プログラミングの必修化。子どもの学びとして近年注目
テクノロジーの進化と世の中的な人手不足がDX化を促進し、その結果、DXを推進・開発できるIT人材の需要が増加していますが、供給が追いついていない状況です。そういった背景から、プログラミングが将来を担う子供たちの必修科目となりました。まさに、今後の“武器”となる、もしくは標準装備をしておかなければならない勉学の一つ。私には教えることできないからこそ、今回夏休みを利用して娘とプログラミング教育を行う「HALLO」さんへ体験に行ってきました!
セクション1: プログラミングとは?
プログラミングの基本的な定義と意義
そもそも、プログラミングとは何でしょうか。プログラミングとは、「コンピュータに指示を出す」こと、つまりはコンピュータを使ってプログラム(=コンピュータへの指示を記述したもの)を作成することです。今では当たり前のように使っているスマートフォンやパソコンはもちろんのこと、人力では膨大な時間と労力を使っていたアナログから大変化を遂げた今は、あらゆるものがプログラミングをされて動いています。
文部科学省の資料では、
プログラミング教育とは、子どもたちにコンピュータに意図した処理を行うように指示することが「できる」ということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、 時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」を育成するもの
と定義をしています。
「プログラミング的思考」とは?
- 自分の意図する一連の活動を実現するためにはどのような動きの組合せが必要で、
- 一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか。
- 記号の組合せをどのように改善していけば より意図した活動に近づけるのか。
といったことを論理的に考えていく力 「論理的思考力」のことです。
今回お世話になったHALLOさんによると、なにかをする前に完成するまでの動作・順序などを正確に理解した上で、論理的かつ効率的な方法を考えられる能力、とのこと。将来、ますます変化を遂げると予測される社会で新しいものに柔軟に対応できるスキルとして、伸ばしておくのが望ましいとされています。確かに、コロナ禍を経て私たちの身の回りも大きな変化を遂げました。この変化の大波を体験している私たち親世代にとっては、必要なスキルと実感できるのではないでしょうか。
セクション2: HALLOとは
プログラミング教育「HALLO」とは?
さて、筆者親子が体験したHALLOさんについて。
総合教育事業を展開する「やる気スイッチグループ」の長年培ってきた指導メソッドと、人工知能(AI)技術の研究開発で日本を代表する「Preferred Networks」により開発された「楽しみながら学ぶ」「創造力を働かせて作る」という子どもが楽しみながら身に付けられることを最優先にした教材「Playgram™(プレイグラム)」での学習体験を組み合わせたプログラミング教育の場です。プログラミング教育、というとお堅い教室をイメージしてしまい、親子共々ドキドキしていたのですが、これが目から鱗の体験でした!
セクション3:学習方法
まるでゲーム感覚。ミッションをクリアするごとに、スキルアップ!
私より緊張をしていたのは娘!というぐらい、最初はドキドキ。そんな娘を優しいコーチが明るく迎え入れてくれました。ヒアリングをしてから、まずはタイピングをスタート。このタイピングアプリは、小中学校で最も導入されているPlaygram Typing。通っている小学校でも使っているので、使い慣れている様子。
気持ちも少しほぐれてからは、いよいよプログラミングへ。まるでゲームのような学習教材Playgramのミッションモードからスタート。いわゆるコンピューターの「構造」をゲーム感覚で養っていきます。ゲーム感覚なので、間違うことを恐れずにトライ&エラーを繰り返しながら自分の力で少しずつ着実に進めていきます。テストだと、正解すること=間違いをしない、ことが大事になりますが、ゲーム感覚だと失敗を怖がらずにチャレンジしていけますよね。そして、ミッションをクリアするために様々な試行錯誤が生まれます。「さっきはこうなったから今度は変えてみよう!」という考える力も自然と出てきます。
コーチは、本人のペースと様子を見ながら、時にはヒントを出してくれたり、褒めたり励ましてくれたりとまさにコーチングをしてくれます。褒められるとやはり伸びやすく(笑)、次々とミッションをクリア。そうしていくうちに、少しずつですがスキルアップをしており、プログラミングってこんな楽しいの?と、娘の“楽しい”が刺激されているのを感じました。
褒めポイントがたくさん。プログラミングをしながら鍛えられること
Playgramは、開発元のPreferred Networksが自身の子どもにとってベストといえるプログラミング教材が存在しないことから生まれた教材です。ビジュアルもゲームのように美しく、多彩なステージがありながらも本格的なプログラミングの基礎が学べます。
段階を踏んでスキルアップをしていくと、自分だけの3Dの世界を作ることやテキストコーティングまで出来るように。このテキストコーティングには、今最も世界で使われているプログラミング言語の一つであるpythonを採用しており、世界標準のスキルが身につくこともHALLOの特徴です。そして、テキストコーティングは英語で入力するので自然と英語の勉強にもなり、一石二鳥です。
学習サイクルとして、個々に合わせたスケジュールを組み、自宅学習(iPadさえあればOK!)、週1回のレッスンで学習理解度・定着度を確認し、フォローすることで自宅学習の定着化に繋がり、月に1度はプレゼンテーションをするなど、やる気スイッチグループならではのメソッドで考える力・読み解く力を身につけることができます。プログラミング技術だけではなく、あらゆる力が伸びる環境なのもHALLOならではの特徴です。楽しく学べ、あらゆるスキルが刺激されるプログラミングは、今やっておくべき習い事NO.1かもしれません。
プログラミングの重要性と未来への影響
プログラミングというと、技術だけを考えてしまいがちですが、プログラミング的思考の能力が、これからの時代のあらゆる職業で必要となってくること、そしてそれを将来のために必要なために教育カリキュラムに導入されていることを真摯に受け止めないといけない、と思いました。ただ、単純にAI化、DX化の世の中だから出来ないといけないだけではなく、必要なのは技術と共にその思考力を身につけていくことであり、自分の子ども時代とは大きく変化を遂げていることを理解し、受け入れ、対応していく力が親にも必要であるようです。
また、学習塾や運動・芸術分野などの習い事とは異なり、プログラミングは誰でもスタートが出来、さらに誰でも大きく飛躍できる可能性があります。親世代と異なる新しい社会で子どもが生き抜くための力を身につけるために、まずはプログラミングをスタートしたいな、と思った夏休みの体験でした。HALLOの皆様、ありがとうございました!
HALLOに通っていないお子さんも参加できるタイピングコンテストがあるとのこと、気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
HALLO公式サイト:https://www.hallo.jp/
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文・構成/伊藤有佳