《十五夜におすすめ》梨をくり抜くだけでお団子風に! フルーツで作るお月見プレート【季節のフルーツカット便りvol.7】

こんにちは、フルーツギフトクリエイターのさちこです。
今年の中秋の名月(十五夜)は、10月6日(月)。秋の夜空にまんまるのお月さまを見上げながら、家族でお月見を楽しむ特別な日です。いつものお月見団子もいいけれど、旬の“和梨”をお団子風にアレンジすれば、意外性もあってワクワクいっぱい!

今回の記事では、お子さんもパパママたちも食べたくなる梨の栄養のヒミツ、そして十五夜の食卓をもっと楽しくするとっておきの「梨団子」の作り方をご紹介します!

梨は「食べる水筒」⁉︎ でも、水分だけじゃない!

古くは縄文時代から存在していたと言われている「梨」。
江戸時代に庶民の果物として広がり、今の幸水や豊水などの人気品種へとつながっているそうです。

そんな昔から親しまれている梨は、シャキシャキ食感が美味しいだけではなく、実はお子さんにもママたちにもうれしい栄養がいっぱいあります!

水分たっぷり! (約90%以上)

梨は90%以上が水分でできていて、まるで「食べる水筒」。夏の水分補給やクールダウンにぴったり。
水分をしっかりとれるので、お肌のうるおいキープにも役立ちます!

カリウムでむくみスッキリ

梨に含まれるカリウムは、余分な塩分を外に出す働きがあり、塩分をとりがちな暑い季節にうれしい栄養。
体のむくみをスッキリさせて、顔や脚のはれぼったさ対策にも。

消化を助ける酵素(プロテアーゼ)

梨の酵素はタンパク質を分解して消化をサポート。焼肉のタレや漬け込みに使われるのもこの働きのおかげ。
消化を助けるので、食後の重たさをやわらげ、体のリズムを整えます。

シャリシャリの正体=食物繊維

梨の独特のシャリシャリ感は「石細胞」という食物繊維の一種。腸の動きを助けて、おなかにやさしい効果があります。腸内環境を整えることは、お肌の調子アップにもつながります!

水分だけでなく、意外と栄養もたっぷりな“梨”。
でも、さっぱりした味わいだから『あんまり好きじゃない…』というお子さんもいるかもしれません。
実はわが家の三男も小さい頃はそうでした。

けれど、いろんなカッティングを試しているうちに、梨が大好きに大変身!
今日はその中でも、とびきりお子さんの心をワシづかみにするアイデアを紹介します。

子どもがパクパク食べちゃう! 梨のお団子カッティング

普段は皮をむいてそのまま食べる梨ですが、“お月見”にちなんで、まんまるにくり抜いてみませんか?
お子さんも『あれ!?』とびっくりして、思わず手がのびるはず。
いくつ積めるかな? と、親子でくり抜きから楽しめば、お月見の準備がちょっとした遊びに変わります!

準備するもの

  • ・まな板
  • ・ナイフ ※1
    ・フルーツボーラー ※2
    ・梨 大きめなら1個、小さめなら2個

  • ※1 写真はペティナイフですが、今回のカッティングは普通の包丁でできます
  • ※2 私が愛用しているのは「タイガークラウン PHフルーツくり抜き型」(約25mmと約29mmの2種類のサイズ付き)

作り方

1.梨を、芯を避けて切ります

芯を避けることで、くり抜ける面積が広くなります

2. ボーラーを差し込みます

芯と皮にぶつからないように
くるっと回しながら奥までくり抜きます。ちょっとかたいけど頑張って!

3. ぶつからない程度に、隣を同様にくり抜きます

大きさにもよりますが、約半分の梨で4〜5個がくり抜けます

4. 表面が終わったら、半分に切って、断面から同様にくり抜きます

ここでも2個くらいくり抜けるはず

5. 残りの梨も同様に使いつつ、全部で10個をくり抜きます!

下段6個、中段3個、上段1個だとバランスよく乗ります
季節のフルーツと一緒に盛り付けるとお月見感満載! (キウイうさぎ:後述)

旬のフルーツで十五夜をもっと楽しく!

秋の味覚・和梨は、シャリシャリ食感とみずみずしさで親子にうれしいフルーツ。
今年の十五夜は、旬の梨をお団子風にアレンジしてお月見を楽しんでみませんか?

季節のイベントに旬のフルーツを取り入れるだけで、食卓がぐっと華やぎ、親子で過ごす時間が特別な思い出に変わります。

次回は、ハロウィンをもっと楽しむフルーツアイデアを紹介予定です。どうぞお楽しみに!

梨団子に添えたい! 「キウイうさぎ」の作り方などフルーツカッティング動画レッスンはこちらを>>チェック

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記事監修

さちこ フルーツギフトクリエイター

フルーツギフトクリエイター。
理系大学院を修了後、メカエンジニアに。長男出産後、一度復職したのち、子育てに専念。
その中で出合った「フルーツカッティング」に魅了され、ディプロマを取得。 

現在は東京都世田谷区を拠点に、自宅での少人数レッスンのほか、カフェやマルシェでのワークショップ、ギフト製作・販売などを展開中。大切なひとの笑顔と、日常を彩るフルーツの魅力を伝えています。
三兄弟の母。

特に好きなフルーツは、柿、いちじく。趣味は、キャロットケーキ巡り。

文/さちこ

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