音楽好きな子どもが習い事としてギターを始めたいと言ったら。ギターを通してどんな効果やメリットが得られるのでしょうか。またギター教室ではどんなことをするのか、ギター教室の選び方についてもポイントをまとめます。さらに、おすすめのギター教室をリストアップ、子どもがギター教室に通う際必要となるアイテムもご紹介します。
子供の習い事に「ギター」を選ぶ効果やメリットは?
ギター教室というと大人が通うものというイメージがある方がいるかもしれませんが、幼い子が通えるギター教室もあります。では、子どもがギターを習う場合、どんな効果やメリットが得られるのでしょうか。
音感をはぐくむことができる
ギターに限らずピアノやバイオリンなど、楽器を習うことの共通点として、音感をはぐくむことができるというメリットがあります。楽譜を見て、正しい音が出ているかどうか判断するとき、頼りになるのは自分の耳です。またチューニングを行うときも、自分の耳で聞いて調整していきます。そのため、ギターを習うと自然と音感がよくなっていくと言われています。
脳に良い効果をもたらす
ギターを演奏するためには、左右の両手の指を器用に使わなければなりません。楽譜をみて、それを脳で理解して、指を動かし音を鳴らすという一連の動きは、脳全体の活性化につながります。それによって、記憶力や計算能力などの向上も期待できるかもしれません。また好きなメロディを耳にしているということは、子どもの感性や芸術的思考にも影響をおよぼすことも考えられます。
クラスの人気者になれる
音楽に関する子どもの習い事というと、ピアノが有名ですが、ギターを習う子どもは少ないもの。だからこそ、ギターを自在に弾きこなせることができるようになれば、クラスの人気者になれるかもしれません。テレビ番組や映画、CMなど、子どもが好きな曲を演奏できれば、楽しく習い事を続けられることになるでしょう。
ギター教室ではどんなことをするの?
ギターは、木材でできたクラシックギターと、ギター本体とアンプを接続して電子音として演奏するエレキギターの2種類に大別できます。ギター教室では、これらのギターの種類を選べる場合が多いので、どちらを習いたいのか考えておくと良いでしょう。クラシックギターでもエレキギターでも、教室で習うことの基本はほぼ次のような内容で一緒です。
ギターの持ち方・指のおき方を学ぶ
初めてギター教室へ通うと習うことは、ギターの種類や各部の名称など、ギターの基本的なこと。さらにギターを弾くときの姿勢や持ち方、指のおき方などをしっかりと習います。
コードの押さえ方を学ぶ
ギターの音をどうやって鳴らすかわかったら、次は基本となるコードを押さえる方法を学んでいく場合が多いようです。コードを覚えていけば、伴奏の基本形を身に着けることができるようになります。
メロディを鳴らす
基本のコードを覚えたら、耳にしたことのある曲のワンフレーズを自分で鳴らすことに挑戦します。始めはゆっくりのペースで行い、指が慣れてきたら通常のペースでワンフレーズを弾いてみます。これができるようになれば、レベルにあわせた簡単な曲を1曲弾けるように練習していきます。
ギター教室の選び方
では子どもが通うギター教室はどんなポイントで選んでいけばいいでしょうか。
どんな子供に向いている?
子どもがギターを習うときに、ギターの向き不向きは、特に気にしなくてもいいでしょう。それよりも音楽を純粋に楽しめるかどうかが大切。普段から歌うことが好き、音を鳴らすことが好きな子どもなら、きっとギターを弾く楽しさを感じられることでしょう。
何歳から始められるの?
子どもが音楽に親しむためには、幼くても大きな問題にはなりません。3歳頃になれば、キッズ用の小さなギターを持つこともできるかもしれません。ただギターは指使いがとても重要な楽器で、大人用のギターでは小さな子どもでは演奏が難しい場合があります。小学生未満や小学校低学年などは、子ども用のギターを用意してあげると良いでしょう。
費用はどれくらい?
ギター教室の費用は、1回あたりで計算する場合と月謝制の2つがあります。時間制なら1回30分~1時間で5,000円前後、月謝の場合は月2~3回通って1万円ほどが相場です。またこれ以外に入会金がかかる場合もあります。
ギター教室のおすすめ
子どもが通えるおすすめのギター教室をご紹介します。
「新堀ギター音楽院」(神奈川県)
ギターに特化した音楽教室で、キッズコースも充実しているのが新堀ギター音楽院。銀座、自由が丘などの各地に教室がありますが、藤沢、平塚、大船など神奈川エリアに多数の教室があるのが特徴です。
「古川ギター教室」(千葉県)
現役ミュージシャンがマンツーマンで指導してくれるギター教室。友だちや家族同士で一緒にレッスンを受けられる、グループレッスンもあります。
「シアーミュージック」(埼玉県)
エレキギター、アコースティックギター、ベース、ウクレレなど幅広い楽器を学べるシアーミュージック。入会に年齢制限はなく、小学生から大人まで幅広い年齢層の方が通っています。
「MTBギター教室」(東京都池袋)
プロのミュージシャンが講師陣として揃っているのが、MTBギター教室。レッスン時の楽器レンタルは無料と、初心者の子どもが始めやすい環境が整っています。また、MTBギター教室に通う子どもの最小年齢は2歳と、小さな子どもでも楽しむことができます。
「オトノミチシルベ」(東京都吉祥寺など)
有名アーティストのバックバンドや海外ツアー経験者などプロのミュージシャンが講師をつとめるギター教室。無料の楽器貸し出しサービスがあり、生徒の年齢層は、小学校1年生の子どもから80代の方まで幅広いです。
子供におすすめのギターや関連アイテム
では子どもがギター教室に通うときに必要になるアイテムをご紹介します。
「子供用ギター 全長約75cm アコギ 入門セット」
全長は75cmと、一般的なギターのおよそ3/4の大きさのコンパクトなギター。軽量で子どもも持ちやすいタイプです。ブルー、ピンク、ミントレッド、オレンジなど、13色のカラーバリエーションがラインナップしています
「YAMAHA ミニアコースティックギター 入門11点セット」
全長約857mmの小学生くらいの子ども向け入門ギター。トップ材には、はっきりとしたサウンドが魅力的な「スプルース」が使われ、サイドとバックにはメランティ(マホガニー柄)が使われています。ギターストラップやピック、弱音機などがセットになった便利なアイテムです。
「YAMAHA ミニアコースティックギター JR2 NT ナチュラル」
ヤマハで定番のアコースティックギター「FGシリーズ」をモチーフにしたギターです。小学生くらいの子どもにピッタリのコンパクトサイズ。小さめのサイズながら、広がりのあるサウンドが魅力です。
家族でも楽しめるギターの魅力
味わいのある音色や迫力のあるサウンドが魅力のギターは、小さな子どもから年配の方まで幅広く楽しむことができる楽器です。ギター教室にはマンツーマン方式のところから、グループレッスンなどさまざまなタイプがあるので、子どもと一緒に家族で習うという楽しみ方もできるかもしれません。
文・構成/HugKum編集部