「アニメは英語で」「毎日大好きと伝える」「一緒に料理」〝わが家の育児のこだわり〟を800人に調査!

育児をしていると、自然とそのご家庭ならではの「育児のこだわり」が生まれるものではないでしょうか。さまざまな具体例が思い浮かぶかもしれませんが、みなさんのご家庭では特にどのようなことを重視していますか?
他所のご家庭のこだわりも気になるポイントではないでしょうか。そこで今回は「わが家の育児のこだわり」を800人のママパパを対象にアンケート調査を実施!

【ランキング発表】「わが家の育児のこだわり」は?800人のママパパがアンケートに回答

アンケートに回答してくださったのは、未就学児育児中のママパパ800人。まずは、みなさんの回答の集計結果をランキング形式で俯瞰してみましょう。

調査媒体:小学館『幼稚園』2024年6・7月合併号
設問:おうちの方が育児で「わが家はここにこだわっている!」ということがあれば教えてください。(複数回答可)

1位:興味のあることは何でもやってみる
2位:外遊びをたくさんさせている
3位:テレビ・動画の時間は制限している
4位:挨拶やお礼をきちんとする
5位:体を動かすことを大事にしている
6位:靴のサイズがあってるかこまめに確認する
6位:虫や草木など自然に触れさせる
6位:本・絵本をたくさん読む
10位:子どもの気持ちを尊重する
11位:生活リズムを守る
12位:天気がいい日は外で遊ぶ
13位:食事は栄養バランスを考えている
13位:図書館に定期的に行く
13位:選択肢がある時はなるべく本人に選ばせる
13位:本の読み聞かせをたくさんしている
17位:怪我や迷惑をかけない範囲で極力自由に行動をさせている
17位:工作をたくさんさせる
17位:色々なことに興味を持てるように幅広い経験をさせる
17位:食事のマナー
17位:寝る前に絵本を読む
17位:本人の話をよく聞くこと
23位:なるべく外に出かけてる
23位:英語を聞く機会を作る[YouTubeや洋楽を流す等]
23位:自分で出来ることは自分でやる
23位:読みたい本はなるべく買ってすぐに読ませる
27位:ありがとう、ごめんなさいがきちんと言えるように
27位:のびのびと我儘に育てる
27位:一緒に料理をする
30位:1日1回は外へ出る
30位:アニメを英語で見せる
30位:テレビ・スマホを極力見せない
30位:まずはやらせてみて、できないことを認識させ、手助けする
30位:季節のイベントは毎年チェックする
30位:休日はなるべく家族で出かける
30位:散らかしても汚してもなるべく好きにやらせている
30位:子どもが興味があることは一緒に遊び楽しむ
30位:自分の気持ちを言葉で表現するように伝える
30位:集中しているときは口に出さない
30位:色々な大人とそれぞれ違う体験をさせてあげたい
30位:食育
30位:積極的に自然・季節を感じさせている
30位:積極的に知育系の遊びを取り入れる
30位:早寝早起き
30位:大人の言葉で話をする
30位:添加物の入っていない食材を使うこと
30位:褒めることを大事に
30位:毎日大好きと伝える
30位:幼稚園での出来事を聞く

アンケートには、さまざまな項目に票が寄せられ、1位は「興味のあることは何でもやってみる」、2位は「外遊びをたくさんさせている」、3位は「テレビ・動画の時間は制限している」との結果に。

ここに挙げたのはその中でも特に多くの票が寄せられた30位までの項目。以下では30位までにランクインした項目を、似た分野別に分類の上、それぞれ見ていきます。

子どもの主体性を尊重する

集計の結果からは、「興味のあることはなんでもやってみる」が1位になったことに加えて、「子どもの気持ちを尊重する」といった項目にもたくさんの票が寄せられ、多くのご家庭がお子さんの「主体性」を意識的に重んじていることが伝わってきました。

子どもの頃に培った「主体性(自分の意志によって行動する態度・性質)」は、なにかにチャレンジしたり課題を解決したりする力に繋がり、社会を生き抜く力として、大人になってからもお子さんを支えてくれるはず。

選択肢がある時はなるべく本人に選ばせる」といった回答にも票が入っているように、すべてをお子さんの意志に委ねるのが難しいシーンでは「選択させる」といった形式を取って、部分的にお子さんの主体性を尊重するのもアリではないでしょうか。

外へ出る・身体を動かす

外遊びをたくさんさせている」「体を動かすことを大事にしている」といった項目にも多くの票が集まり、外でのアクティビティや運動の機会を大切にするご家庭が多いことも改めて確認できました。

コロナ禍を経て、外遊びのありがたさを痛感しているご家庭も多いかもしれませんね。

動画やテレビ、スマホの制限

テレビ・動画の時間は制限している」「テレビ・スマホは極力見せない」の項目への投票数も少なくありませんでした。

動画やテレビの視聴時は、どうしても子どもが受け身になりがちです。時々見せることがあっても、子どもが依存しすぎないようには注意したいところです。

挨拶・マナーを身につけさせる

挨拶やお礼をきちんとする」「ありがとう、ごめんなさいがきちんと言えるように」「食事のマナー」といった項目にも票が入り、挨拶やマナーを重んじているご家庭も多いことがわかりました。

挨拶やマナーは、自然とできるようにしておきたいものです。幼いうちからしっかりと身につけさせようと、日々試行錯誤しているママパパ多数。

暮らしや食事、健康に関するこだわり

靴のサイズが合っているかこまめに確認する」「早寝して睡眠時間を多く確保」「食事の栄養バランスを考える」「添加物の入っていない食材を使う」等々、暮らしや食事、健康にこだわっているとの声も多数寄せられました。

暮らしや食事、健康状態は、お子さんの生活の質を大きく左右する最も大切な要素といえます。靴のサイズに至るまで、お子さんの日々の変化に常に目を向けてしまうものですよね。

季節を感じさせる・自然と触れ合う

虫や草木など自然に触れさせる」「季節のイベントは毎年チェックする」への票もありました。季節を感じたり自然と触れ合ったりすることで、子どもの好奇心が刺激され、興味の幅も広がることが期待されます。

まだまだ知らないことだらけの幼い時期にこそ、自然を体感して、身の回りのさまざまな物事に関心を寄せてほしいものです。

英語教育にも少しずつ注力

英語を聞く機会を作る(YouTubeや洋楽を流す等)」「アニメを英語で見せる」と回答してくださったご家庭もありました。

本格的に教室に通わせているという声は少なかったものの、YouTube動画やアニメなどを通じて、英語への興味の芽を伸ばせるような工夫を始めているご家庭は多いようです。

読書習慣をつける

本・絵本をたくさん読む」「図書館に定期的に行く」「本の読み聞かせをたくさんしている」「寝る前に絵本を読む」「読みたい本はなるべく買ってすぐに読ませる」等々、読書に関する項目にはたくさんの票が寄せられました。

幼い頃の読書体験には、言葉の学びになるほか、想像力や感性を磨いたり、社会を勉強できたりと、多くのメリットがあります。親子のふれあいの時間にもなる絵本の読み聞かせに、なるべく時間を割いているご家庭も。

可能な限り自由に過ごさせる

怪我や迷惑をかけない範囲で極力自由に行動させている」「のびのびと我儘に育てる」との回答も散見されました。

今回のアンケートの対象となったのは未就学児育児中のご家庭。幼いうちはできるだけ自由にのびのびと過ごしてほしい、と考えるママパパも少なくないはず。

色々な体験・経験をさせる

色々なことに興味が持てるように幅広い経験をさせる」「色々な大人とそれぞれ違う体験をさせてあげたい」「まずはやらせてみて、できないことを認識させ、手助けする」といった回答も。

子どもの興味がどんな物事へと向かっていくのかは、親にも本人にもわかりません。まずは色々なことを経験・体験して、自分の興味・関心の方向性を探ってほしいものですよね。

また、言葉で言われたことよりも、自分で体験したことの方が教訓として記憶に残りやすい傾向にあります。難しいことも、まずは「できない」ことを身をもって体験してもらった上で、はじめて親が手を差し伸べる、というご家庭もありました。

子どもとのコミュニケーションへのこだわり

本人の話をよく聞くこと」「大人の言葉で話をする「褒めることを大事に」「毎日大好きと伝える」「幼稚園での出来事を聞く」といった、子どもとのコミュニケーションに関する項目にも票が集まりました。

お子さんとの関わり方の形やこだわりはご家庭によって異なりますが、みなさんが毎日丁寧にお子さんと向き合っておられることがひしひしと伝わってきます。

他、少数派にも見習いたいこだわりが。「育児のこだわり」はご家庭によってさまざま!

今回は、800人のママパパたちから寄せられた「わが家の育児のこだわり」をお伝えしてきました。ご紹介した回答のほかにも「きょうだい平等に扱う」「話しかけられたらどんなに忙しくても返事をする」「嫌いな食べ物も必ず一口は食べる」等々、さまざまな共感できるこだわりや見習いたいこだわりが寄せられています。

ご紹介したものの中に、みなさんが共感できる「こだわり」はありましたか? 中には「良いかも」「やってみたい」と思えるような発見もあったのではないでしょうか。真似したいと感じたものは、ぜひ明日からの育児に取り入れてみてくださいね。

◆アンケートを実施したのは・・・

テレビや絵本のキャラクターといっしょに、思いきり遊んで学べる 『幼稚園』。心も体も頭もいままで以上に成長する4・5・6歳。あれもやりたい、これも知りたい、大きくふくらむ好奇心や感じる心を育てていく企画が満載の子ども向け雑誌です。

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文・構成/羽吹理美

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