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赤ちゃんのおもちゃはいつから遊べる?
生まれたばかりの新生児の時期を過ぎ、成長が目まぐるしい乳児期にとって心と体の成長に役立つおもちゃは、どういったおもちゃなのでしょうか。
最初に与えるおもちゃはどうやって選べばよいのか、ママにとっては不安や疑問も多いと思います。
今回は、都内の保育園で保育士をしているKさんに、あかちゃんのおもちゃについてお話をお聞きしました。
赤ちゃんのおもちゃはいつから遊べるのでしょうか?
「乳児や新生児にとっては、どれが玩具という線引きはなく、周りにある全ての物を触ったり、舐めたりしながら遊びます。例えば、スキンシップの方法のひとつとして、音の出る玩具を用意して、子どもが目で追う様子があるとします。そこで、名前を呼んだり、身体に触れたりすることをします。音の出る玩具を通して、子どもとのコミュニケーションをとっているという事が最も大切になってきます。最も大切なのは大人とのふれ合いで感じるスキンシップあそびが情緒の安定につながります。子どもとのコミュニケーションのツールとして、おもちゃを使いたいと思った時がその時なのだと思います。
消毒やこまめなお手入れで衛生的に
ママにとって意外と手を抜きがちなのが、おもちゃの消毒。毎日、遊ぶものだからこそ、きちんとケアに気を付けたいです。赤ちゃんが手に取るだけではなく、口に入れたり舐めたりする乳児のおもちゃ。どのような手入れを心がければよいのでしょうか。Kさんにお聞きしました。
「保育園では、複数のお子さんがおもちゃを共有するので衛生管理には気を付けています。家庭でも同じことを心がければ大丈夫だと思います。保育園では、『ピューラックス』という殺菌消毒剤を使用しています。これを、説明書に書いてある濃度で薄めて使っています。消毒剤が入った水で絞ったきれいなタオルで、おもちゃをこまめに拭いています。安全な消毒液なので、舐めても大丈夫です。多い時には、日に何度も拭いてください。おもちゃには、雑菌がありますが、あまりきれいにしすぎても免疫力が下がってしまうので、拭きすぎに気を付けてください。頻度は、朝、昼など二時間おきくらい。月齢が上がっておもちゃを舐めなくなったら、一日三回くらいが目安です。反対に、よだれが多い場合は回数を増やしてください。外出時は、除菌のウェットティッシュで代用できます」
消毒剤やウェットティッシュで、こまめな手入れをすれば、舐めたり触ったりしても大丈夫そうです。
【~2ヶ月】赤ちゃんにおすすめおもちゃ
目の前で動くものを目で追うようになったり、ママの声に反応するようになったり、新生児からまさに乳児の時期へ突入し、表情も豊かになっていくこの時期。赤ちゃんとのコミュニケーションツールとして、おもちゃの導入を始めてみましょう。
フィッシャープライス レインフォレスト・デラックスジムII DFP08
フィッシャープライス「レインフォレスト・デラックスジムII DFP08」は、月齢0ヶ月から遊ぶことができるプレイジム。
マットの上でねんねの状態で、動く動物を見てあやしたり、はらばいができるようになったら、アーチをくぐったり、気に入った動物は外して一緒に出掛けたりと、何通りもの遊び方ができます。また、マットやぬいぐるみは洗濯機で洗うこともできるので、衛生面でも安心できます。
ディズニー ベビートイ くまのプーさん えらべる回転 6WAYジムにへんしんメリー
かわいらしいくまのプーさんが回転するメリー。0ヶ月の時には寝かしつけ前にベビーベッドの上で動かしたり、ねんねができる3ヶ月の頃にはベビージムとして音を鳴らしてみたり、お座りできる月齢になったら、ぶらさがっている人形で遊んだりと長く使うことができます。
「年齢によって長く遊べるので、幼稚園に行ってからも音楽に合わせて歌っていたりと、とても長期間に渡って利用できてお得でした。」(40代・愛知県・子ども1人)
【~3ヶ月】赤ちゃんにおすすめおもちゃ
首も座ってきて、出生時の体重や身長の二倍ほどの大きさに成長してくる3ヶ月のあかちゃん。指の力もついてくるので、短い時間ならガラガラなども手に持つことができるようになる子も出てきます。ママとも、手に取って遊べる玩具で、コミュニケーションが図れるようになってきます。
O’ball オーボール
『オーボール オーリンク』と呼ばれるベビーストラップを使えば、ベビーカーなどにも付けて外に持ち運べる『オーボール』。指が通しやすい穴が開いた形状と、軽さのため乳児でも手にもって、ガラガラのように振ることができます。転がしてみたり、『オーボールラトル』は振って鳴らしてみたりと、幅広く赤ちゃんの好奇心を満たすことができます。
【~4ヶ月】赤ちゃんにおすすめおもちゃ
目の前で動くものを目で追うようになったり、ママの声に反応するようになったり、新生児からまさに乳児の時期へ突入し、表情も豊かになっていくこの時期。赤ちゃんとのコミュニケーションツールとして、おもちゃの導入を始めてみましょう。
コンビ ヒモだいすき
コンビ「ヒモだいすき」は、月齢3ヶ月から使えるおもちゃ。本体を曲げたり、握ると赤ちゃんが大好きなビニル袋のカサカサという音がします。外側についているヒモの部分を口に含んだり、舐めてみたりしても洗えるので清潔です。軽いので、お散歩時の持ち歩きにも適しています。
ゾウの抱き枕
SNSでも人気というゾウの抱き枕。寝かしつけのおもちゃとしても、お薦めです。全長約60センチのゾウにすっぽりと抱かれる赤ちゃんの姿は、見ているだけで癒されます。ママがゾウのぬいぐるみを持って赤ちゃんに話しかけてみると、赤ちゃんがゾウの耳をひっぱったり、じゃれたりするかもしれません。ぬいぐるみを使ったスキンシップにもなります。
はらぺこあおむし・にぎにぎラトル
大人気絵本「はらぺこあおむし」を再現したラトルです。ちいさな手でもニギニギしやすいサイズで、振るとカラカラ音が鳴り楽しく遊べます。パッと目を引くカラフルなカラーとやわらかくて気持ちのいい手触りで赤ちゃんも大満足!
【~6ヶ月・7ヶ月】赤ちゃんにおすすめおもちゃ
生後半年も過ぎると、お座りができるようになったり、親指とそのほかの指で物を挟んで持てるようになったり、どんどん活発になっていきます。ママの言葉や行動にも興味を示し始め、耳を傾けてくるようになってきます。どんどん反応が増えていくので、スキンシップも楽しくなってきます。
【namosee】赤ちゃん 積み木 柔らかおもちゃ 想像力を育む知育のつみき
生後6ヶ月からおすすめなのが積み木。この商品は、柔らかい素材でできているため、まだ握る力が弱い乳児でも、つかみやすい形状になっています。ボールのように投げてみたり、並べたり重ねてみたりと自由に遊ばせることで、創造力豊かになりそうです。
アヒル隊長 おふろでローリー
乳児とのバスタイムは、ママにとっては重労働。でもこの「アヒル隊長 おふろでローリー」があれば、赤ちゃんとアヒル隊長との触れ合う姿に癒されそうです。
【1歳】赤ちゃんにおすすめのおもちゃ
1歳になると、たっちや伝え歩きなど、どんどん自分から動き回れるようになってきます。これまで以上に行動範囲も広がり、おもちゃとの接し方も手で触るだけではなく、乗ったり、動かしたりとダイナミックなものになっていきます。
アンパンマン よくばりビジーカー2 押し棒+ガード付き
脱着式のガードが付いている「アンパンマン よくばりビジーカー2」。足の力が弱い月齢が小さいころには、押し棒を付けて大人が押してあげて進むことができます。つかまり立ちや、よちよち歩きができるようになると、ビジー付きの押し車として動かせます。自分で歩けるようになると、足けり乗用車として乗ることもできます。長く遊べるおもちゃの一つです。
たのしく知育! やみつきボックス
知育の文字が付くと、子どもにとって難しいイメージですが、遊びながら学べるのがこの「やみつきボックス」。ボタンを押してみたり、ダイヤルを回してみたり、自分でどんどん触ってみることで、知的向上心に繋がりそうです。
みんなはどうしている?赤ちゃんのおもちゃの収納法、おもちゃ箱
限られたスペースでの、おもちゃの収納法に頭を悩ませていませんか? 今回は、狭いスペースでも、すっきり見せるおもちゃの収納やアイディアを紹介します。
すべり台の色を収納ケースと統一してすっきり見せ
asuu.__さん
整理収納アドバイザー2級を持っているasuu.__さん。白を基調とした収納法に、すべり台の白が違和感なく馴染んでいます。
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キッズスペースの色をシンプルに
念願のマイホームを完成させたri.i.homeさん。ボールプールやブランコの色も黒や白といったベーシックな色で統一され、片付いた印象を受けます。
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初めての育児中は、数あるおもちゃから、どれをいつ与えればよいのか、迷ってしまいます。まずは子供が興味を持つようなおもちゃを、少しずつ与えてスキンシップから始めてみてください。
取材・文/池守りぜね