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「リゾナーレトマム」で小学生のスキーデビュー!
冬に家族で行きたい旅行先といえば、スノーリゾート。特に関東圏など、雪のあまり降らない地方に住んでいると、冬らしい体験として白銀の世界で思い切り子どもを遊ばせてあげたくなりますよね。
子どものスキーデビューを考えているなら、星野リゾートが手掛ける滞在型リゾート「リゾナーレトマム」はいかがでしょうか?
「リゾナーレ」は、星野リゾートが国内外7施設(北海道、栃木県、山梨県、静岡県、大阪府、沖縄県、グアム)に展開するリゾートホテルブランド。夢中になって楽しみ尽くす「PLAY HARD」をコンセプトに、土地の特性を活かした空間デザイン、豊富なアクティビティをそなえ、地域や季節ならではの体験ができます。

リゾナーレトマムでは、北海道・トマムの広大なゲレンデでのびのびとスキーを楽しむことができます。星野リゾートトマムのスキー場の中腹に位置し、ホテルから直接スキー場に出られる「スキーヤーズエントランス」を利用して館内からゲレンデに直接移動できるのも魅力。
スキーを楽しむのに、ホテルからバスでスキー場に移動して…などの不便さがないため、滞在中気軽にスキーに出かけたり、ホテルに戻ったりということが可能です。
もちろんレンタルコーナーもあり、初級・中級者向けのスキーやスノーボードのギア、スノーシューズやウェアのレンタルを行っています。手ぶらで来てもなんの心配もなくスキーが楽しめるんです。
今回、筆者の小学生の息子2人がスキーデビューをしてきましたのでレポートします!
星野リゾート式スキーレッスン「雪ッズ70」に参加!


「雪ッズ70」とは、リゾナーレトマム、リゾナーレ八ヶ岳、ネコマ マウンテンの3施設で展開している、確実にスキーが上達するメソッドを取り入れた星野リゾートオリジナルのスキーレッスン。リゾナーレトマムでは、4~12歳の子どもが対象です。
今回、こちらに参加したのは筆者の息子である7歳と10歳の小学生2人。雪遊びも数える程度しかしたことがなく、スキーに至ってはまったくの初心者です。
インストラクターの先生について、スキー板を自分で持って雪ッズ70専用エリアに移動。まずは準備運動から始めました。


準備運動がすんだら、さっそく片足に板を装着。滑る感覚をつかんでいきます。右足、左足、とそれぞれ片足で進んで慣れてきたら、両足に板を装着して早くも滑ることに!
思っていたよりスムーズにスキーらしい動きができるようになり、先生の教え方の丁寧さに感動。エリア内の坂はとてもゆるやかなので、スピードが出すぎて転んだりする心配もあまりなく、安心して見守れます。
ハの字で滑れるようになったらいよいよ初心者コースへ!

両足にスキー板をつけたら、スキー板で三角を作る、いわゆる「ハの字」走行デビュー。足の内側に力を入れたらすぐに止まれるハの字は、スキー初心者がまず覚えるやり方です。
「もっと足を開いて~! そう、上手!」と先生の声かけで、ハの字の感覚をつかんでいく子どもたち。このくらい開いて、このくらい力を入れたら止まれる…ということを滑りながら覚えていきます。

ゆるやかな坂をハの字で滑っていき、下まで行ったら専用レーンに乗ってまた上にのぼります。
滑る、のぼる、滑る…の繰り返しでハの字に慣れていくことで、子どもたちもスキーが滑れるという自信がついていったよう。
ハの字に慣れたら、両手を開いて右手をさげたり左手をさげたりとバランスをとりながらターンを覚えていきます。これで、滑る、止まる、曲がる、という一通りの動きを覚えることができます。

1時間ほどエリア内で基本の滑り方を習ったら、先生から「初心者コースに行ってみようか?」との声。子どもたちは「行く!!」と元気に答え、まったく不安もなさそうだったのでいよいよコースデビュー!
リフトに乗って、初心者コース「ハローニポ」へ。

トマム スキー場は「タワーマウンテン」と「トマムマウンテン」の2つの山をまたぎ、6つのリフトと29のコースを有する広大なスキー場。寒い地域ならではのパウダースノーを満喫できるということで、海外のスキーヤーからの人気も高いスキー場です。
初心者コース「ハローニポ」は子どもやファミリーにおすすめの傾斜のゆるいコース。まさに子どものスキーデビューにはぴったりのコースです。
ハローニポ行きのリフトに乗って反対側の「フェアリーウッズ」コースを滑っていくと、リゾナーレトマムに直接スキーインできます。

スキー板を基本の三角にして、右に曲がったり左に曲がったりしながら、先生について兄弟一列になってスピードが出すぎないように滑っていきます。途中から、とても広く視界の開けたところに出るので、滑っているととても気持ちがよく、子どもたちも恐怖や不安よりも楽しさが勝っているようでした。
下まで滑り降りると、「もう1回!」とリフト列に並び、時間いっぱいまでコース走行を楽しむことができました。子どもの飲み込みの早さ、恐るべし…!
滑ってリゾナーレトマムに戻ると、「明日もやる~!」とすっかりスキーにハマった様子でした。スキーデビュー、大成功です!
スキー靴を履いたまま入れる「スキーインスキーアウトこたつラウンジ」も開催中
せっかくならスキーとともに楽しみたいのが2025年3月31日(月)まで開催中の「スキーインスキーアウトこたつラウンジ」。⾷事や買い物が楽しめる9店舗が軒を連ねるスキーインスキーアウトヴィレッジ「ホタルストリート」内のオープンテラスに、スキー靴を履いたまま入れるこたつが登場しているんです!

ここではこたつで暖をとりながら、「おでん串」(各種700円〜/税込)や「スペシャルおでん鍋」(6,000円/税込)などが楽しめます。


おでん鍋の内容は、カニやエビ、タコといった北海道らしい豪華な海鮮がメイン。付け合わせにはいくらやカニミソ、山わさび、ゆずみそが用意され、さまざまな味わいをアクセントに楽しめます。
子どもたちに大人気のハンバーガーも注文。スキー靴のままこたつに入るというのは不思議な体験でしたが、おでん鍋で体の中から温まって、スキーで心地よく疲労した体を癒やしました。
夜は氷の街「アイスヴィレッジ」へ!
夜は、気になっていた「アイスヴィレッジ」へ!
こちらは毎年冬の夜にだけ現れる氷の街。11棟の氷や雪で作られたドームが立ち並び、ライトアップされて幻想的な雰囲気を醸し出しています。

2024年で開村25周年を迎えたアイスヴィレッジ。毎年新たなコンテンツが登場して話題となっていますが、今年は憩いの場として街の中心部に「氷の広場」が登場しています。

暖炉のまわりには氷でできたベンチが。火にあたりながら近くにある「氷のパーラー」で販売しているホットドリンクをいただいたり、マシュマロを焚火で焼きマシュマロにして楽しんだり…立ち並ぶ氷のドームを眺めながら、非日常な気分に浸れます。
今年初登場の「氷のパーラー」に注目!


憩いの場のすぐそばにある「氷のパーラー」では、ケーキやクリームソーダを楽しむことができます。
ケーキは、アイスヴィレッジの幻想的な雰囲気をイメージしたブルーカラーが印象的な「フローズンケーキ」。ヨーグルト風味のさわやかなチーズケーキで、ホットドリンクとのセットで楽しめます。テイクアウトも可能なので、お部屋に持ち帰っても。

パーラーと言えば、のクリームソーダは氷でできたグラスに入って提供されます。見た目も美しく、写真映えも抜群! バニラアイスもとってもおいしいので、子どもにも大人にもおすすめです。
氷のポストからは手紙を送ることができる


昨年登場した「氷の郵便屋」は今年も登場。ドーム内で販売しているポストカードにメッセージを書いて送りたい相手の住所を書いて氷のポストに投函すると、世界中に送ることができます。
気温によって色が変わる不思議なポストカードにメッセージを書いて、じいじ・ばあばへ宛てに送りました。素敵な旅の思い出になりますね。
氷の滑り台やスケート、スノーチューブ体験も!


ほかにも「氷のラーメン屋」や「氷の雑貨屋」、「氷のブティック」など気になるお店がたくさんあって楽しめるのですが、子どもにおすすめなのはやっぱり氷の街ならではのアクティビティ。
アイスヴィレッジの展望台から街に向かって滑り降りることができる長い氷の滑り台(身長130cm以上の方限定)と、小さな子ども向けの氷の滑り台があります。

大きな浮き輪のようなタイヤチューブに座り、雪の坂を滑り降りるアクティビティ、スノーチューブ体験もできます。こちらも、子どもの行列ができるほど人気でした!
アイスヴィレッジは2025年3月14日(金)までオープンしています。非日常的な空間が広がる氷の街を、トマム旅行の際にはぜひ訪れてみてくださいね。
リニューアルした森のレストラン「ニニヌプリ」で夕食ビュッフェ

もうひとつ注目したいのが、昨年12月にリニューアルオープンしたばかりの森のレストラン「ニニヌプリ」。森の中にたたずむビュッフェレストランです。海鮮や野菜、お肉など、海や山の恵みが豊富なトマムならではの食材が豊富に揃う中から、好きなものを好きなだけいただけます。

一番のリニューアルポイントは、レストラン入り口に誕生した手作りチーズのライブスタジオ。
ここでは、スタッフがモッツァレラチーズの仕上げをする様子を間近に見ることができます。星野リゾート トマムのファームエリアでは牛を飼育して牛乳を作っていますが、その牛乳から乳製品を製造してリゾート内で消費・循環するという取り組みを行っています。
こちらのライブスタジオで仕上げられたチーズは、レストラン内で焼き上げられるピッツァに使われます。まさにリゾート内での消費・循環を目の当たりにすることができますよ。
専用のピザ窯で焼いてくれるピッツァが美味しすぎる!


そんなモッツァレラチーズを使って焼き上げるピッツァは2種類。モッツアレラチーズ本来の味わいをシンプルに堪能できるマルゲリータと、甘辛いラム肉のジンギスカンと山わさびが絶妙にマッチする大人味のピッツァです。
どちらもチーズのおいしさを存分に楽しめますが、まったく違った味わいなので、ぜひ2種類とも楽しんで。
子どもも大人も大好き!ソフトクリームステーション

そしてもうひとつの見どころが、新たに誕生したソフトクリームステーション。トマム牛乳のソフトクリームにさまざまなトッピングをして楽しめるコーナーです。

マシュマロやポップコーン、ポテトチップス、チュロスといったお菓子類をはじめ、とにかくトッピングの多さが魅力。小豆と白玉で和風のトッピングも可能です。


ファームで作ったヨーグルトソースやミルクジャムなど、ここならではの食材も。つい、1個と言わず、リピートして何個も食べたくなります。
子どもにトッピングをお願いしたら、色どりやバランスなど、自分なりに工夫して楽しんで作ってくれました。ストローのように刺さったチュロスがポイントです!
小学校低学年まで参加できる「キッズスタジオ」でデザートづくり♪
小学校低学年までの子ども(4歳~10歳、レストラン利用者に限る)を対象にした「キッズスタジオ」も体験!
子どもがパティシエに扮し、スタッフさんに教えてもらいながら季節ごとのオリジナルスイーツ作りができるスタジオです。

この日は、可愛らしいパフェを作ることに。

用意されているのは、グラスとトッピングの食材。

ジャムやゼリー、フルーツを層になるように丁寧に重ねていきます。

最後はチーズクリームを絞り、トッピングのクッキー、いちごを飾りました。クリームの絞り方、トッピングのやり方は自由なので、子どもによって仕上がりは変わります。性格が出るので、面白いですよ。
最後の仕上げに雪に見立てた粉糖を振りかけて完成!
わりとボリュームのあるパフェでしたが、クリームがくどくなくさわやかで、いちごもたっぷりと入っていたので、ごはんをビュッフェ形式でたっぷり食べたあとでも美味しく食べきることができました。
宿泊したお部屋は「スイート6名タイプ」

今回、宿泊したのは120平方メートルの広々としたスイート6名タイプのお部屋。大きなソファを備えたリビングに加えて主寝室と副寝室があり、ゆったりと利用できます。


大きな円形のお風呂は、ジェットバス付き。ライトアップもできます。なんとサウナもついているので、お風呂に水を張って水風呂として使う方もいるのだとか。
お部屋に大きなお風呂とサウナが付いているなんて最高ですよね。1日遊び倒して疲れた体をしっかり休めることができました。

子どものスキーデビューにぴったりなリゾナーレトマムですが、グリーンシーズンには雲海テラスやファームエリアなど、大自然に囲まれたトマムならではの四季折々の楽しみ方ができます。
また、年間を通して楽しめる日本最大級のウエーブプールを備えたインドアビーチ「ミナミビーチ」もファミリーにおすすめ。今回の滞在ではスキーの時間が多くプールまでは時間がとれなかったので、次こそはプールも!と決意を新たにしました。
とはいえ、楽しみの多い冬のトマム。リゾナーレトマムで、ぜひスノーアクティビティを満喫してくださいね。
【宿泊料金】
1泊1室25,400円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、朝食付)
【電話番号】
0167-58-1111(代表電話)
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文・構成/小林麻美