「シリアル朝食」で朝の支度がラクになる! 子どもが自分で準備できる+栄養補正のアイデア集

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子どもと一緒の生活は、朝食の準備が毎日の悩みの種になりがちです。そんなとき、子どもの手で準備しやすいシリアルは助かりますよね。シリアルは、調理の手間を省けるだけでなく、子ども自身が「できた」と感じられる朝食でもあります。ただし、シリアルだけの朝食では、栄養が偏ることも… 。シリアルをうまく活用しながら、栄養バランスを整える工夫や、子どもが楽しめるアレンジ方法をまとめました。

シリアルは本当に朝食に向いている?

毎朝の食事にシリアルを取り入れると、手間をかけずに朝食が整います。さらに、子どもが自分で準備できる点も大きな魅力です。「自分でできた」という経験は、生活習慣の自立を促すきっかけにもなります。

とはいえ、栄養の偏りが気になる方も多いかもしれません。シリアルを活用する際に気をつけたい点を整理しておきましょう。

シリアルに不足しがちな栄養とは?

シリアルには、穀物由来の炭水化物や食物繊維、鉄分、カルシウムなどが含まれています。一方で、製品によっては糖分が多く、たんぱく質や脂質、ビタミン類が不足しやすい傾向があります。

こうした偏りは、牛乳やヨーグルトを加えることである程度補えます。たんぱく質やカルシウムが加わるだけでなく、満足感も高まりますよ。さらに、果物や卵、野菜を組み合わせることで、よりバランスのとれた朝食になります。

子どもがひとりで準備できる手軽さ

シリアルは袋から器に移し、牛乳や飲み物を注ぐだけ。手順がシンプルなので、小さな子どもでも取り組みやすく、慣れれば片付けも自分でできます。忙しい朝でも、親の手を煩わせずに用意できるため、家庭の負担も軽くなります。

簡単でありながら、子どもの自主性を育てられる。そんな点でも、シリアルは朝食に向いている食品と言えそうです。

当日の朝にできる! シリアル+αで栄養を補う工夫

シリアルを中心に、卵や果物、スープを添えることで、手軽さと栄養を両立できます。作り置きが難しい朝でも、ほんのひと工夫で朝食の満足度は大きく変わりますよ。具体的な方法をみていきましょう。

果物を加えてビタミン補給「シリアル+ヨーグルト+フルーツの朝パフェ風」

バナナやいちご、キウイなどはそのまま切ってのせるだけで、ビタミンCや食物繊維が加わります。冷凍のブルーベリーやマンゴーなども便利ですよ。果物の自然な甘みが加わることで、甘さを控えたシリアルも食べやすくなります。

・材料

(1人分)

プレーンシリアル(無糖) 30g
プレーンヨーグルト 100g
バナナ 1/2本
いちご 2~3粒
はちみつ 少量(お好みで)

・作り方

【1】バナナは輪切り、いちごは食べやすい大きさに切ります。

【2】グラスや器にヨーグルトを入れ、フルーツ、シリアルの順に重ねてください。 お好みではちみつを少しかけてできあがりです。

卵料理をプラスしてたんぱく質アップ「目玉焼き添えシリアル」

目玉焼きやスクランブルエッグを一品添えるだけで、たんぱく質をしっかり補給できます。この作り方ならトースターやグリルで調理できるため、朝の準備時間を抑えられますよ。

・材料

卵 1個
塩、こしょう 少々
お好みのシリアル 適量
牛乳またはヨーグルト 適量

アルミホイル

・作り方

【1】アルミホイルを少し深めの器状に成形します。

器を利用して、かぶせて成型するときれいにできます。
器を利用して、かぶせて成形するときれいにできます。

【2】【1】の中に卵を割り入れ、黄身をフォークなどで数カ所刺します。

【3】塩、こしょうを振ります。 オーブントースターに入れ、卵白が固まるまで3~5分ほど加熱します。

【4】器にシリアルを盛り付け、牛乳またはヨーグルトをかけます。 【3】の目玉焼き風卵焼きを添えて、できあがり。

・アレンジ

卵と一緒にベーコンやウインナーも焼けるので、簡単に調理ができます。

野菜入りスープで温かさを添える「簡単ミネストローネ風スープ」

インスタントの野菜スープでもいいですが、作り置きできるスープを活用すれば、手軽に野菜の栄養も取り入れられます。温かいスープは、体の目覚めも促しますよ。

まとめて作っておけるので、週末に作り、平日の朝は温めるだけで手軽に楽しめます。

・材料

(作りやすい分量)

玉ねぎ 1/2本
にんじん 1/2本
じゃがいも 1個
キャベツ 1/4個
ベーコンまたはウインナー 30g

カットトマト缶 1缶(400g)
コンソメ顆粒 小さじ1
水 200ml
オリーブオイル 大さじ1
塩、こしょう 少々

お好みでパセリのみじん切り、粉チーズ 適量

・作り方

【1】玉ねぎを粗みじん切りに、にんじんとじゃがいもは5mmの角切りに、キャベツをざく切り、 ベーコンまたはウインナーは1cm幅に切ります。

【2】鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを炒めます。玉ねぎがしんなりするまで炒めましょう。

【3】 ベーコンまたはウインナー、キャベツを加えてさっと炒めます。 カットトマト缶、水、コンソメ顆粒を加え、沸騰したらアクを取り、弱火で10分ほど煮込みます。

【4】野菜が柔らかくなったら、塩、こしょうで味を調えます。

【5】粗熱を取り、保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。保存期限は2~3日が目安です。

朝食にいただく際は、温めて器に盛り付け、お好みでパセリのみじん切りや粉チーズをかけます。シリアルと一緒にどうぞ。

・アレンジ

セロリやピーマンなど、お好みの野菜を加えてもおいしいです。 豆類(水煮大豆やレンズ豆など)を加えると、さらに栄養価がアップしますよ。

パンやご飯と一緒に食べる場合は、少し水分を減らして煮詰めてもいいでしょう。

子どもが食べやすい、おすすめのシリアル

子ども向けシリアルの定番や、人気の味を集めました。

オリゼ 米麹グラノーラ 200g 砂糖不使用

砂糖を使わず、米麹の自然な甘さで仕上げられているので、幼児期から使いやすい商品です。果物やヨーグルトと組み合わせることで、お好みの味に仕上げられます。

日清シスコ シスコーン サクサクリング チョコ 150g×8袋

軽くて食べやすい形状のシリアルは、スプーンの使用がまだ不慣れな年齢の子どもにもおすすめです。ボール状やリング状のものは手づかみでも扱いやすく、食べこぼしも少なめです。

日清シスコ おいしいオートミール 新フレーク 240g×8袋

シリアルは成長期の子どもに必要な栄養が補えるタイプも豊富です。ミルク風味などを選べば子どもにも食べやすいので試してみてください。こちらはオーツ麦、全粒小麦を使用しており、食物繊維と鉄分がたっぷり摂れます。

何歳からシリアルを食べさせていいの?

シリアルは離乳食中期の7か月~8か月頃から、少量ずつ始めることができます。

最初は無糖・無添加のやわらかいシリアルを選び、牛乳や豆乳でふやかして与えましょう。噛む力や飲み込みに不安がある場合は、小さく砕くなどの工夫も効果的です。 乳幼児期には、糖分の多いものや硬い食感のものは避けてください。

初めて与える場合は、少量ずつ試し、アレルギーや消化の様子を確認することが大切です。

シリアルの選び方に気を配ることで、幼児から学童期の子どもまで安心して活用できます。

忙しい朝の味方! 家庭に合ったシリアル活用を

シリアルは、子どもが自分で用意できる朝食の入門として最適です。炭水化物や一部の栄養素は十分摂取できますが、たんぱく質やビタミンが不足しがちです。そのため、簡単に加えられる副食との組み合わせが重要になります。 果物や卵、スープなどを添えるだけで、栄養バランスが整いますよ。

忙しい朝だからこそ、子どもの自立と栄養を両立できるシリアル活用を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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構成・文・写真(一部を除く)/もぱ(京都メディアライン)

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