親が本を読まない家庭で「本好きな子に育てる」のはムリ?読書教育のプロ「本を身近に感じる環境づくりも大事」

子育てをしながら、ゆっくり座って読書をする時間はなかなかとれないもの。しかし、子どもには本をたくさん読んでほしい!そんな家庭でも本好きな子に育てることができるの?読書教育のプロである「ヨンデミーオンライン」代表の笹沼颯太さんに、家庭で簡単にできる本好きな子に育てるアプローチ方法を教えてもらいました!

両親が本を読まない家庭でも「本好きな子」に育つの?

両親が本を読まないからといって、お子さんが本好きになれないというわけではありません。普段の生活のなかにちょっとした工夫を取り入れることで、お子さんが本に興味をもつきっかけをつくってあげることができます。今回は、子どもが本好きになれる簡単なアプローチ方法をお伝えします!

「本好きな子」に育てるには「きっかけ」づくりが重要!

子どもは大人が楽しそうに何かをしていることを見ることで、そのことに興味を持つようになります。サッカーや野球、ピアノといった趣味や習い事なども身近な人がやっていたり、テレビで見たりしたなど何かしらの「きっかけ」があって始めるようになると思います。本を読むことも同じで、本を読んで楽しそうにしている大人の姿を見ることで、子どもが本に興味を持つきっかけとなるでしょう。

大人が本を楽しむフリをするだけでも効果的

実際に本を読まなくても、両親が読書を楽しんでいるフリを子どもに見せてあげるだけでも効果的です。本を読むことが楽しいという姿を見せ、読書家のモデルとなってあげてください。

本を読むフリといっても、本を手に取って中身を眺めているだけでも十分です。例えば、子どもの前で絵本をパラパラめくる素振りをし、その本をソファーやテーブルなどお子さんの目のつくところに放置しておきます。すると、それを見ていたお子さんは「(ママ・パパは)さっき何を見ていたんだろう?」と気になり、その本を手にとり、ページをめくりたくなるはずです。このように、日常のちょっとした場面で、自ずと本に興味を示すようになる工夫をしながら、いろいろ試してみてください。

本を身近に感じる環境づくりもおすすめ

親子で図書館に行ってたくさんの楽しい本があることを見せてあげるのもおすすめですが、日々の暮らしの中で本のある生活を意識した環境づくりをするのも効果的です。

リビングルームや子ども部屋など、子どもが多く時間を費やす場所に本を置いてみましょう。子どもの目線を意識しながら本を置く場所を決めるのもポイントです。テレビを見ていたり、ゲームをしたりするときにふと視界に入るテレビボードの上や、いつもゴロゴロしているソファーの周辺など本を手にとりやすい環境をつくってみてください。

お家にいる時間のなかで、お子さんが本を手にとって「この本、読んでみたいな」と思えるようなきっかけをこのようにして作ってあげると自然と本を身近に感じられるようになるでしょう。

「読書体験」時間を増やしてモチベーションUP!

本好きになるには、本を読んだ量や時間に焦点を当てずに、親子で本について話す「読書体験」時間を多くつくるようにしてみてください。そうすることで、お子さんの読書のモチベーションを高めることができるでしょう。

夕食の時や家族との団らん時間などに、子どもが手に取って見ていた本や前日に読んでいた本について楽しく会話してみてください。「どんなお話だったの?」「どんな子が登場してきたの?」「続きはどうなると思う?」などとなんでもいいので本に関連する話を楽しく盛り上げてみてください。

本を読んでいる時間以外にも「本って楽しい!」と思える時間をどんどん増やせば、もっとたくさんのいろんな本を読んでみたいと読書意欲がさらにわいてくるはずです。親子で本のことについて考える時間をたくさんとって本の楽しさを共有してみてください。

こちらの記事もおすすめ

本嫌いな我が子に読書を強制したくありません。国語力って本を読まないと上がらないの?【読書教育オンラインYondemy代表に訊く】
大人になっても必要なスキルが身につく 読書=国語テストの点数アップ? 国語力といってもその定義は広く、読書をしたら国語力が上がるとは...

文・構成/HugKum編集部

編集部おすすめ

関連記事