「てぃ先生と藤本美貴さんに共感」「育児がデジタル化」「社会に足りないもの」・・・令和のリアルな育児事情を徹底調査【HugKum総研】

毎日あわただしく過ぎて、気づけば心も体もヘトヘト…。育児って、毎日が「小さな悩み」の連続ですよね。子どもたちとの笑顔の裏で、しつけに悩んだり、家計のやりくりに頭を抱えたり、自分の時間なんて夢のまた夢…。そんなママパパたちのホンネを、HugKumがアンケートで聞いてみました。

頼れるのは誰? 共感できる発信者は? 仕事との両立は?──みんなのリアルが詰まっています。あなたと同じ悩み、共感できる声が見つかるかもしれません。ぜひのぞいてみてくださいね。

【調査概要:調査期間/2025年6月4日~7月3日 調査対象/0歳~12歳のお子さんがいる95人】

育児の悩み 1位は「しつけ」。「お金」「時間」も上位にランクイン

まず、「育児で一番大変だと感じること」を聞いてみたところ、もっとも多かった回答は「子どものしつけ・教育」でした。感情がぶつかる場面も多いため、ストレスを感じやすく、日々悩みながら向き合っている様子がうかがえます。

調査対象:95人(複数回答、無回答含む)

そして、2位には「経済的な負担」、3位は「自分の時間が持てない」が続く結果となりました。

こうして見ると、育児における三大悩みは「しつけ」「お金」「時間」。多くの親たちが、日々立ち向かっている壁であることが見えてきます。

育児の情報、誰に頼る? ママパパたちの“リアルな情報源”

では、そんな育児の悩みに直面したとき、ママパパたちはどこから情報やヒントを得ているのでしょうか?

アンケートでもっとも多かったのは「家族・親戚」、次いで「友人・ママ友・パパ友」、「育児系ウェブサイト・アプリ」という結果となりました。

調査対象:95人(複数回答、無回答含む)

身近な家族や、同じ子育て世代の友人やママ友・パパ友は、日々の悩みを共有しやすく、共感や励ましをもらえる貴重な存在となっているようです。

また、最近では育児系ウェブサイトやアプリも手軽に情報を検索でき、いそがしい日々に活用されている様子がうかがえました。

共感を呼ぶ育児発信者は? 1位は「てぃ先生」、2位に「藤本美貴さん」

「育児に関する発信や考え方に共感・好感を持っている人」についても聞いてみたところ、「てぃ先生」、そして「藤本美貴さん」の名前が多くあがりました。

調査対象:95人(複数回答、無回答含む)

実践的な育児情報の発信や、リアルな子育て体験の共有によって、上位のおふたりは多くの親から共感と支持を集めています。

こうした発信者の言葉は、孤独を感じやすい育児の中で「自分だけじゃない」と思わせてくれる、心強い支えになっているのかもしれません。

育児と仕事の両立は?「何とかやっているが大変」が約半数

では、仕事とのバランスについてはどのように感じている方が多いのでしょうか。

「仕事と育児の両立」については「何とかやっているが大変」が最多で、全体の約半数にのぼりました。

調査対象:95人(複数回答、無回答含む)

続いて、「現在は仕事をしていない(またはしていなかった)」が29%、「両立が難しく、どちらかを優先している」が13%と続き、「うまく両立できている」と答えた人はわずか8%にとどまっています。

多くの親が仕事と育児のバランスに苦労しており、スムーズにこなせている人はごくわずかなのかもしれません。

令和の子育てはここが変わった!

令和のいま、育児にはどんな変化が起きているのでしょうか。自由回答で聞いてみたところ、日々感じている具体的な変化の声が寄せられました。

パパの育児参加

父親が育休をとるなど、積極的に育児に関わるようになったこと。(新潟県/女性)

子連れのパパをよく見かけるようになったこと。(岐阜県/女性)

・保育園の送迎にパパが付き添っていることが増えた。 (神奈川県/女性)

育児のデジタル化

・日記などがアプリになった。保育園との連絡も全部アプリ。写真も印刷ではなくデータ。(千葉県/女性)

・サブスクサービスが充実している。(東京都/女性)

・情報収集のほとんどがインターネットからであること。母親学級がなく動画配信が多い。(千葉県/女性)

付き合いの変化

・近所付き合いが少なくなった。(兵庫県/男性)

・家族の助けがなかなか得られないと同時に、AIなどに悩みを聞けること。(香川県/女性)

社会に足りないのは“ここ”。子育て世代が今、本当に求めている支援とは?

最後に、「行政や社会にもっとこうしてほしい」と感じていることについても尋ねてみると、経済的な負担軽減や、遊び場の拡充、働き方への配慮など、子育て世代の切実な声が集まりました。

制度はあるものの、実際には「使いにくい」「足りない」と感じている人も多く、さらなるサポートが求められているようです。

行政支援の拡充

・0~2歳の保育料を無料にしてほしい。働いても保育園の料金を払ったら手元にお金が残らない。(大阪府/女性)

・未就学児の預かり施設や、長期休暇の預かり施設の充実。(静岡県/女性)

・物価高なので、こども食堂を増やしてほしい。(愛知県/男性)

産後ケアの期間を拡充してほしい。(東京都/女性)

遊べる場所の充実

無料で遊べる施設を増やしてほしい。(兵庫県/女性)

・車を持っていないので、子育て支援センター行きの無料バスを作ってほしい。(長崎県/女性)

・どこも子育て広場は混んでいることが多いので、もっと安全に遊べて、親もくつろげるような場所が増えていってほしいと思います。(東京都/女性)

働く環境の改善

・パパ育休は制度もあり、推奨されてはいるものの、実際は取りづらい雰囲気があると思う。(岐阜県/女性)

・一度仕事から離れても元のポジションに準ずる仕事へ戻れるような制度がほしい。(千葉県/女性)

休みやすい職場環境を整えてほしいです。(埼玉県/女性)

令和の育児事情から見えてくる、新しい展望

今回のアンケートでは、育児に悩みながらも前向きに向き合う親たちの姿が見えてきました。しつけやお金、時間といった課題に苦労しながらも、周囲の支えや共感が力になっているようです。

また、令和になって育児環境は変わりつつありますが、まだまだ孤立やサポートの不足を感じている人もいます。育児の悩みをみんなで分かち合いながら、誰もが気持ちよく子育てできる社会になっていくといいですね。

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構成・文/牧野 未衣菜

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