体験型ミュージアム『おもちゃ美術館』の魅力とは?おもちゃを創る、遊ぶ、学ぶ。家族で楽しめる施設を徹底紹介!

子供と一緒にお出かけしたいスポットとしても人気の高い、『東京おもちゃ美術館』は世界各国のおもちゃに触れて遊べる体験型ミュージアム。室内なので雨の日でも安心して遊ぶことができます。赤ちゃんからお年寄りまで楽しめる施設の、詳しい情報やおすすめの遊び方などを紹介します。

東京おもちゃ美術館とは?


新宿区四谷にある東京おもちゃ美術館は、旧四谷第四小学校校舎の中にあります。広い施設には世界各国のおもちゃが集まり、「多世代交流の館」として、0歳から100歳まで、さまざまな世代の方が、おもちゃを媒介に自然と楽しいコミュニケーションがとれる「老若男女共同」の環境がつくられています。
おもちゃを創る、遊ぶ、学ぶ、楽しむ体験型の美術館で、赤いエプロンをしたおもちゃ学芸員さんがおもちゃについていろいろ教えてくれます。

おもちゃ美術館のみどころ

おもちゃ美術館には、いろいろなフロアがあるのでどこから回ればいいのか迷ってしまうことも。年齢によって子供が「遊びたい!」と思う場所も変わってくるので、いくつかのみどころを紹介します。

赤ちゃんが安心して遊べる『赤ちゃん木育ひろば』


おもちゃ美術館の1階にある赤ちゃん木育ひろばは、赤ちゃん専用の部屋(0~2歳までのお子様とその保護者対象)。暖かみのある杉の床材、木のおもちゃいっぱいの部屋で、木の形や肌触り、色、模様、匂いなどを体感できる居心地のいい空間は、グッド・デザイン賞、キッズデザイン賞を受賞しています!
赤ちゃん木育ひろばの手前には、おむつ替えコーナー(ベビーベッド3台)、室内には授乳スペースがあるので安心してゆっくり遊ぶことができます。
※安全面から3歳以上(ご兄妹含む)の子供は入場できません。
※一家族につき1日1回、90分程度のご利用をお願いしています。

日本各地の職人さんが作った木のおもちゃが勢ぞろい!『おもちゃのもり』


2階にある木の香りに包まれた空間で遊べるフロアは、子供たちにも大人気。低学年からおもいきり楽しめます!室内にある大きな“センターハウス”は、まるで秘密基地のよう。杉の木を使って鳥かごをイメージして作られていて、2階に上がることもできます。木の間を通った照明の光がまるで木漏れ日のようで素敵な演出をしてくれます。


木の中に埋もれて遊べる“木の砂場”は、北海道北見市産の広葉樹2万個で作られています。つるつるとした丸い形をした小さな木の感触がとても気持ちがよく、埋もれていくときの不思議な感覚がとても楽しいです。
そのほかにも、木のお人形で遊べる小屋“どーるはうす” 、木曽産のヒノキで出来た“どんぐりの池” などたくさんの遊びがこの『おもちゃのもり』に集まっています。

自分で作ったおもちゃを持って帰れる『おもちゃこうぼう』


3階にある『おもちゃこうぼう』では、簡単に手に入る材料(紙コップや牛乳パックなど)を使ってできるおもちゃを自分で作って持って帰ることができます。親子で一緒に作ったり、友だちと自分の作品を見せ合いっこしてみたり、小学生にも人気のフロアです。
「まいにちメニュー」に加え、不定期開催のおもちゃコンサルタントによる「TOY工房(要材料費)」が行なわれています。

そして、2018年6月に東京おもちゃ美術館開館10周年を記念して作られた「いとのこや(=いとのこの こや)」では、電動いとのこ盤を使って木のおもちゃを作ることができます。

対象:小学4年生~
火・金: 13:00~15:00(先着15名)
土・日: 10:00~11:15、13:00~15:00(午前・午後合わせ先着25名)
料金:使用する木のサイズにより異なります。
木材サイズ小(10.5cm角):500円
木材サイズ中(12cm角):700円
木材サイズ大(20cm角):1,200円
申し込み:当日「おもちゃこうぼう内・いとのこや」にて予約(先着定員制)
※おもちゃこうぼうのメニューは、こちらで確認できます。
※開催日は変更になる場合もあります

開催イベントをチェックしてから遊びにいこう!


おもちゃ美術館では、さまざまなイベントが開催されています。部屋いっぱいのブロックを使って、自由な発想で作品をつくるブロックルームや、もりのおはなし会、科学おもちゃパフォーマンス、さらに夏休み限定イベントなど、ホームページで公開されるイベント情報をチェックしてから遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
イベントの情報はこちらから
また、2階にある企画展示室では、テーマに沿った展示がおこなわれていて、グッド・トイ展示室では2019年6月に発表されたグッド・トイ受賞作品を見て、触れることもできます。

おもちゃ美術館周辺のおすすめスポット

おもちゃ美術館は入館料を払ったら当日中、何度でも再入館が可能です。館内での飲食は禁止(水またはお茶のみ、廊下のベンチにてお飲みいただけます)となっているので、1日中遊びたいなら1度退館してお昼ごはんを食べるのがおすすめ!また、近くにある遊べるスポットも紹介します。

公園でお弁当ピクニック気分が味わえる『新宿御苑』

おもちゃ美術館より徒歩8分の場所には新宿御苑があります。お弁当を持ってきて、公園でピクニック気分でランチするのもいいですね。
開園時間 9:00~16:00(16:30閉園)
入園料 大人(15歳以上)200円、小・中学生50円、幼児無料
休園日 月曜(祝日の場合は翌園)
駐車場 有(200台)

詳細はこちらのサイトをご覧ください。http://fng.or.jp/shinjuku/

近くのレストランで楽しむ『ベジタブルビュッフェ』

おもちゃ美術館より徒歩3分の場所にある、ホテルウィングインターナショナルプレミアム東京四谷1階にあるレストラン「Bistro W」。
ランチは【週替わりの選べるメイン料理】+【サラダ&スープ&焼きたてパンBAR】+【ドリンク&コーヒーBAR】+【ソフトクリーム】とボリューム満点で、野菜をたくさん食べることができます。小学6年生までのお子様限定!1,080円(税込)もあるので、子供と一緒に贅沢な時間が過ごせます。
時間 11:30~14:30(ラストオーダー 14:00)
内容 選べるランチ70分/洋食
料金 1,350円(税込)/土日祝は1,890円(税込)

詳細はこちらのサイトをご覧ください。https://www.hotelwing.co.jp/yotsuya/

合わせて立ち寄りたい!『消防博物館』

おもちゃ美術館より徒歩5分。四谷三丁目駅に直結している『消防博物館』は、江戸の火消から現在の消防活動まで、消防の歴史に触れながら、防火・防災について楽しく学べる場所。歴代のクラシック消防車や馬に引かれた蒸気ポンプは圧巻!消防ヘリコプターの操縦席に乗れたり、防火衣を着られる体験コーナーも人気です。

開館時間 9:30~17:00
入館料 無料
休館日 月曜(祝日の場合は翌日休館)

詳細はこちらのサイトをご覧ください。http://www.tfd.metro.tokyo.jp/ts/museum.html

赤ちゃんから100歳まで、1日楽しめる!おもちゃ美術館

おもちゃ美術館の2階には、日本全国のおもちゃ作家、おもちゃ工房、デザイナーの作品を常時500アイテム以上展示販売する日本唯一のトイショップApty(アプティ)があり、気に入った作品やおもちゃを買って帰ることができます。


営業時間:10:00~17:00
※ショップのみのご利用の場合、入館料はかかりません。

広いフロアに集まった、たくさんの木のおもちゃ。こんなにたくさんの作品を見て触れて遊び、学べる施設は子供の創造性を豊かにしてくれます。ぜひ、子供と一緒に木のぬくもりを感じてみては、いかがでしょうか。

東京おもちゃ美術館の施設情報

<<アクセス方法>>
住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷4丁目20 四谷ひろば内
電話:03-5367-9601
東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目駅」2番出口より お子さま連れで徒歩7分
※ 駐車場の用意はございません。公共の交通機関をご利用ください。
<<開館時間>>
10:00~16:00 (入館は15:30まで)
<<休館日>>
毎週木曜日 木曜日が祝日の場合は開館。後日振替休館あり
特別休館日(4月・9月・10月・2月)
※2019年9月9日(月)~13日(金)
※2019年10月21日(月)
※2019年12月27日(金)~2020年1月5日(日)
※2020年2月3日(月)~7日(金)
<<入館料>>
・ こども(6ヶ月~小学生)(6ヶ月未満は無料) 500円
・おとな(中学生以上) 800円
・シニア(65歳以上) 500円
・おとなこどもペア券 1,200円
新宿区民の方への割引や平日限定のお得なパスポートなどもあるので、詳細はおもちゃ美術館のサイトをご覧ください。

記事監修

おもちゃ美術館|木のおもちゃ

日本をはじめ世界各国のおもちゃに触れて遊べる体験型ミュージアム「東京おもちゃ美術館」。認定NPO法人芸術と遊び創造協会運営。「赤ちゃん木育ひろば」など、親子で木のぬくもりに触れる場を提供。長門や鳥海山木など全国に姉妹館が。おもちゃを通して日本の木の良さを伝える「木育(もくいく)」を広めている。


文/やまさきけいこ

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