知育ボックスは、脳や体の発達が目覚ましい幼児期に、楽しみながらさまざまな能力を鍛えられるおもちゃです。「知育は気になるけど、何から始めればいいの?」「知育ボックスってなに?」というお母さんへ、知育ボックスの効果やメリット、選び方、子どもが興味を持ってくれそうなおすすめの知育ボックスをご紹介します。
知育ボックスってなに?
知育ボックスとは、知育おもちゃの一つ。指先や頭を使う動作を促すおもちゃが、立体のボックスの中にまとめられています。
知育ボックスの大きさにはいろいろなサイズがあり、形も四角形や六角形、丸い形などさまざま。素材も、木製やプラスチック製、布やシリコンといった異素材を組み合わせたものなど、種類も豊富です。幼児期に認識しやすい原色を使ったカラフルなものが多く、子どもが興味を持ちやすいデザインで設計されています。指先を動かして脳を刺激する機能が詰まっているので、楽しく遊びながらあらゆる能力を鍛えられるおすすめの知育おもちゃです。
知育ボックスで頭と体の運動
知育ボックスで遊ぶと、子どもの頭と体を大きく刺激できます。子どもたちは、大人が驚くほどに好奇心が旺盛。「こうしたらどうなるの?」「触ったらどんな感触?」「どんな匂い?」「どんな音がするの?」というように、知りたいという欲求がとても強いのです。
知育ボックスには、色や音・感触・押したり引いたりといった動き・形の組み合わせなど、頭と指先を使って考えるきっかけになるおもちゃが詰まっています。そのため、子どもの「知りたい」という欲求を満たすことができるのです。それは、子どもの脳の発達にも大きく影響します。
さらに幼児期の身長だと、知育ボックスの上部は立ち上がらなければ見えないことがほとんど。見えない部分が見たくて立ち上がるため、つかまり立ちや歩行の練習にもつながります。1つのおもちゃで頭と体を大きく使うため、考える力や筋肉の発達を促してくれるでしょう。
知育ボックスは子どもの発育に適したものを選ぶ
知育ボックスを選ぶ際に大切なポイントが「子どもの対象年齢に合っているかどうか」という点です。あまりに難しすぎたり、逆に簡単すぎたりすると、子どもが「面白くない」と感じてしまうため、すぐに興味がなくなってしまいます。知育ボックスの対象年齢を参考にしながら選ぶと良いでしょう。
また、子どもの性格によっても興味を示すものは違います。音のするものが好きなのか、体を動かすことが好きなのか、どんな動作に興味があるかを見極めてあげてください。子どもにあった知育ボックスを選べば、子どもは熱中して遊んでくれます。
知育ボックスで遊んで学ぼう!おすすめ6選
知育ボックスを選ぶ際には、色・機能・デザインなど子ども目線で見たときに楽しそうなものを選ぶことが重要です。そこで、子どもが特に興味を持ちそうな6つのおすすめ知育ボックスをご紹介します。
【1】たのしく知育!やみつきボックス – トイローヤル
20個もの仕掛けが詰まった知育ボックスです。仕掛けには、つまむ・回す・さわる・押す・たたく・ねじる・引っ張る・光を見るといった動作を伴うものがあって、指先と頭にたくさんの刺激を与えます。カギや扉の開け閉め・石鹸ポンプ・シャワー・レシートなど、日常生活で子どもがやりたがる動作も多く、好奇心に対する欲求を満たしてくれるおすすめの商品です。対象年齢は10カ月以上。
Play & Learn Activity Cube – フィッシャープライス
英語と日本語を同時に学べるのが、Play & Learn Activity Cubeです。いろいろな形のブロックをカバの口に食べさせたり、取り出したりする動作で、原因と結果の関係を自然と理解できるようになります。ほかにも、数字・色・アルファベットなどを英語で学べるようになっていて、歌やメロディーも満載。光や音で子どもの五感を刺激します。対象年齢は6カ月〜3歳。
アンパンマン おおきなよくばりボックス – アガツマ
子どもに大人気のアンパンマンの知育ボックスをお探しなら、アンパンマン おおきなよくばりボックスがおすすめです。上の面には大きなアンパンマンがついていて、8種類のボンゴの音に、童謡やアンパンマンのマーチなど8つの曲が楽しく流れます。横は6面もあり、現代の子どもたちが触れる機会の多いスマホのおもちゃも付いています。ほかにも、はめこみパズル・マグネット迷路といった考えるおもちゃも満載。さらにマヨネーズ・ドア・鍵・チャイム・洗面所・ティッシュなど日常の動作もたくさん取り入れています。対象年齢は10カ月以上。
知育でステップぱずるボックス – トイローヤル
パズル遊びが大好きな子どもに人気なのが、知育でステップぱずるボックスです。上下以外の面はすべてが透明になっていて、色や形のジャンルごとに4つの面からパズルをはめ込んで遊べます。16個のパズルで色・形を認識・理解しながら、工夫してはめ込むことで「対応する」という概念の経験につながります。
実は知育ボックスの中でも、4面透明で中身が見えるものは珍しいです。この中身が見える状態が視覚を通じて想像力を促し、目的意識を持つことを遊びながら学べるでしょう。
残りの2面はパズルを取り出せる大きなドアと、押す・回すなどの動きのおもちゃが付いたボードになっています。工夫して遊ぶ力を身につけながら長くあそべる商品です。対象年齢は1歳半以上。
DROP IN THE BOX III – ニチガン
創業1929年の日本一歴史ある木製玩具メーカー。ぬくもりのある天然木素材でできているドロップインザボックスは、温かいぬくもりと安全性を重視するお母さんたちに選ばれている知育おもちゃです。10種類の木のブロックを本体にはめ込んでいく遊びができます。ブロックは適度に重みがあるので、重ねて積み木として遊ぶことも可能。対象年齢は1歳6カ月以上。
頭と体の知育ボックスDX – ピープル
26種類もの仕掛けがある大きな知育ボックス。8カ月頃から、お座りやハイハイ、立っちなど子どもの動きを促す遊び方ができます。たたく・音を鳴らす・転がす動作から、年齢が上がるにつれて頭を使う動作への変化に対応しているため、長く遊べるのがうれしいポイント。2〜3歳頃には、組み合わせ・時計遊び・天秤遊び・コマ回し・パズルなど頭を使いながらバランスをとったり、指先を器用に使ったり、力の加減を身につけたりできます。おもちゃ箱としても使えます。パッケージサイズ は 36.8×36.8×23.5cm。対象年齢は8カ月〜3歳。
知育ボックスで小さな頃から頭と体を動かそう!
子どもにとってはすべてが初体験で、好奇心とワクワクと、知りたい欲求が旺盛な心と体の伸び盛り。知育ボックスなら、指先や体を動かすことであらゆる能力や概念を自然に楽しく身に付けられるでしょう。子どもの成長にとって大切な時期に、知育ボックスでたくさんの遊びと学びを促すのはいかがでしょうか。
文・構成/HugKum編集部