【アイナメ】は甘めの煮付け、唐揚げがおすすめ。釣りが趣味なら注目! なんと通販でも手に入る!?

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夏に手に入れやすいアイナメは、薄造りのお刺身で食べるとおいしい魚です。旬でなくても比較的 味が落ちにくく、ご家庭で取り入れやすい特徴があるので注目です。お子さんが好きな甘めの味付けや、唐揚げにするとおいしいので、食べ方を詳しくみていきましょう。

EPAやDHAが多く、バランスの良い栄養素に恵まれている魚、アイナメ。漢字表記では「鮎並」「鮎魚女」などと書きますが、これは成魚になると一定の縄張りをもつ、鮎と同じ習性からきているそうです。その他には、どんな特徴がある魚なのでしょうか。おいしく食べるポイントをまとめました。

アイナメ料理

白身でクセがなく、上品な味わいが特徴のアイナメは、基本的には煮付けが一般的な食べ方です。ホロホロとした身に甘辛ダレがよく合います。

煮付け

あっさりした味わいをもつアイナメを、甘めの煮付けに仕上げます。タレはカレイの煮付けを作る時の味付けが参考になります。身が分厚いので、姿煮にして迫力ある盛り付けを楽しみましょう。

・材料

アイナメ 1尾

【A】
水 200cc
酒 100cc
しょうゆ 大さじ4
みりん 大さじ4
砂糖 大さじ4

しょうが 1片

・作り方

【1】アイナメの鱗をとります。小さな鱗で固いので、入念にはずしてください。また、尾など、ややヌルヌルするので、たわしなどを使ってしっかりと、こすります。

小さい鱗をはずす手間が、少々あります。包丁の背でこすってはがします。
小さい鱗をはずす手間が、少々あります。包丁の背でこすってはがします。

【2】はらわたを取り外し、ヒレと頭を取り除きます。血合いをきれいに洗ってください。肝は刺身で食べるとクリーミーで、卵がある場合は炊いて食べるとおいしいですよ。

【3】フライパンなどの、アイナメがそのまま入る鍋を用意して、【A】と千切りにしたしょうがを入れて煮立てます。

【4】煮立った煮汁にアイナメを姿のまま加え、落し蓋をして弱めの中火で10〜15分煮ます。触りすぎたり、時間が長すぎたりすると煮崩れしますから、気をつけて。ほとんど触らなくても、落し蓋があれば味が染みます。

落し蓋をして、全体に汁を回しかけながら煮ます。
落し蓋をして、全体に汁をまわしかけながら煮ます。

【5】時間がきたらアイナメを取り出し、お皿に盛り付けます。フライパンに残ったタレはとろみがつくまで煮詰めます。このタレを、最後に盛り付けたアイナメにまわしかけてください。

このまま火にかけて、とろみのあるタレに仕上げます。煮詰めすぎて焦げないように注意。
このまま火にかけて、とろみのあるタレに仕上げます。煮詰めすぎて焦げないように注意。

唐揚げ

春の瀬戸内海では、アイナメの若魚(アブラジャコ)が獲れた時に唐揚げにして楽しみます。皮ごと食べられ、骨が柔らかく気になりません。今回は成魚の切り身を使って唐揚げにしました。多めに揚げて、余った分は南蛮漬けにしても、おいしいですよ。

・材料

アイナメ(皮付きの三枚おろし) 2切れ
片栗粉 大さじ1
塩 小さじ1/2

揚げ油 適量

・作り方

【1】アイナメの切り身に塩を振って、15分ほど寝かせます。

【2】キッチンペーパーで水気を拭き取り、片栗粉をまぶします。

【3】160℃の揚げ油で揚げます。最後に強火にして30秒揚げてから引き上げると、カラリとします。

アイナメの刺身

三枚におろして皮をひき、刺身にしていただくのも、アイナメの上品な味を楽しめます。鮮度が落ちやすい特徴があるため、注意点とアレンジ方法を確認します。

危険性

刺身のような生食の際に気になるのは、アニキサスによる食中毒です。食べた場合には激しい腹痛、嘔吐、下痢などの食中毒症状を引き落とすため、注意してください。

一度冷凍の工程を経ているか、または、たたきのように小さく刻んだ調理法の場合、危険性は低くなります。その他、目視でも発見できる寄生虫ですから、注視してください。

お刺身の場合は、なによりも新鮮なものを口にすることが大切です。

炙り

三枚におろした後、血合い骨をぬいて皮目を炙ると、焼き霜造り、または炙りと呼ばれる食べ方ができます。

皮目をバーナーなどで炙りますが、加熱しすぎると身まで焼けますから、皮目に焼き目がつく程度を目安にしてください。その後、すぐに氷水につけて、身を締めます。

釣りによる入手方法

アイナメは流通量がそれほど多くなく、市場で買うと高価な魚です。一方で、日本各地の防波堤から釣れるため、釣果として手に入ることも多いのも特徴です。料亭で出されることが多い魚ですが、釣りが趣味のご家庭ではお馴染みの場合も。

時期

産卵前のアイナメがよく釣れるのは冬から春です。浅場に入り込んできますから、テトラ周りでも釣ることができ、人気があります。しかも昼行性のアイナメは、昼時に餌を求めて集まってきます。

水深3m以上の深さがある堤防も、ポイントです。
水深3m以上の深さがある堤防も、ポイントです。

また夏は、潮の流れが速いポイントを狙い、船からの釣りで釣果があがりやすい特徴があります。

ルアー

アイナメ釣りは、エサ釣り、沖釣りなど、さまざまな仕掛けで釣れることからも人気です。甲殻類や小魚を食べるため、ルアーではワームと呼ばれるソフトルアーが選ばれることが多いようです。

アイナメの値段と旬

釣りで手に入ることは多い一方で、スーパーなどにはあまり出回りません。ご家庭での入手は通販がおすすめです。

値段

時期による価格の変動はありますが、アイナメは高級魚に分類される魚です。1㎏あたり、2000円~3000円が相場。市場ではあまり出回らず、さらに料理店からの需要は多いため、見かけた時は、高くても買ってみると貴重な味わいが楽しめます。買いやすい値段を期待できる魚ではないようです。

旬は4~8月

4~8月に旬を迎え、あまり知られていませんが東京湾でも漁獲できます。

鮮度が落ちやすいため、活け締めされることが多く、旬の春から夏にはさらに値段も上がります。

アイナメ 約400g 1尾 約20cm お刺身用 北海道産

水揚げ量が多くないため、入荷次第の発送です。予約注文になりますが、新鮮なアイナメが生魚でご自宅に届くので嬉しいですよね。捌く手間は必要ですが、活きのいい鮮魚が確実に手に入るので、慣れている方はぜひ購入して味わってください。

お子さんに人気の魚

白身で味が良いアイナメについて、詳しくみてきました。上品な脂がおいしさの秘密です。お子さんが好きな料理にも用いやすく、ファンになる方は多いと思います。手に入るチャンスがあれば、ぜひ調理してみてください。海に囲まれた島国でも、貴重な食材です。おいしく味わってくださいね。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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