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ハッタリばかりのハルだけど、落とし前はきっちり正しくつける!
毎回、フルスロットルで、大胆な新規事業を始めていく「トリリオンゲーム」社。ハッタリ上等のアグレッシブなハル(目黒蓮)が、盟友のガク(佐野勇斗)と2人で始めたベンチャー企業でしたが、結果を出すたびに人を増やし、すごい曲線の右肩上がりで業績を上げています!
毎回“一か八か”の大勝負に出るハルですが、狙いをつけた獲物は必ずモノにしてきました。そんな中で、最初はハルに言われるがままに動いていたガクもどんどん揉まれていって、たくましくなってきたかと。ガクもハルさながらにハッタリをかませるようになってきましたが、もちろん結果オーライ!
ハルが放つ「俺のワガママは世界一だ」という名台詞も、第7回では「俺らのワガママは世界一だ」となっていて、まさに名コンビの絆を感じました。加えて、若き社長の凜々(福本莉子)が、繊細なガクを見守りつつサポートしている点も頼もしいかぎり。
また、しょっちゅうウソはつくし、ビッグマウスのハルですが、最終的にはちゃんと“正義”を貫き、きちんと落とし前をつけてくれます。このどんでん返しが最高に気持ちがいいですね!
今夜、第8回が放送されますが、まずは先週放送されたこの第7回から振り返ります。
桐姫、津田健次郎、百田夏菜子の見せ場が胸熱
(以下、先週の回のネタバレを含みます)
ソシャゲチームが開発した「プチプチアイランド」の大ヒットで巨額の利益を出したトリリオンゲーム社。そこで得た大金をつぎ込み、天気予報専門チャンネルと番組制作会社を買収。そして、ついにネットテレビ「トリリオンTV」を開局させ、ゴップロのタレントを起用した宣伝効果により、大口のスポンサーもつきました。
そんなトリリオンゲーム社の快進撃を、ドラゴンバンク社の社長・黒龍(國村隼)が黙って見ているはずがない。早速アメリカの大手配信サービス会社を買収し、娘の桐姫(今田美桜)をCEOにします。
いまやハルの好敵手となった桐姫。人気モデルなみの風貌とファッションで視聴者を魅了してきた桐姫ですが、本当に彼女はやり手だなと、改めて感心しました。
社内会議で、地上波テレビのキー局と手を組んだらどうかと提案した桐姫。ところがそこにいるのはイエスマンだけで、何も意見が出ないなか、唯一声を挙げたのは、元テレビ局出身の誠意ある社員でした。なんと桐姫は彼を新会社の副社長に抜擢!いつもながら、人を見る目は確かです。
一方、トリリオンゲーム社の新メンバーとなったのは、制作会社の報道プロデューサー・功刀(津田健次郎)と地上波テレビ局の人気アナウンサーだったあかり(百田夏菜子)。
スポンサーに忖度するテレビ局に対して「スポンサーの顔色をうかがって真実を報道しないのは報道の死に値します」と、ぶちギレした功刀。なんとハルとある賭けをして破れ、トリリオンゲーム社に入社することになりました。
また、もともと報道志望だったあかりも、会社をやめてトリリオンゲーム社に入社してきます。ハルはあかりに「俺らが追うのは利益じゃない。報道の未来です」とあかりの前でキッパリ言ったあと「俺、ウソとかつけない性格なんです」と続けると、ガクも凜々も心の中で「どの口が?」とあきれ顔でした(笑)。
その後は、「トリリオンTV」がネットテレビならではの特性を活かし、ある立てこもり事件をリアルタイムで生配信したことで、開局依頼、最高の視聴回数をマーク。ここは原作とは違う展開でしたが、興味深かったです。ところが、視聴者からのタレコミで、大口スポンサーが出した新スマホに致命的な欠陥が発覚。
「トリリオンTV」でそれを報じようとしますが、スポンサー側は金に物を言わせ、もみ消そうとするも「ニュースの差し替えは行いません。当社は真実を報道します」と、毅然とした態度でスポンサーに立ち向かった凜々。カッコいい!
そして、利益を追求する二枚舌のハルが、スポンサー側に回るかと思いきや、そうではなかったよう。逆にスポンサーを油断させ、結果的に新商品をリコールすることに同意させ、さらなる広告収入も手に入れました。さすがはハル!これからもついていきます!
第8回で、ハルVS桐姫の勝負がどうつくのか?
トリリオンゲーム社は、ゲーム事業やテレビ事業で収益を大幅に伸ばしていきます。もちろん、桐姫がCEOとなった動画配信サービスのD-REXも攻めの姿勢は崩さず、アジアの大手家電メーカーと業務提携。テレビのリモコンに専用ボタンを設置し、月額料金を1年完全無料にすると会見で発表します。
桐姫が、そこで配信好調なトリリオンゲーム社のことを「ベンチャーに毛が生えたような競合他社」と揶揄すると、あかりは「トリリオンゲーム社への宣戦布告だ」と牙をむけ、場内は騒然!
また、ハルはD-REX社の戦略への一発逆転案として、人気アニメスタジオ・ポポラの新作の独占配信をしようと動きます。ところが、ポポラの監督である宇佐美マリは、一筋縄ではいかない人物でした。これは本日も見逃せません!
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文・構成/山崎伸子