お酒のおつまみとしても、よく合います。

材料

冷凍した梨 1/2個

【ピクルス液】
玉ねぎ 1/4個
オリーブオイル 大さじ1
白ワインビネガー 大さじ1
塩 少々
ピンクペッパー 適量

作り方

【1】たまねぎをすりおろし、【A】の材料と共によく混ぜます。

【2】冷凍庫から取り出した梨を、水に浸けて30秒ほど解凍します。包丁で皮をむき、1㎝の厚さでくし切りに切ります。

【3】カットした梨にピクルス液を回しかけ、溶けてきたら食べごろです。

冷凍梨を漬けダレや、ドリンクに利用

梨は、たんぱく質分解酵素を含むため、パイナップルのように肉の下味に用いると、お肉がホロホロと柔らかくなります。意外にも焼き肉のタレに混ぜるとフルーティーな香りを楽しめます。また、夏のドリンクに、氷として活用する方法をみていきます。

肉の下味に利用

冷凍梨を使って、焼き肉の味付けをしていきます。

材料

冷凍梨 1/2個
焼き肉用の肉 300g

【タレ】※市販の焼き肉タレを、そのまま使用してもOK。
しょうゆ 大さじ1
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
ごま油 小さじ1
生姜 1片
にんにく 1片
唐辛子 お好み量
ごま 大さじ1

使い方

【1】冷凍庫から取り出した梨を耐熱皿にのせ、電子レンジ600wで1分加熱します。半解凍でカットして、すぐにフリーザーバッグに入れます。水分が多く出てくるので、流さないように気をつけて。

【2】カットした梨と果汁が入ったポリ袋の中に、【タレ】の調味料を入れて、よく馴染ませます。15分ほど常温で解凍した後、焼き肉用の肉を入れて、20~30分程度寝かせます。

タレにしっかりとお肉をまぶして、漬け込みます。
タレにしっかりとお肉をまぶして、漬け込みます。

パイナップルの酵素よりも弱いので、1時間程は放置しても支障ありません。

【3】漬けダレから取り出して、フライパンなどで焼いてからお召し上がりください。

冷凍梨のルイボスティー

グラスに入れる氷のかわりに、カットした冷凍梨を用いると、フルーティーな香りと自然な甘みのあるドリンクへと進化します。特に、ルイボスティーのもつ独特の香りと相性が良く、華やかな香りへと変化します。ノンカフェインで、夏の水分補給にもピッタリです。

材料

水出し用ルイボスティー茶葉 10g
水 1L

冷凍梨 適量

作り方

【1】清潔な容器に水と茶葉を入れ、冷蔵庫で10時間ほど抽出します。

【2】グラスに注ぎ、カットした冷凍梨を浮かべます。

お茶の他、ビールや白ワインなど、アルコールへの利用もおすすめです。大人の愉しみを。

梨の魅力を再発見

梨の保存方法と、冷凍した梨の利用方法をみてきました。保存を兼ねて、冷凍しておくと長期間にわたって楽しむことができますね。デザートだけでなく、焼き肉や、ピクルスにも利用できるので万能です。爽やかなフルーツとしての梨しかご存じなかった方は、新しい使い方をぜひ試してみてください。梨の魅力を再発見できますよ。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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