【2019年ベストマザー賞】吉瀬美智子に梨花…受賞5人のメッセージには、子育てのヒントがいっぱい!

第12回ベストマザー賞の授賞式が行われました!

2008年から日本マザーズ協会が開催をスタートした「ベストマザー賞」は、ママ達の憧れや目標となるベストマザーが、ママ達の投票によって選出されます。第12回の今年も、さまざまな分野で活躍する5人の母親が一般のママ達の投票よって選ばれ、5月10日に授賞式が行われました。

左から【経済部門】小脇美里さん、【スポーツ部門】松本薫さん、【芸能部門】吉瀬美智子さん、【文化部門】梨花さん、【文芸部門】辻村深月さん

【芸能部門】女優の吉瀬美智子さん

芸能部門からは、5歳と2歳の姉妹のママである女優の吉瀬美智子さんが受賞されました。

「ママのごはん美味しい!」の言葉が一番うれしい

ママのTVでの活躍を応援してくれる娘さん達に、授賞式の朝は「マリアさまの心でいってらっしゃい!」と送り出されたという吉瀬さん。娘さんに「ママのごはん美味しい!」と言われるのが一番嬉しいと話してくれました。

「38歳で長女を授かり、この手で娘を抱き母になった瞬間は、今も忘れることはありません。娘達からも、いつかベストマザー賞をもらえることを夢見て、この賞に恥じることなく頑張っていきたいと思います」というメッセージも。素敵なパンツスタイルで登場した吉瀬さんの抜群のスタイルと美しさに会場からはため息も。美しさの秘訣を聞かれると、「トレーニングや体重管理にも最近は気をつけるようになりました。汗をかいて顔のむくみをとったり、フェイスラインを引き締める舌の体操もこっそりやっていますが、娘に目撃されたりしています」と、ママらしいエピソードも教えてくれました。

【文化部門】モデルの梨花さん

子育ての大切なことは「日常の些細なこと」にある

文化部門からはモデルの梨花さんが選ばれました。「息子が生まれてから、子育てを通じて新たな視点や感情にたくさん気づかされる日々です。理想もいろいろ抱くけれど、本当に大切なことは、日常の些細なことにあるのだと最近特に思います。ママにしてくれてありがとう」というスピーチをしてくれました。

また現在7歳の息子さんですが、5歳の誕生日の時に出産ビデオを家族揃って観たそうで、息子さんは「こんなに大変な思いをしてママは僕を産んでくれたんだ」という感想とともに「僕たちは一つだったんだね」と温かい言葉をかけてくれたそうです。息子さんの成長を温かく見守る梨花さんのエピソードが印象的でした。

【スポーツ部門】ロンドン五輪柔道金メダリスト松本薫さん

スポーツ部門からの受賞は、ロンドン五輪 柔道金メダリストの松本 薫さん。

「ママとしては白帯だけど、私が成長させられる日々です」

「まだまだママとしては白帯ですが、一般投票によるママからの選出と聞いて大変光栄に思っています。今後、ママでもアスリートを続けられる女性選手の環境が整うように願っています」とスポーツ界でもママの活躍を応援するメッセージを発信してくれた松本さん。

「みんなを笑顔にするアイスクリームを作りたい」とアイスクリーム屋「ダシーズ」をオープンしたばかり。まもなく2歳の娘さんが風邪をひいて何も食べられなかった時にも、このアイスクリームだけは食べられたそうで、「娘が本当にかわいいです。働くことで子どもとちょうど良い距離感を保てるのも良いことと思っています」と話してくれました。ママが自分の世界を持っていることも、また子育てに良い影響を与えているようです。

【文芸部門】小説家・直木賞作家の辻村深月さん

文芸部門からは、小説家の辻村深月さんが選出されました。ご存知直木賞作家であり、この春の『映画ドラえもんのび太の月面探査記』の脚本を担当され、映画も大ヒット作となりました。以前のHugKum編集部のインタビュー時にも、作品に全力で向き合う辻村さんのお話に心から感動しましたが、今回の「ベストマザー賞」でも素敵なメッセージをいただきました!

「どんなママもみんな、喜びや大変さが共有できる仲間」

「私がベストマザー賞だなんて、主人や子どもたちに笑われるのでは、と思ったのですが、今朝は家族皆が「ベストマザー賞おめでとう!いってらっしゃい」と笑顔で送り出してくれました。これまでメディアを通じて、“素敵なお母さん”たちが選ばれているのを見て、きっとこの方たちは、こんなにドタバタは我が家とは正反対な家に住む方々だ、と思っていたのですが、こうして受賞させていただいた今思うのは、皆さんもきっと、慌ただしい毎日の中で懸命に「お母さん」をされていたからこその「ベストマザー」だったのですね。どれだけ素敵そうでも美しくても、実はみんな、喜びや大変さが共有できる仲間だったのだと気づき、改めて受賞への感謝がこみあげてきます」

また作家の仕事で子育てについて書くことを、出産してから1年くらい迷っていたという辻村さん。思い切って自分の日常についてエッセイを書いてみると「我が家もこうです」「一緒に頑張りましょう」と共感をしてくださる読者の方からの声をいただき、今回の受賞も「投票してくださったお母さんたちが、自分たちの代表として私を仲間だと思ってくださったなら、とても幸せです。これからも母親でいられることの尊さを思いながら、作家として新たな小説を目指して行きたいです」と話してくれました。

◆HugKum編集部の辻村さんのインタビュー記事はこちら

ドラえもんを愛する作家・辻村深月が脚本に込めた思いとは?【映画ドラえもん のび太の月面探査記】
3月1日(金)に公開される「映画ドラえもん のび太の月面探査記」。シリーズ39作目となる本作の脚本は、直木賞作家の辻村深月さんが担当。今回は...

『映画ドラえもんのび太の月面探査記』(小学館ジュニア文庫)

【経済部門】ブランディングプロデューサーの小脇美里さん

経済部門からの受賞は、ファッションエディターとしてたくさんの書籍や雑誌を担当し、ブランディングプロデューサーとしても商品の企画や開発に携わる小脇美里さんが選出されました!彼女の人気著書『モノトーン収納でラクする片付け』(小学館)も2016年の発行以来、ママたちの支持を集めています。

「母親目線を生かして、みんなが笑顔になれる発信を」

4歳の男の子のママである小脇美里さんは、保育士・幼稚園教諭の免許を取得するほど子どもが昔から大好きだったそう。ですが実際の育児が始まってみると、うまくいかないことの連続で涙をする日もあったという彼女。受賞メッセージはこちら。

「全国の皆さまからの投票結果だと伺い、身に余る光栄だと感じております。育児は育自、とよく言いますが、まさに自分も母として日々育ててもらっている最中だと感じています。まだまだ未熟なところだらけですが、息子にとってのベストマザーでいられるようにがんばっていきたいと思います」

経済部門での受賞となった小脇さんは「未来を作る子どもたちが生きやすい社会を作れるよう努力していきたい。母親視点で、お母さんと子ども達が楽しく、笑顔になれるような商品や企画を発信して行ければ」と今後の活動についてのお話をしてくれました。

小脇さんの収納メソッドが詰まった本はこちら!

モノトーン収納でラクする片づけ

著/小脇美里

マルチな活躍をみせてきた小脇美里が、たったひとつ苦手だったこと。それが、片づけでした。懸命に働いていて時間がなく、部屋が片づかなくてもしょうがない…と諦めていた時期もあったそう。けれど、第1子妊娠を機に「きれいなお部屋で子供を育ててあげたい」と一念発起!カリスマライターらしく、収納・片づけについて、徹底的に調べはじめたのです。“食育”ならぬ、“お片づけ育”にまで繋がる『モノトーン収納』のコツ、本書に余すところなく徹底網羅!!

 

生き方や考え方のヒントを、子育てに繋げられるきっかけに

受賞された5名の方々のスピーチは、予想以上に親近感が湧くお話ばかり。それぞれのフィールドで活躍しながら、子育てでも忙しい毎日を送り、自分なりの子育てを精一杯やっている様子が皆さんのスピーチからとても伝わってきました。ママの代表として各分野で活躍する彼女達の考え方、生き方が、全国の多くの子育て中のママのヒントになり、少しでも幸せな子育てに繋がってほしいと授賞式に参加して改めて感じました。受賞者の皆さん、おめでとうございました!

文・構成/HugKum編集部

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