マルタってどんな国?
イタリアのシチリア島の南に位置する「マルタ」は、いったいどんな国なのでしょうか。国の特徴や観光スポットなどをチェックしていきましょう。
マルタ基本情報
まずは、マルタの正式な国名や首都、場所などといった基本情報から解説します。
国名
正式な国名は、「マルタ共和国」といいます。
首都
首都は、バレッタです。
場所

マルタは、イタリアのシチリア島の南に位置する国です。近くにはイタリアやチュニジア、ギリシャがあります。
日本との時差
日本とマルタとの時差は8時間で、日本のほうが8時間進んでいます。日本が午前8時だとすると、マルタは午前0時となります。
面積
マルタの面積は、316平方キロメートルです。これは、淡路島の半分くらいの面積となります。
エリア
マルタは、大きく5つのエリアに分かれています。
●ゴゾ島・コミノ島エリア
ゴゾ島・コミノ島エリアは、北部に位置するマルタの離島です。ゴゾ島はリゾート地、コミノ島は透明度の高い海が特徴です。
●北エリア
北エリアは、都市セント・ポールズ・ベイがあるエリアです。映画『ポパイ』のロケ地となったポパイビレッジや、マルタ国立水族館があります。
●中央エリア
中央エリアには、マルタを代表するサッカークラブ「ビルキルカラFC」の拠点となる都市ビルキルカラや、マルタ有数の繁華街であるセント・ジュリアンズがあります。
●南東エリア
南東エリアは、首都・バレッタがあるエリアです。またマルサシュロックという大きな漁村や、セント・ピーターズ・プールといった観光スポットもあります。
●南エリア
南エリアは、都市・オルミがある地域です。ハジャーイム神殿や青い洞門などがあります。
人口
マルタの人口は約55万人(2024年)です。これは鳥取県の人口(55.3万人)とほぼ同じ数となります。
言語・公用語
マルタの公用語は、マルタ語または英語です。
通貨
マルタの通貨単位はユーロです。日本円にすると、1ユーロは183.36円です(2026年3月13日現在)。
宗教

マルタの人々が信仰する宗教は、主にカトリックです。
歴史
マルタの歴史は、紀元前5200年ごろまでさかのぼります。石器時代後期であるこのころ、シチリア島から渡ってきた人類が洞窟に住み始めたことから歴史がスタートします。紀元前800年ごろに、フェニキア人が地中海貿易の拠点として定住し、紀元前480年ごろにカルタゴの支配下に。紀元前218年ごろには、ローマ帝国の支配下になります。1814年にイギリス領になり、1964年にイギリスから独立。1974年に共和制を導入し、マルタ共和国となりました。
天気・気候
マルタは地中海性気候に属しています。日本とおなじく四季があり、夏は暑く冬は寒いです。10月から4月は雨季、5月から9月は乾季になるのも特徴といえます。
マルタの首都・バレッタと日本の首都・東京をくらべると、バレッタのほうが気温がやや高く、降水量が少ない傾向にあります。
マルタの治安・住みやすさ
マルタの治安や住みやすさを解説していきましょう。
治安は安定している
マルタの治安は安定しています。ただし、観光客をねらったスリや置き引きといった犯罪が起きているので注意が必要です。
住みやすさは良好
マルタでは、日常生活で英語が通じることや家賃が安いこと、医療の質が高いことなどから住みやすい国といえます。
マルタの見どころ・観光
マルタには、たくさんの見どころや観光スポットがあります。紹介していきましょう。
聖ヨハネ大聖堂

1577年にマルタ騎士団によって建てられた「聖ヨハネ大聖堂」。ここは首都・バレッタにあるカトリック教会の大聖堂で、マルタの歴史を感じられる観光スポットです。外観はマルタ産の石灰石が使われ、おごそかな雰囲気。内装はバロック様式で、天井画、彫刻、金を使用した装飾はきらびやかです。聖堂に付属する美術館では、ローマで活躍した画家・カラヴァッジォの『ヨハネの斬首』などの作品を鑑賞することもできます。
イムディーナ旧市街

イムディーナとは、現在の首都バレッタができる前のマルタの首都です。ここは城砦に囲まれ趣のある建物が並び、中世ヨーロッパの町並みがそのまま残っているのが特徴といえます。中世時代にタイムスリイプしたかのような感覚を味わえ、どこを切り取っても雰囲気がある観光スポットです。
マルタの巨石神殿群

マルタ島とゴゾ島にある世界遺産が「マルタの巨石神殿群」です。これは、エジプトのピラミッドなどよりもはるかに古い年代につくられた人類最古の石造建築物といわれています。現在確認されている石像建築物は30以上ありますが、いつ、だれが、なんのためにつくったのかは解明されておらず、ミステリアスな世界遺産となっています。
青の洞門

「青の洞門」は、マルタの首都バレッタからバスで40分程の場所にある観光スポット。ここには長い年月をかけ、波と風の侵食により巨大なアーチ状となった洞門があります。洞門はいくつもあり、小さな船で巡ることが可能です。美しいエメラルドグリーンの海とともに、自然の神秘を体感できます。
マルタの特徴・有名なもの
観光スポット以外の、マルタで特徴的なものや有名なものを紹介していきましょう。
国名の由来
「マルタ」という国名は、マルタ諸島の主島名に由来しています。フェニキア語の「メリタ(避難所、港)」がなまって「マルタ」になったといわれています。
国旗の意味
マルタの国旗には、白と赤の2つの色が使われています。これは1040年に島をサラセン人の支配から解放したロジャー伯爵がつくった旗に由来しており、白は純潔と正義、赤は情熱と犠牲を表しています。また左上の配置された紋章は、イギリスから贈られたセントジョージ勲章を表しているそうです。
マルチーズの発祥の地

小型犬の「マルチーズ」は、マルタ共和国原産です。マルチーズの名は、マルタに由来しています。紀元前1500年ごろ、貿易の中継点であったマルタ島にフェニキア人の水夫たちが持ち込んだ犬が元になっているとか。またマルチーズの原産国であるマルタですが、犬よりも猫のほうが多くいるといわれています。
マルタカーニバル
マルタでは、毎年イースターの日曜日の7週間前にカーニバルが開催されます。このカーニバルは、イエス・キリストが宣教をはじめる前に荒野で40日間断食を行うことから、その前に4日間の祝祭をしようと始まった宗教行事です。世界で一番古いとされており、各地で行われるのが特徴といえます。カーニバルではチームごとにテーマを決め、色鮮やかな山車や仮装した人たちがパフォーマンスをしながらパレードを行います。
カーニバル期間中には「プリニョラータ」という伝統的なカーニバルのケーキを食べます。プリニョラータは、ナッツやフルーツを砕いた物をアーモンドの粉に入れて固めた、とんがり帽子のような形のケーキです。
美しい海と歴史的な町並みが魅力の国「マルタ」
マルタは、美しいエメラルドグリーンの海、中世ヨーロッパの町並み、人類最古の石造建築物など、多くの見どころにあふれる魅力的な国です。独自の歴史や文化があり、観光スポットも豊富です。治安も安定しており、日常生活においても英語が通じるため、日本人にとっても住みやすい環境といえるでしょう。また地中海性気候のおかげで、年間を通じて快適に過ごせます。マルタについてもっと知りたい場合は、書籍やインターネットでさらに調べてみましょう。その魅力に触れることで、さらに興味が湧いてくること間違いなしです。
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文・構成/HugKum編集部
