目次
毎年酷暑が続いています
暑いときに気をつけたいのが熱中症です。電気代の高騰や冷房が苦手といった理由で冷房をつけないという話を耳にすることもありますし、小さいお子さんには保護者の方が気をつけて水分補給させないと、気がつけば脱水症状を起こしているといったことにもなりかねません。
そんなときに今、暑さがどのような状態なのかを色を使って一目でわかるようにしているのがプラスの「温湿度LEDアラーム」です。
暑さ指数(WBGT)が一目でわかります
この商品では熱中症の危険度を色でお知らせします。
ピラミッド型をしたオブジェ状のアラームで、本体の半分あたりから上がその時の状況に応じて光ります。暑さ指数では4色、青(注意)・黄(警戒)・橙(厳重警戒)・赤(危険)が光ります。
360度、どの角度から見ても色が見えるのでお部屋のさまざまな位置から気にすることもできて、色によって状況も認識しやすくなっています。
色の根拠となるのは暑さ指数(WBGT)という指標です。
暑さ指数と注意点
危険(赤・31以上)
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きいです。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動しましょう。
厳重警戒 (橙・28以上~31未満)
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意しましょう。
警戒 (黄・25以上~28未満)
運動や激しい作業をする時には定期的に十分に休息を取り入れましょう。
注意(青・25未満)
一般的に危険性は少ないですが、激しい運動や労働の時には熱中症が発生する危険性があります。
※暑さ指数は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標です。この商品は日本生気象学会で作成・公表している「日常生活における熱中症予防指針Ver.4,2022」に準拠していて、熱中症になりやすい室内環境の注意レベルを、室温、相対湿度から計算し、4段階で表示しています。
使いやすい工夫がたくさん
部屋の雰囲気に影響を与えない見た目
本体は全体的に乳白色のピラミッド型になっていて、箱から取り出してすぐ、お部屋の雰囲気にマッチしやすいと感じました。
LEDは必要に応じてON/OFF
来客がある時や眠るときにLEDが気になることもありますよね?LEDは、手動設定で光らないようにすることもできます。また、照度センサーを搭載しているため、夜間などの人のいない環境で周囲が暗くなるとLEDが点灯しないように設定することもできます。
危険なときには音でもお知らせ
LEDのライトだけでなく、橙の「厳重警戒レベル」・赤の「危険レベル」に達したときにはブザー音で知らせる設定にすることができます。家事でリビングから離れて商品が死角に入ってしまっても、音で知らせてくれるのは嬉しい機能です。
液晶パネルには温度と湿度を表示
暑くなると「どのくらいの気温?」「ムシムシしているけれど今の湿度は?」と気になりませんか?本体正面にある液晶パネルには温度と湿度の数値を表示しています。
我が家では「今は30度あるからエアコンつけようか」「湿度が高めだからドライ運転が良さそうだね」のように温度と湿度を可視化するコミュニケーションツールにもなっています。
壁に設置することも可能
本体底にはピンや釘に引っ掛けるための部分があります。置く場所がない場合は、壁面につけて使用することができるのがいいですね!
気温はいつも通りなのに黄色?
私の体験談です。その日は曇りがちで気温は落ち着いていました。でもなぜかLEDは黄色になっていました。液晶ディスプレイをよく見てみると湿度がとても高かったのです。
人間は暑くなったときに汗をかき、汗が蒸発するのとともに肌表面の熱を放出して体温調整を調整しています。しかし、湿度が高いとなかなか汗を蒸発することができなくなるのです。例えば、湿度の高い日に洗濯物が乾きづらいことを想像してください。
結果、体温調整がうまくできずに熱が体にこもってしまい、熱中症になりやすい状態に近づいていきます。
暑いと気温に意識が行きがちですが、湿度にも気を配る必要がわかったできごとでした。
暑いときだけ……ではない!「乾燥レベルモード」も搭載
「とても便利そうだけれど、夏の数ヶ月のためだけに買うのは…」という方は、ここを注目です!
この温湿度LEDアラームは夏だけでなく冬にも便利に使うことができます。
特に私の住んでいる地域では冬場の空気の乾燥がひどく、乾燥対策として加湿器を使って湿度を上げるように努力しています。でもそれで適度な環境を作れているのか、いまいちわからなかったのです。
この商品は「季節モード」を切り替えることで簡単に「乾燥レベルモード」という冬用の設定に変更することができます。お部屋の乾燥度合いに応じてLEDが緑と黄色の2段階でお知らせしてくれるので、加湿の必要な度合いを、やはり一目で知らせてくれます。
一般的に湿度というのは「飽和水蒸気量」を用いて計算します。気温が下がると空気が含むことができる水分の量が少なくなってきます。例えば気温10℃の時と20℃の時、同じ湿度100%でも空気中に含まれる水分量(飽和水蒸気量)は10℃の方が少ないのです。そのため冬場は乾燥しやすくなるのです。ここでは温度に対する湿度ではなく、絶対湿度というものを基準として、温度に関係なく1㎥の空気中にふくまれる 水蒸気の質量(グラム)を示します。単位はg/㎥で表します。
絶対湿度と注意点
注意 (黄・11g/㎥以下)
空気が乾燥傾向にあり、温度と湿度が下がらないよう注意が必要です。
良好 (緑・11g/㎥を超える)
空気は湿っており、温度と湿度を適切に維持しましょう。
小さいお子さんや高齢のご家族がいる家庭へのプレゼントにも!
小さなお子さんがいらっしゃる家庭や、離れて暮らすご実家へのプレゼントとしても最適な商品だと使ってみて感じました。これからくる本格的な夏に、この「温湿度LEDアラーム」を有効活用してみませんか?
あなたにはこちらもおすすめ
文・構成/ふじいなおみ