【子どもの近視対策】保護者の代わりに「離れて見てね」をかわいく教えてくれる「めまもりん」が話題!

キングジムは2023年10月にお子さんを近視から守る対策ライトを発売しました。「めまもりん」と名付けられたこの商品。いったいどんな使い心地なのでしょうか? 実際に筆者の小学2年生の娘と一緒に試してみました。

デジタルデバイスは生活必需品

あなたのお子さんは動画をよく見ていますか?ゲームはいかがですか?学校でも情報端末による勉強時間が増えて「宿題はタブレットで」という日もあります。小学生のお仕事である「勉強」ですが、授業中には教科書・ノートなどと共に「タブレット」などデジタルデバイスを使うことも増え、現代の生活ではこれらなしでは過ごせなくなってきました。

そこで心配になるのは近視へのリスクです。

一方、子どもの近視は深刻な問題

文部科学省が2021年に出した「学校保健統計調査」を見ると、子どもの近視は深刻な社会問題となっています。それはかなり身近な問題であり、筆者の娘もやはり何かを見ている時、夢中になってくると、どんどん画面に顔を近づけてしまいます。このままでは近視へまっしぐらです。それを見つけるたびに「画面から離れて!」「椅子の背もたれに背中をつけて!」と注意したり、タブレットをテーブルの中央の方に置き直すのは大人の役目でした。

筆者宅では「動画は1日1時間だけ」とルールを決めていますが、その1時間で何度も注意をしなければなりませんでした。大人は子どもを気にかけて注意せねばならず、子どもは楽しんでいるところに水を注されるので、お互いにいい気持ちにはなりません。

約30cmまで近づくとお知らせ

2023年10月にキングジムから発売になったのは、近視対策ライト「めまもりん」です。発売前からマスコミにも多く取り上げられていた話題の商品です。

センサーが約30cm以内に物を感知するとブザー音と光の点滅でお知らせします

タブレットやゲーム機、スマートフォンなどの画面の上に取り付けて使う装置で、装置から一定の距離より内側に入った時にLEDライトの点滅やブザー音で教えてくれます。その距離は約30cmです。

なぜ30cm離すの?

キングジムの広報担当者に確認したところ、文科省のGIGAスクール構想に当たっての「学校におけるICT環境活用チェックリスト」にある「目と端末の距離を30cm以上離すこと」といった項目や、医療機関などが推奨している、目と画面を離す最低限の距離より決められたと教えていただきました。

準備は画面の上部に挟んで電源を入れるだけ

めまもりんの背面には大きなクリップが付いています。クリップの内側には挟んだものを傷つけないための素材が付けられ、大切なデバイスを痛めることがないように配慮されています。

めまもりんを使用するデバイスに取り付けてスイッチを入れると準備OK。

約30cmよりも近い距離に顔が近づくとブザー音がなり、赤いLEDライトが2つ点滅します。ご家庭で小さなお子さんが使うならばブザー音をONにして使うのがおすすめです。本人だけでなく周りの保護者にもお知らせできるので、お子さんが理解すると同時に、保護者が適切なアドバイスをすることができます。

電車や公共施設、外出先で使用する場合はブザーだけ止めて、点滅のみで知らせることもできます

筆者の娘(小学2年生)には普段からブザーを止めて、LEDライトのみで使用していますが、ライトが光っていることで娘自身が気づき「光ったら下がれば良い」と自ら対処できています。

我が家で得られた効果

めまもりんを取り付けて1週間ほど様子を観察しましたが、メリットは大きかったです。

1.大人にも子どもにも曖昧だった「どれだけ離れれば良いのか」が感覚的に掴めるようになったので、このくらいの距離なら注意しよう、という基準がはっきりしました。

2.ライトが光った場合に娘自ら、前のめりになっていた姿勢をただして椅子に座ったり、タブレットを離すことで対処ができるようになりました。

結果、筆者宅では大人・子ども双方のストレスを軽減できました。これからも抜き打ちテストのように、定期的に確認をしていこうと思っています。

タブレット学習の時にも

娯楽用途以外に、ギガスクール構想の1つとして、タブレットの画面にノートのように記入しながら進める学習スタイルもあります。その時タブレットは机の上に横置きです。

そんな時には、めまもりんについているスタンドを活用します。

机の上に直接置いて使用することができるので、画面との距離はもちろん、勉強するときの姿勢に気を付けるきっかけにもなります。

これはタブレット学習だけでなく普段の漢字書き取りや計算ドリルなどをする時にも有効な使い方ですよね。

近視の大変さを知っているから、子どもの目を守りたい

筆者は普段眼鏡をかけて生活をしています。裸眼でも移動などはできますが、パソコン作業や家事をするのはむずかしいくらいの近視です。冬場、外から暖かい部屋に入った時や、暖かいラーメン・鍋料理を食べるたびにメガネが曇ってしまうのは、ちょっとしたことではありますが毎度ストレスを感じます。

コンタクトレンズを使用する方法もありますが日頃のお手入れが必要になりますし、筆者の場合はコンタクトレンズを入れると目の調子が悪くなるという、体質面の問題もあります。

情報端末を利用することはこれから先どんどん増えていくでしょう。我が家では娘の視力を守るため「めまもりん」を活用していくつもりです。

気になる方はぜひ試してみてください。

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文・構成/ふじいなおみ

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