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二層生地とフレッシュな素材を組み合わせたタルトみたいな新食感の焼きたてクッキー
ヨックモック(代表取締役:藤縄武⼠、本社:東京都千代⽥区)は、クッキーを通じた新しいつながり⽅を表現するポップアップショップ「クッキーのアトリエ」を5⽉17⽇(⾦)より原宿・表参道エリアにあるBAKERY CAFE 426 OMOTESANDOにて期間限定オープンしています。
こちらで提供しているのは、店内で焼き上げられたクッキー。直径約10㎝の大きなクッキーを絵を描くためのパレットのように色とりどりのフルーツや野菜と重ねています。口にすると、大きいうえに厚みのあるクッキー生地は硬すぎず柔らかすぎずのほどよい食感で、美味しさがクッキーの歯ごたえとともに長く楽しめます。
2種類のクッキー生地を使って作られているメニューですが、「クッキーパレット ルージュ」だけはパイの⽣地とモッツァレラチーズとトマト⾵味のクッキー⽣地の組み合わせ。焼きたてのクッキーの熱で溶け出すチーズとトマトの生地とフレッシュなトマトといただくピザのようなクッキーです。
イートイン限定で販売されるのが、仕上げに目の前で表面をバーナーで焼き上げるキャラメリゼをしてくれる「クッキーパレット キャラメリゼ」2品。アップルシナモンの「ドレ」とバナナショコラの「ジョーヌ」にはそれぞれバニラアイスクリームが添えられています。温かいクッキー生地にアイスクリームという組み合わせ、最高ですよね。
空間デザインはヘラルボニー 小林覚氏によるオリジナル作品 色を塗って彩りを加えよう
こちらの店舗では、アートエージェンシー「ヘラルボニー」とライセンス契約を結ぶアーティスト、小林覚さんが描き下ろしたオリジナル作品で店舗の内外を飾っています。ヘラルボニーは「異彩を、放て」をミッションに、国内外の主に知的障害のあるアーティストが描く作品をさまざまなビジネスへ展開。「障害」のイメージを変え、ありのままに生きる社会の実現を目指しています。
今回の作品では「創造」というテーマのもと、お菓子とアートが創る、人と人とのつながりを表現。小林さんは「クッキーのアトリエ」で提供する5つのお菓子を試食し、自身がお菓子から感じたものを作品に込めているようです。
店内の2階には「クッキーのアトリエ」のコンセプトを文字でつないで描いた作品をウォールアートとして展示。これに来場した人が「クッキーのアトリエ」で感じたことを色で表現する試みを実施。ぜひあなたも作品づくりに参加してみて。
社内有志の発案でプロジェクトがスタート 2年以上をかけて実現した人を笑顔にするお菓子
今回のプロジェクトを担当したヨックモックの森谷佳奈さんによると、ヨックモックの社員の話し合いのなかで出たのは、お菓子は人を笑顔にする不思議な力があるということ。コロナ禍という厳しい時期を経て、お菓子を通して何ができるのか。それをヨックモックの有志の社員で考え始めたのが、本プロジェクトのきっかけだったといいます。
「お菓子の創造性をたくさんの人へ届けたい。今回のプロジェクトでは、『クッキーの常識を超えて、その先へ』というコンセプトを掲げました。お菓子の創造性、個性、遊び心を表現し、人と人とが繋がる時間をご提供できる空間を作りました。ヨックモックが作る新しいお菓子や、ヘラルボニーとのコラボレーションなど、 少し新しい取り組みに驚かれた方もいらっしゃるかと思います。コロナ禍を経て、コミュニケーションの方法が変化し、 リアルでの繋がりが大切だということがわかった今だからこそ、私たちが大切にしてきた人と人との繋がりをデザインし、おいしさと笑顔が共にある世界を作るという思いを形にしたい。 クッキーの可能性をテーマに今回お菓子の開発にチャレンジいたしました」(ヨックモック 森谷さん)
なんとこのお菓子の開発には2年以上かかっていて、様々な試行錯誤の末、見た目も味わいも楽しめるお菓子の販売へとつなげています。
「クッキーのアトリエ」では、金曜・土曜の夜だけ特別なデセールを提供する「クッキーの夜会」を開催。ペアリングドリンク付きのこの時間だけいただけるデセールセットが登場します。
アートとお菓子で人と人のつながりを創り出すヨックモックとしては初めての試み、お近くに行く予定があればぜひ立ち寄ってみて!
クッキーのアトリエ
BAKERY CAFE 426 OMOTESANDO(東京都渋⾕区神宮前4丁⽬26-18 原宿ピアザビル)
⽇程: 2024年5⽉17⽇(⾦)〜6⽉6⽇(⽊)11:00〜18:30(L.O17:30)
(⾦)・(⼟) のみ11:00〜20:00(L.O19:00)
※クッキーの夜会は(⾦)・(⼟)17:00〜20:00(LO.19:00)限定開催
公式サイト| https://www.yokumoku.jp/55th/atelier
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取材・文/北本祐子