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未来の子育てロボットが現実に?!アバターロボットChiCaRo
毎年、進化するハイテクな子育てツールが楽しみの保育博。今年は、まるで未来の世界のようですが、なんと子育てアバターロボット「ChiCaRo」が出展。まずは、「ChiCaRo」を紹介します!
「ChiCaRo」ってどんなロボット?
「ChiCaRo」はToddler層(0~3歳児)と充実したやりとりができる、世界で唯一の遠隔コミュニケーションデバイスです。
まだ言葉ができない乳幼児の興味を惹きつけてやり取りできる「乳幼児インタラクション技術」と、子どもの振る舞いにもとづく「乳幼児向けAI」を搭載。
また、電気通信大学が実施した実証実験において、「ChiCaRo」を利用することで、育児ストレスを低減する効果が立証されています。
どんな機能があるの?
- ・PCやスマホなどで遠隔操作が可能、録画機能によるデータ取集も可能
- ・ビデオチャットだけではなく、遠隔操作で画面から離れたら追いかけることが可能
- ・ハンド閉会機能でちょうだいやどうぞのやりとりが可能
- ・操作者と一緒に遊びながら発達を促進できる「促育遊び」の機能も充実
発達に遅れのある子どもの早期発見にも繋がる!
「ChiCaRo」の最も期待したい機能の一つが、子どもの成長状態がデータ化されていくことで、発達に遅れのある子どもの早期発見にも繋がる可能性がある点です。
データを専門家とシェアすることで、子どもは楽しく遊びながら成長し、親の発達の不安を和らげるツールになるとも担当者の方も話してくれました。
また、「ChiCaRo」は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」の委託先として採択されました。発達支援システムの実証実験もはじめているとので、発達の支援の分野でのさらなる活用を期待したいです。
気になる料金は?個人でのレンタルも可能
保育園や子育て広場などでの導入も来年から本格的にはじまるとのこと。また、個人でのレンタルも来年から開始予定で、月額1万円ほどと利用しやすい料金になっています。
育児世代が孤⽴化しやすくなっている今、「ChiCaRo」を通して離れた家族と一緒に子育をする「遠隔協同子育て」は、大きな助けになるのではないかと感じました。
>>>「ChiCaRo」についてはこちらから
保育園の特色づくりに「サイエンス+」
顕微鏡やボトルが並び、研究室のような雰囲気が興味深く、立ち寄ったみたのが「サイエンス+」のブース。
文科省が推進しているSTEAM教育のSであるサイエンスを、0歳から取り組めるプログラムとして作成している会社です。
普段の保育に準備なくプラスするだけ取り入れられるプログラムとして、本年度より東京都が実施する「とうきょうすくわくプログラム推進事業」にも適用しているとのこと。
例えばスライム作り。保育園や子育てセンターなどで、筆者も子どもたちと体験したことがありますが、きちんとした科学的な説明がなく、なんとなく面白いから作ってみるという場合が多かったと感じます。
「サイエンス+」では、スライム作りなどもただ単に遊びの「ネタ」としてではなく、科学的な根拠をもとに、継続してできるサイエンス教育のプログラムを提供しているとのことです。
こういったプログラムを取り入れている園を探すのも、保活の参考になるかもしれないですね。ウェブサイトではプログラムを取り入れている保育園が紹介されているのでチェックしてみてください。
>>>「サイエンス+」についてはこちらから
グッドトイ受賞&世界で特許獲得の新感覚知育ブロック「アイリンゴ」
これまでに見たことのないブロック系のおもちゃも発見! 全国の保育園で採用されている知育ブロック「アイリンゴ」です。今年2024年にはグッドトイを受賞しました。
この「アイリンゴ」が既存のブロックと違うところは、関節を自由に180°回転させることができ、作った後も自由に動かすことができる点です。遊びながら「はめる」、「組み合わせる」、「角度を変える」の作業を通して、空間予測の能力を養うことができます。
男女問わず楽しめるので、プレゼントにもオススメです。36ピースのセットからあるので気軽にはじめることができますよ。
>>>「アイリンゴ」についてはこちらから
自分の秘密基地ができる!不思議なパズル「クムタス」
もう一つ、斬新な組み立ておもちゃ「クムタス」を見つけたのでご紹介します。「クムタス」は、大きなパズルのような柔らかいパーツを、縦・横自由に組み立てて、全身を使って遊ぶことのできる玩具です。
固定観念に囚われず、自由に発想し遊んでほしいという開発者の願いから、説明書がありません。向きや色を揃えるなど自分のルールを決めて、いろいろな「できた!」を楽しむことができます。
絶妙な硬さと柔らかさを兼ね備えた硬質スポンジ(EVA)は、怪我のしにくい安心な素材。実際に触ってみましたが、パーツ同士もしっかり組み合って遊びやすく、高く積み上げたりして思い切り楽しめると感じました。
最大70cmの秘密基地のようなドームにもなるので、かさ張るのではと心配になりますが、パーツは平面なのでコンパクトに収納できます。遊ぶときは大きく、片付けるときは小さく収納できるおもちゃというのも保護者としても高ポイント!
対象年齢は2歳頃からということなので、特に低年齢のお子さんへのプレゼントとしてもオススメです。
>>>「クムタス」についてはこちらから
「BabyTech® Awards 2024」受賞のおもちゃ!
「BabyTech® Awards 2024」の11部門別のお披露目も会場で開催されていたので、「子どもの遊びと学び部門」の大賞と優秀賞をご紹介します!
紙のおもちゃを手軽に印刷できる子育てアプリ「at Claps」
大賞は紙のおもちゃを手軽に印刷できる、子育てアプリの株式会社シーイーシーの「at Claps」。40を超える企業・団体の協力のもと、500点以上のコンテンツを無償で提供。紙のおもちゃで子どもとの触れ合いを育み、温かい子育て支援の輪を広げることを目的としています。
デジタルゲームは楽しくて便利ではありますが、子どもにゲームばかりというのも保護者としても悩ましいところ。かといって、手作りのおもちゃを自分でも作るのは大変です。
こちらの「at Claps」は、デジタルとアナログが融合した、保護者としても理想のアプリだと感じました。充実したアプリが無償というのも大変ありがたいです。
>>>「at Claps」についてはこちらから
習い事から月面調査まで100の体験ができる知育デバイス「ePICO」
我が子が「何が好きか分からない」 という保護者にオススメなのが、優秀賞を受賞した子どもの「好き」を発見することをコンセプトに開発した知育デバイス「ePICO」。
おうちで気軽に体験ができる習い事や職業体験、魚釣り、化石発掘、電車の運転、月面調査など、様々なジャンルのソフトが100個も搭載!
会場で「ePICO」実際に試してみましたが、様々な体験ができて、筆者自身も幼い頃にこんな知育デバイスがあったら将来の夢も広がったかもと思いました。
興味が違う兄弟でも楽しめる!対象年齢が合えばオススメ!
また、兄妹で興味が違うとおもちゃをシェアできない点が悩みですが、これだけ充実したラインナップであればその子にあった好きな体験が見つかるはず。
対象年齢は3歳から6歳で、未就学児向けです。
>>>「ePICO」についてはこちらから
ナチュラルな木のおもちゃも充実
保育博では、ハイテクおもちゃ以外にも、木の温もりが優しいナチュラルなおもちゃもたくさん出展していました。以下の記事では、5,000個の木のボールプールや子どもでもすぐに弾ける木製ハープなど、自然派のおもちゃも紹介していますので、お楽しみに!
文・写真/Rina Ota