【令和の女子小学生】半数以上がスマートフォンを所持、情報収集はYouTubeを活用。小学生1000人に聞いた「スマホについて」調査結果を一挙公開

少女まんが誌『ちゃお』の読者とそのご家族を対象にした読者アンケートの結果をレポートします。
今回は「スマートフォンの使用状況」について。スマートフォンとSNSのトレンドを編集部のコメントともに紹介します。

高学年JS(女子小学生)のスマートフォンの所有率は?

『ちゃお』の読者1000名にうかがったところ、なんと53.2%の高学年JSがスマートフォンを所有・使用しているという結果に。

もはや今の小学生たちにとっては当たり前になりつつある状況のようです。

以前行った2023年の調査では45%という回答が得られていましたが、8%以上増加していることがわかりました。

この急速な普及は、デジタルネイティブ世代であるJSたちの生活や学びのスタイルに大きな影響を与えていることがうかがえますね。

1日の使用時間は?

上記の質問にて、スマートフォンを持っていると答えた女子小学生を対象に、「平均してどのくらい1日で使用しているのか」を調査。

その結果、30分未満と答えた小学生が最多で30.2%、次に多かったのが30分以上~1時間未満の29.2%という結果になりました。

1日のうちに1時間以上使用すると回答したJSが合計40%を超えることから、小学生たちにとってスマートフォンを使うことは日常生活の一部であると言えるでしょう。

今後、スマートフォンの長時間使用が学業や健康に影響を与えないよう、親御さんのサポートも欠かせなくなってくるかもしれませんね。

スマートフォンを選ぶときに重視するのは?

そんなJSたちに、スマートフォンはどのように選んでいるのかもうかがいました。

最も多かった回答は「好きな色」で選ぶという回答。つづいて多かったのが「好きなデザイン」でした。

中には機能性やセキュリティを重視する回答も見られますが、やはり日常的に持つものなので、気分が盛り上がるものが一番のようです。

スマートフォンの使用目的は?

高学年JSの半数以上が所持・使用しているスマートフォンですが、使用目的は「友達との連絡」が約半数を占めていました。

スマートフォンは友達とのコミュニケーションに欠かせないアイテムとなっていることがわかります。それ以外では「家族との連絡」や「アプリ(SNS以外のゲームなど)」、「写真を撮る」が上位に挙げられました。

SNSを目的にしているJSは1割程度で、主に友達や家族とのコミュニケーションがスマートフォンの主な使用用途のよう。学校外で友達と遊ぶ約束をしたり、習い事の送り迎えで保護者の方を連絡をとったり、さまざまな場面で活用されていることが想像できますね。

YouTubeはどのくらい見る?

SNSの中で最も使用率が高かったのは「YouTube」で、約50%のJSが「ほぼ毎日見る」と回答。

次に「LINE」が多く、30%が「ほぼ毎日見る」と答えています。

他のSNSについては「見たことはない」や「ほぼ見ない」という結果に。

「TikTok」は「YouTube」と「LINE」に次いで「ほぼ毎日見る」という回答が得られました。

これまでの調査でも、JSが髪型を決める際にYouTubeやTikTokを参考にしていることや、YouTuberやVTuberがJSの間で人気であることも明らかになっていることから、動画コンテンツがJSたちの重要な情報源となっていることがよくわかりますね。

こちらも参考に

女子小学生(JS)1,000名に聞いた“好きなVTuber”ランキング第1位は!?
『ちゃお』読者1,000名の好きなVTuberは? 今回、高学年JSが中心の『ちゃお』読者1,000名を対象に調査したのは、好きなVTub...

「ちゃお」編集長からのコメント

ここまでの調査結果について、少女まんが誌20年以上連続部数No.1『ちゃお』の編集長はこのようにコメントしています。

ここ何年もJSのほしいもの不動の1位が「スマートフォン」でした。 どんなスマホがほしいのか尋ねるとキャリアはあまり関係なく、「ラベンダーカラーがいい」など、かわいくて、使いやすいものに心惹かれているようです。今年、スマホの所持率がついに50%を突破。スマホを持っているJSが半数を超えることによって、大きくJSの動向が変わっていく気がします。獲得する情報の量や興味の方向にも大きな変化が起こると思います。

今回わかったこと

1. 高学年JSのスマートフォン所有率は50%以上

2. 40%以上のJSが1日1時間以上スマートフォンを使用する

3. スマートフォンの使用目的は「友達との連絡・会話」が1位に

4. 約50%のJSがほぼ毎日YouTubeを見ている

調査したのは…

小学館「JS研究所」

「JS研究所」は、2022年8月に発足。小学館が発行する女のコ雑誌『ぷっちぐみ』、少女まんが誌『ちゃお』の編集部員がタッグを組み、女子小学生のリアルを紐解くプロジェクト。『ぷっちぐみ』、『ちゃお』では、これまでにも定期的に読者アンケートを実施し、誌面づくりやパートナー企業への情報提供に活用しています。読者アンケートは創刊以来実施中。

両誌併せて5000枚近くのハガキが届いています。

〈アンケート調査方法〉
「スマートフォンの使用状況」に関する調査 ※『ちゃお』2024年12月号

【ちゃお】

・調査期間:2024年11月 2日~ 11月25日
・調査対象:『ちゃお』読者またはそのご家族
・調査機関:自社調査
・有効回答数:応募総数:1,238、集計数:1,000
・調査方法:雑誌のハガキアンケート

「SNSの使用状況」に関する調査 ※『ちゃお』2023年7月号

【ちゃお】

・調査期間:2023年6月 3日~ 6月23日
・調査対象:『ちゃお』読者またはそのご家族
・調査機関:自社調査
・有効回答数:応募総数:2,967、集計数:1,000
・調査方法:雑誌のハガキアンケート

「ちゃお」最新号もチェック

『ちゃお』は毎月3日発売【公式サイトは>>こちら

『ぷっちぐみ』は毎月1日発売【公式サイトは>>こちら

こちらの記事もおすすめ

小学生女子のリアルな生理・下着・ムダ毛のお悩みは?『ちゃお』読者のイマドキ女子小学生(JS)に聞いた「フェムケア」調査結果発表!
生理のお悩み相談先は友だちが最多!半数以上の高学年JSがムダ毛に悩みを持っているという結果に 小学館では、小学校低学年女児向け雑誌『ぷっち...

文・構成/HugKum編集部

編集部おすすめ

関連記事