スマホでゲームをしたり、テレビやDVDを見たり、家の中でも楽しめる子どもの遊びはたくさんありますが、外遊びは子どもだからこそできるとっておきの楽しみです。それに、屋外で遊ぶ時間は子どもにもさまざまなメリットをもたらします。そこで子どもが外遊びに夢中になれるゲームを幼児、小学生と年齢別にお伝えします。また大人も一緒にできる外遊びゲームの道具もご紹介しましょう。
子供と外遊びゲームを楽しもう!

外遊びゲームのメリット
外遊びは体を活発に動かすので子どもの運動能力が高まります。また外遊びを通して、友だちとのコミュニケーションが必然的に生まれ、人の意見を聞く力や思いやりの心が育まれたり、ケンカや揉め事を通して問題解決の力も養われます。さらに体を使って遊ぶと、夜にぐっすり眠ることができて、健康的で規則正しい生活を送りやすくなります。
外遊びゲームで大人が注意すべきことは?
・ケガのリスク
滑り台やブランコ、ジャングルジム、鉄棒などの遊具から落ちてしまうケースや、子ども同士でぶつかってしまうケースもあるでしょう。冒険心の強い子どもは、高いところから飛び降りたり、大人が考えもしないような遊び方をしたりするかもしれません。
・大人のサポート
子どもが特に小さいうちは、バランスのとりにくい場所に子どもがいったときなどは、大人が後ろからサポートするなど、安全に配慮することを覚えておきましょう。遊具を間違った使い方で遊んでいたら、注意するといったことも大切です。
・子供の服装
子どもが外遊びゲームをするときは、子どもの服装にも気をつけてみましょう。フードや紐がついている服や、だぼっとしている服、ひらひらしたスカート、マフラーやスカーフなどは、遊具や友だちに引っかかりやすいため、避けておきましょう。靴についても、サンダルのような脱げやすいものではなく、安定性がありしっかりと足を守ってくれるスニーカーなどがおすすめです。
幼児が喜ぶ!保育園・幼稚園で人気の外遊びゲーム
幼児でも楽しめる外遊びゲームで、保育園や幼稚園などで人気のものをご紹介しましょう。
年長向け|道具を使わない「しっぽ取り」
紙テープやひもで、「しっぽ」を人数分用意します。全員がそのしっぽをズボンの後ろにはさんだら、ゲームスタート!全員、自分のしっぽを取られないようにしながら、ほかの人のしっぽを取りに行きます。しっぽを取られてしまった人はゲーム脱落で、最後までしっぽが残っていて、ほかの人から取ったしっぽの数が多い人が勝ちです。
単純なルールで、誰もが楽しめてしまうゲームです。あらかじめ、逃げ回ってもいい範囲を決めておきましょう。
年少~年長向け|少人数でできる「だるまさんが転んだ」
「だるまさんが転んだ」は昔からある遊び。「鬼」を一人決めたら、そこから離れた場所から「はじめの一歩!」といってゲームを開始します。「鬼」は後ろを向いたまま「だるまさんが転んだ」と叫び、言い終わったら振り返ります。そのときに「鬼」以外は動いてはいけません。もしも動いている人を「鬼」に見つかってしまったら、「鬼」と手をつないで助けを待ちます。
動いたり止まったりする行動も楽しいですし、鬼役の「だるまさんが転んだ!」というセリフもゲームを盛り上げてくれます。
年長向け|大人数で行う「フラフープ渡しゲーム」
フラフープを使って遊ぶゲームが、「フラフープ渡しゲーム」です。先頭の人が「よーいドン!」で、フラフープを頭から通して次の人に渡していきます。大人数がいたら、2~3チームにわけて、一番早く最後の人がフラフープを頭から通したチームが勝ちです。単純な動きだけれど、とっても盛り上がるゲームです。
年長向け|公園で出来る「影ふみ」
「影ふみ」は、よく晴れた日にできる外遊びゲームです。鬼役を1人決めたら、その人に自分の影を踏まれないように逃げます。鬼役は誰かの影を踏めるように走って追いかけます。広い公園など、思いっきり走り回れる場所でぜひ楽しんでみましょう。
小学生も楽しい!人気の外遊びゲーム
次は小学生向けの外遊びゲームをご紹介しましょう。
小学校低学年~高学年向け|道具を使わない「かくれんぼ」
昔からある外遊びゲームの「かくれんぼ」は、道具も何も使わずにできて、幅広い年齢層が楽しめます。「鬼」を1人決めたら、鬼が10までゆっくり数える間に、鬼以外の「子」は好きな場所に隠れます。「鬼」は10を数え終わったら「もういいかい?」と聞いて、「子」がまだ隠れている途中なら「ま~だだよ!」と答え、もう鬼が探し始めてもよい状態になったら「もう、いいよ!」と答えて、ゲームスタートです。
「鬼」が隠れている「子」を全員見つけたら「鬼」の勝ち、「鬼」が全員の「子」を見つけられなかったら「子」の勝ちです。
小学校低学年~高学年向け|少人数でできる「縄跳び」
1人から楽しめる運動に「縄跳び」がありますが、友だち2人から楽しむことができます。1人が縄跳びで跳びながら「お嬢さん、お入んなさい」と歌にあわせて声をかけ、もう1人がその縄跳びの中に向かい合って入り、2人でタイミングを合わせて跳びます。2人で跳びながら、中でじゃんけんをしても楽しいですよ。
小学校低学年~高学年向け|大人数で行う「ドッジボール」
大勢で楽しめる外遊びといえば「ドッジボール」です。2つのグループに分け、ボールを投げて相手チームの体に当てていきます。ボールを当てられた人はアウトとなり外野に出て、当てられてもボールをしっかりキャッチできたらセーフです。相手チームの全員にボールを当ててアウトにできたら、そのチームの勝ち。
ボールを投げて、キャッチして、走って逃げて……小学生の低学年から高学年まで楽しめるゲームです。
小学校低学年~高学年向け|公園で出来る「増え鬼」
「鬼ごっこ」をアレンジした外遊びゲームで、「鬼」にタッチされるとその人も「鬼」になってしまいます。ゲームが進むほど「鬼」がどんどん増えていくので、「増え鬼」という名前がついています。「鬼」が増えていく中、生き残った人はどんどん逃げるのが難しくなるスリルが楽しめます。
大人も楽しめる!外遊びゲーム道具
最後に、子どもと一緒に大人も楽しめる外遊びゲームの遊具をご紹介します。
しゃぼんDEあそぼう! しゃぼん玉
しゃぼん玉作りを楽しめるキットです。しゃぼん玉液3本と、いろいろな形の吹き口が入っていて、幼稚園、保育園の子どもも楽しめます。美しいしゃぼん玉なら、大人もつい夢中になってしまいそうです。
なかよし ドッチボール 小さめ
ドッジボールに最適な少しかためのボールです。幼稚園、保育園の子どもから小学校低学年まで使えて、親子でキャッチボールをしても楽しいでしょう。子どもの名前を記入する欄もあります。
メッシュバドミントン
メッシュタイプになった子ども用のバドミントンです。ラケットにシャトルが当たったら子どもも大喜び。親子での外遊びゲームにぴったりです。
アニマル ポンポンバウンド
ボールを当てると、ポンポンとバウンドする丸いラケットを使って、2人でポンポンとボールを交互にバウンドさせるゲームができます。
ぷにょぺたっフェイス ボール
ぷにょぷにょとした触り心地で、壁などにぴたっと張り付くボール。思い切り投げると、ボールに描かれた顔が変顔になるので、その変化を楽しめます。
子どもも夢中になる!外遊びを楽しもう
最初は外で遊ぶことを嫌がっていた子どもでも、外で体を動かす楽しみを知ったら、きっと夢中になることでしょう。特別な遊具がなくても、少人数でも楽しめるゲームはたくさんありますから、ぜひそんな外遊びの魅力を子どもに伝えていきましょう。
文・構成/HugKum編集部