梨は「食べる水筒」⁉︎ でも、水分だけじゃない!
古くは縄文時代から存在していたと言われている「梨」。
江戸時代に庶民の果物として広がり、今の幸水や豊水などの人気品種へとつながっているそうです。
そんな昔から親しまれている梨は、シャキシャキ食感が美味しいだけではなく、実はお子さんにもママたちにもうれしい栄養がいっぱいあります!
水分たっぷり! (約90%以上)
梨は90%以上が水分でできていて、まるで「食べる水筒」。夏の水分補給やクールダウンにぴったり。
水分をしっかりとれるので、お肌のうるおいキープにも役立ちます!
カリウムでむくみスッキリ
梨に含まれるカリウムは、余分な塩分を外に出す働きがあり、塩分をとりがちな暑い季節にうれしい栄養。
体のむくみをスッキリさせて、顔や脚のはれぼったさ対策にも。
消化を助ける酵素(プロテアーゼ)
梨の酵素はタンパク質を分解して消化をサポート。焼肉のタレや漬け込みに使われるのもこの働きのおかげ。
消化を助けるので、食後の重たさをやわらげ、体のリズムを整えます。
シャリシャリの正体=食物繊維
梨の独特のシャリシャリ感は「石細胞」という食物繊維の一種。腸の動きを助けて、おなかにやさしい効果があります。腸内環境を整えることは、お肌の調子アップにもつながります!
水分だけでなく、意外と栄養もたっぷりな“梨”。
でも、さっぱりした味わいだから『あんまり好きじゃない…』というお子さんもいるかもしれません。
実はわが家の三男も小さい頃はそうでした。
けれど、いろんなカッティングを試しているうちに、梨が大好きに大変身!
今日はその中でも、とびきりお子さんの心をワシづかみにするアイデアを紹介します。
子どもがパクパク食べちゃう! 梨のお団子カッティング

普段は皮をむいてそのまま食べる梨ですが、“お月見”にちなんで、まんまるにくり抜いてみませんか?
お子さんも『あれ!?』とびっくりして、思わず手がのびるはず。
いくつ積めるかな? と、親子でくり抜きから楽しめば、お月見の準備がちょっとした遊びに変わります!
準備するもの
- ・まな板
- ・ナイフ ※1
・フルーツボーラー ※2
・梨 大きめなら1個、小さめなら2個
※1 写真はペティナイフですが、今回のカッティングは普通の包丁でできます- ※2 私が愛用しているのは「タイガークラウン PHフルーツくり抜き型」(約25mmと約29mmの2種類のサイズ付き)

作り方
1.梨を、芯を避けて切ります

2. ボーラーを差し込みます


3. ぶつからない程度に、隣を同様にくり抜きます

4. 表面が終わったら、半分に切って、断面から同様にくり抜きます

5. 残りの梨も同様に使いつつ、全部で10個をくり抜きます!


旬のフルーツで十五夜をもっと楽しく!
秋の味覚・和梨は、シャリシャリ食感とみずみずしさで親子にうれしいフルーツ。
今年の十五夜は、旬の梨をお団子風にアレンジしてお月見を楽しんでみませんか?
季節のイベントに旬のフルーツを取り入れるだけで、食卓がぐっと華やぎ、親子で過ごす時間が特別な思い出に変わります。
次回は、ハロウィンをもっと楽しむフルーツアイデアを紹介予定です。どうぞお楽しみに!
梨団子に添えたい! 「キウイうさぎ」の作り方などフルーツカッティング動画レッスンはこちらを>>チェック
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記事監修
フルーツギフトクリエイター。
理系大学院を修了後、メカエンジニアに。長男出産後、一度復職したのち、子育てに専念。
その中で出合った「フルーツカッティング」に魅了され、ディプロマを取得。
現在は東京都世田谷区を拠点に、自宅での少人数レッスンのほか、カフェやマルシェでのワークショップ、ギフト製作・販売などを展開中。大切なひとの笑顔と、日常を彩るフルーツの魅力を伝えています。
三兄弟の母。
特に好きなフルーツは、柿、いちじく。趣味は、キャロットケーキ巡り。
文/さちこ
