災害時、妊娠中・乳幼児世帯は何が必要になる?「備えておくと安心」おすすめ防災グッズをご紹介

普段から高めておいて損はない防災意識。筆者は東日本大震災が起きた時、関東圏に住んでいたものの震度6弱のとても大きな地震を経験しました。当時娘は生後2ヶ月。初めての育児で慣れない生活を送っているなかでの災害、近所に知り合いが多くなかったこともあり、心細く毎日不安だったことを今でも覚えています。自分で備えるのはもちろん、地域の人たちとも協力して災害に対応していくことができるのが理想ですよね。そこでピジョンが開催した「あかちゃんの防災勉強会」に参加して、どのように災害に備えるべきなのかを学んでみました。

妊娠中や乳幼児がいる中で、もし災害が起きてしまったら…?

地震や水害が発生すると、まず道路が使えなくなってしまったりライフラインの停止、自宅にいられない場合は避難所での生活を余儀なくされます。ただでさえ大変な状況ですが、もし自分が妊娠中だったり幼い子どもを抱えた状態で災害に遭ってしまった場合にはさらにさまざまな問題が待ち受けています。

まず、避難生活などが続き衛生状態が悪くなると妊婦の方は早産や流産の危険性が上がり、妊娠高血圧症候群、乳腺炎や膀胱炎などにかかるリスクも高くなってしまいます。乳幼児の場合は感染症にかかりやすくなるという危険性も…。

妊娠中や乳幼児がいる場合、避難所での慣れない生活はストレスフルでリスクの高いものに

災害時、妊産婦・乳幼児世帯が困ること

災害でライフラインが停止してしまった時、避難所生活を送ることになってしまった時に妊産婦・乳幼児世帯が抱えやすい問題はたくさんあります。

支援物資

水道や電気が使えなくなり、弁当やインスタント食品が中心の食生活が続くと塩分の摂取量が増加して妊娠中は特にむくみが生じやすくなります。離乳食期の子どもがいる家庭では、避難所にはベビーフードがなく食べさせるものに困ったという事例も…。

避難所内の設備

もし避難所で過ごすことになった場合、仕切りがなく大勢の人がいる場所での授乳にストレスを感じてしまうといった問題も。その他にもおむつ替えのスペースや子どもが遊ぶ場所、洗濯をしたり干したりする場所がないといった問題や、環境的に狭いスペースにたくさんの人が身を寄せるため、血栓ができやすい妊婦はエコノミークラス症候群に気を付ける必要もあります。

避難所での生活

過去には「子どもがいる家族はうるさいので周囲に配慮を」といった内容の放送があり、肩身の狭い思いをして帰らざるを得なくなったというケースも…!育児家庭を対象に、熊本地震の被災者に採ったアンケートによると、本震の直後は指定避難所ではなく、車中泊自宅の敷地内で過ごした人の割合が非常に多かったのだそう。育児中の家庭にとって避難所は決して居心地の良い場所とは言えなかったようです。

車中泊という例も多かった近年の震災

まずは災害を想定して自分で対策!『自助』としてできること

上記のような過去の例を生かし、まずは自分で備える意識を高めることが大切です。最寄りの避難所の場所だけでなく自宅周辺のハザードマップを確認し、災害が起こった時に本当にその避難所へ行けるのか、シミュレーションをしてみるといいでしょう。

また、誰もが簡単にできる自助の第一歩として、普段から使っている日用品を少し多めに備蓄しておく「ローリングストック法」がおすすめ。日常生活で使ったら使った分だけをまた買い足して備蓄しておく、これを続けると自助の意識も高まっていくそうです。

乳幼児のいる家庭では少し先の月齢の離乳食などもストックしておくといいでしょう。また、普段のおでかけセット(おむつやミルク、おしりふき、おもちゃなど)を災害用にも用意しておくと安心です。

妊産婦の時期や乳幼児のいる家庭では、出産予定日や子どもの成長段階によってこの先どういった備えが必要になるのかという先読みがしやすいもの。ですが第一子で何を備えたらいいかわからない、という場合にはピジョンの「備えるグッズリスト」などをうまく活用すると成長段階に合わせて備えていくことができます。

月齢別備えるグッズリスト|あかちゃんの防災

大切なのは地域の中での関わり合い 『共助』としてできること

自ら防災に取り組む自助に対して、共助とは地域やコミュニティといった周囲の人たちが協力して助け合うことを指します。

共助の第一歩として、普段から地域やコミュニティの中で支援が必要な存在であることを知ってもらうのが大切です。例えば、地域の防災組織は近所の高齢の男性メンバー中心で構成されていることが多く、なかなか女性の視点が反映されづらいという現状が…。

そういった方たちに妊産婦・乳幼児家庭への配慮の意識を持ってもらうために、地域の避難訓練やイベントごとに家族で積極的に参加し、訓練を通じてどういった支援が必要なのかを周りに知ってもらうようにすると◎。やはり実際に顔が見えると地域の方は一気にやる気になってくれるのだそう。

同世代だけでなく、幅広い年齢層の地域の人と関わりを持つようにしてみましょう。

災害時に役立つ!ピジョンの「あかちゃんの防災」グッズ

ピジョンでは災害用に開発された専用品や、普段から使うことができて災害時にもあると便利な「sonaetta(ソナエッタ)」シリーズを展開しています。いざという時のために用意しておくと心強い4アイテムを紹介します。

災害用 授乳カップ 880(税込)

(災害用 授乳カップ | 商品情報 | ピジョン株式会社 (pigeon.co.jp))

洗浄消毒ができない災害時にさく乳した母乳やミルクを入れて赤ちゃんに与えることができる授乳カップ。少量ずつミルクが出るため赤ちゃんが飲みやすいよう流量調整が可能で、ミルクが内側に溜まるので液面を確認しながら飲ませることができます。

1日の授乳回数を考慮した16個入り。洗浄消毒の必要がない使い捨てタイプで、水が十分に使えない災害時でも衛生的に使用することができます。

抗菌・抗ウイルス機能付き コンパクトベッド 10,780(税込)

収納リュック付き

(抗菌・抗ウイルス 機能付き コンパクトベッド | 商品情報 | ピジョン株式会社 (pigeon.co.jp))

新生児から使えるポップアップ式のベッドは避難時に赤ちゃんの居場所を即席で作ることができます。

ベッド本体のメッシュ・ガーゼ部分には抗菌成分の「Etak®/e-タック」を活用し、繊維表面に強力に固定化する抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「CLEANSE®/クレンゼ」を採用した抗菌・抗ウイルス機能タイプ。テント型ベッドで虫などの侵入を防いでくれて、さらに蛍光灯などの光を約50%軽減してくれるという嬉しい機能も。使用目安は体重:11 kg まで、身長:約75cmまで。

リュック型の収納袋付きで持ち運びもラクラク。普段のお昼寝や旅行、実家への帰省時などにも活躍してくれます。

頭をまもる ブランケット 3,960(税込)

(頭をまもる ブランケット | 商品情報 | ピジョン株式会社 (pigeon.co.jp))

クッション帽子・授乳ケープ・ブランケットと3通りの使い方ができ、日常のいろんなシーンでマルチに活躍してくれる商品。帽子として活用する時にはブランケット部分を折り畳んでフードの内側に収納して使うのでクッション性が高く、被災時だけでなくおすわりやつかまり立ち期にも赤ちゃんの頭を守ってくれます。

頭につけても使える お世話ライト 3,960(税込)

(頭につけても使える お世話ライト | 商品情報 | ピジョン株式会社 (pigeon.co.jp))

夜間授乳時のお世話ライトとして普段から使うことができるこちらは、避難時や停電時のヘッドライトとして使用する事もできる便利アイテム。USB給電と乾電池(4形電池1)のどちらでも使うことができ、災害時でも安心です。

明るさはLOWHIGH2段階で、タッチスイッチ式で静かに明るさの切り替えが可能。中のライトを取り出せばゴムバンド式のヘッドライトへと早変わり。雨の日にもOKの防滴仕様になっています。(IPX4等級)

災害対策はふだんの意識とコミュニケーションから

筆者は普段から親子共々仲良くしているママ&パパさんやその子ども達と災害時の集合場所を決めていて、いざという時に助け合えるよう工夫しています。

まずは無理なく、できることから。「大丈夫だろう」と軽く考えず、普段から防災への意識を高めることが家族の笑顔を守ることへと繋がっていきます。

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文・構成/鈴木美奈子

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