※ここからは『マンガでわかる 10代のための人間関係の「ピンチ!」自分で解決マニュアル』(小学館)の一部を抜粋・再構成しています。
子どものピンチ!親が友だちの悪口を言ってくる
君には、どうしても許せないし、納得がいかないことがある。
それは、君の親が君の友だちの悪口を言うこと。
友だちとはうまくやっているつもりだし、すごく仲がいいのに、家に帰るとくどくど文句を言われてしまう。
例えば、「あいさつをしない」「言葉遣いが乱暴」・・・・・・って感じで言ってくる。
最後には、「あなたが勉強しなくなったのは、あの子のせいじゃないの?」なんて言われる。「それは自分の問題なのに・・・」って思う。でもあんまり勉強していないから、反論もできない。
だいたい自分がつき合う友だちが、親に迷惑をかけたことはないし、「だれとつき合おうが、自分の自由じゃないか」とも思う・・・・・・。
自分で解決!のヒント
とても腹立たしいのはよくわかるよ。だって、君にとって、友だちはなによりも大切なもの。だから友だちの悪口を言われるのは腹が立つよね。
でも、ちょっとだけ視点を変えてみよう。そもそも君の親は、どうしてそんなふうに君の友だちの悪口を言うんだろう?
「君のことが嫌いだから?」まさか!(笑)
「友だちのことを困らせたいの?」そんなことしても親は得をしないよね?
だとすると・・・・・・そうそう。ただ、君のことが大切で、心配なんだよ。
それがわかったら、あとは「君と友だちがつき合っていて、困ることはないし、悪影響もないんだ」と、親に伝えてあげればいい。
怒りをぐっとこらえて、友だちの良いところを、親にたくさん伝えよう。
※ここまでは『マンガでわかる 10代のための人間関係の「ピンチ!」自分で解決マニュアル』(小学館)の一部を抜粋・再構成しています。
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構成/HugKum編集部