トンガってどんな国?
オセアニアに位置する「トンガ」は、いったいどんな国なのでしょうか? 特徴や観光スポットなどをこれから説明していきます。
トンガ基本情報
まずはトンガの正式な国名や首都、場所などといった基本情報を見ていきましょう。
国名
正式な国名は「トンガ王国」です。
首都
首都は、ヌクアロファです。
場所
トンガは南太平洋に浮かぶ、ポリネシアに属する島国です。近くには、オーストラリアやニュージーランドがあります。

日本との時差
日本とトンガとの時差は4時間で、日本のほうが4時間遅れています。たとえば日本が午前0時だとすると、トンガは午前4時となります。
面積
トンガの面積は720平方キロメートルです。これは、日本の対馬とほぼ同じ大きさとなります。
エリア
トンガは、以下の5つのエリアに分かれています。
・ニウアス島
・ヴァヴァウ諸島
・ハアパイ諸島
・トンガタプ島
人口
トンガの人口は106,017人(2021年、世界銀行)です。これは、石川県小松市の人口とほぼ同じ数となります。
言語・公用語
トンガの公用語は、トンガ語、英語です。
通貨
トンガの通貨単位はパアンガです。日本円にすると、1パアンガは65.06円です(2026年1月5日現在)。
宗教
トンガの人々が信仰する宗教は、キリスト教(プロテスタント、モルモン教など)です。

歴史
1616年 オランダ人の探検隊が北方の二島を視認する
1845年 キリスト教徒のトゥポウI世がトンガを統一する
1900年 英国の保護領となる
1970年 英国より外交権を完全に回復する
天気・気候
トンガは、年間を通じて高温で乾燥している気候です。
トンガの首都・ヌクアロファと日本の首都・東京を比べると、トンガのほうが気温が一定していて暑く、最高気温が年中通じて30℃前後となっています。年間の降水量は、どちらも同じくらいです。
トンガの治安・住みやすさ
トンガの治安や住みやすさを解説していきましょう。
治安は安定している
南太平洋島嶼国と比べて、トンガは治安のよい国といわれています。
住みやすさはよい
治安が安定していることから、住みやすいとされています。ただし2000年初頭から中国人移民が急増し、一部のトンガ人はビジネスで成功している中国人移民に反感を抱いていることから、同じアジア人である日本人が被害に遭遇する可能性が高まっています。
トンガの見どころ・観光
トンガの観光名所をご紹介しましょう。
ハアモンガ・ア・マウイ遺跡
トンガタプ島の東端にあるニウトウアの海岸に、ハアモンガ・ア・マウイ遺跡があります。高さ5m、重さ30~40トンの3つの大きな石灰岩を組み合わせた古代ポリネシアの遺跡で、紀元1200年頃に作られたといわれています。「ハアモンガ・ア・マウイ」は、トンガ語で「マウイの重荷」という意味を持ちますが、なぜ作られたのかなど、くわしいことはわかっていません。
アナフルケイブ

トンガタプ島にあるアナフルケイブには、大きな石灰岩の鍾乳洞があります。また、淡水プールがあるのも特徴です。鍾乳洞はライトアップされ、鍾乳石と石筍の間を泳ぐことができます。神秘的な絶景のなかを泳ぐのは、一生忘れられない体験になることでしょう。
ホエール スイム

世界で一番、クジラの近くで泳げるスポットとして有名なのが「ホエール スイム」です。ここでは、ザトウクジラといっしょに泳ぐことができます。クジラとの遭遇率も高く、水中でクジラを見られるのは世界の中でもここだけといわれています。
マ マプアバカのブローホール
ホウマという村に、ブローホールがあります。このブローホールでは、サンゴ礁の石灰岩が波の力で削られて無数の穴が空き、その小さい穴に波の圧力が一気に伝わって水柱が吹き上がります。特徴は、水柱が吹き上げることに加え、オーと音がなることが挙げられます。トンガでは、このブローホールを「族長の笛」と呼びます。
ハアタフビーチ
「ハアタフビーチ」は、首都・ヌクアロファがあるトンガタプ島にある人気のビーチです。周辺には、ホテルやお店などがあり、のんびりとしたリゾート気分を味わうことができます。
ハアタフビーチでは、海水浴やシュノーケリングをはじめ、サーフィンを楽しむこともできます。サーファーの間では、有名なサーフィンのスポットです。また運が良ければ、クジラのブリーチング(海面上に躍り上がり着水すること)を見られるのも魅力的。絶景に癒やされ、波の音を聴きながらゆったり過ごせます。
トンガの特徴・有名なもの
観光スポット以外の、トンガで特徴的なものや有名なものを紹介していきましょう。
国名の由来
トンガは、ポリネシア語で「風下側」の意味があります。国名は、サモアの「風下」「南側」に 位置することに由来しています。
国旗の意味
トンガの国旗は、赤と十字架が印象的です。この十字架は「キリスト教国」であることを表しています。また赤はイエスの聖なる血、白は純血を意味しています。
この国旗のデザインには、国王ツポウ1世が敬虔なキリスト教徒であったため、その意志が反映されているとされています。
国民的スポーツはラグビー

トンガの国民的スポーツはラグビーで、国技としてさかんであり、強豪チームです。2023年に行われたワールドカップにも出場したナショナルチームの愛称は「イカレ・タヒ」といいます。これは「海鷲」という意味です。
なおラグビー日本代表選手には、ヴァル アサエリ愛選手、中島イシレリ選手、ヘルウヴェ選手、アマナキ・レレイ・マフィ選手、アタアタ・モエアキオラ選手など、たくさんのトンガ出身の選手がいます。
ヘイララ・フェスティバル
ヘイララ・フェスティバルは、前国王トゥポウ4世の誕生日を祝う催しとして始まったイベントです。各国からも多くの人が集まり、パレードや多くので店が出店し、街中がにぎやかになります。
さまざまな催し物のなかでも盛り上がるのが「ミス・ヘイララコンテスト」です。容姿だけでなく、知性も兼ね備えた美しい女性がステージ上で競います。そのほか、女装した男性によるファッションショーが行われるのも特徴的です。
ちなみに「ヘイララ」とは、トンガの国花の名前です。薄オレンジ色の小さな花を咲かせます。
トンガの料理

トンガの伝統料理に、子豚の丸焼きがあります。これは冠婚葬祭やクリスマス、新年といったお祝い事には欠かせない料理であり、各家庭の庭先で調理されます。
トンガの料理には魚系もあります。そのひとつが「オタイカ」というトンガ風のお刺身です。これは魚の切り身に玉ねぎ、ライム汁、塩、ココナッツ、トマトを加えて和えた料理です。
また地面に穴を堀った天然のオーブンで作る調理法「ウム」もあります。ウムでは、バナナの葉やタロイモの葉などで魚や肉、野菜を包み、蒸し焼きにします。
海や鍾乳洞といった自然が魅力の「トンガ」
トンガはオセアニアの南太平洋に位置する美しい島国で、豊かな自然と文化に満ちています。首都ヌクアロファを中心に、ポリネシアの独特な文化や歴史が息づくトンガ王国は、観光地としても見どころがたくさんあります。ハアモンガ・ア・マウイ遺跡やアナフルケイブ、ホエール スイムなど、自然の絶景を楽しめるスポットがめじろ押し。
さらに国民的スポーツであるラグビーや、ユニークなヘイララ・フェスティバルなど、ここならではの体験が訪れる人々を楽しませてくれます。機会があれば、ぜひトンガを訪れてその温暖な気候とフレンドリーな人々に触れてみてくださいね。
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文・構成/HugKum編集部
