行楽シーズン! 親子京都旅はちょっと足を伸ばして京都の里山「大原」へ【HugKum京都隊が教える京の裏ワザ・裏ミチ徹底ガイド】

親子で自然の中でのんびりと京都旅を楽しみたいなら、大原を訪れるのはいかがでしょうか。大原は街中から少し足を伸ばすだけで行ける京都の美しい里山です。本記事では、京都の大原とは一体どんなところなのか、親子で行きたいおすすめスポットなどを紹介していきます。

京都の里山「大原」ってどんなところ?

大原は、京都市左京区の北東部の山間部に位置します。山々に囲まれた盆地集落で、豊かな自然と田園風景が広がる美しい里山です。

京都の里山「大原」

大原には、平家物語ゆかりの「寂光院」や、苔の庭園や阿弥陀三尊像で知られる「三千院」など、歴史的観光地も点在します。また、おいしいと評判の大原の野菜や、しば漬といった地元グルメなど、魅力がたくさん詰まったエリアです。

「寂光院」や「三千院」などの観光名所もあります

プロも注目するおいしい大原の野菜

大原の野菜は、地元の方だけでなく、他府県の方やプロの料理人も買いに訪れるくらいおいしいと評判なんです。

大原は山々に囲まれた盆地集落です。朝晩の寒暖差があり、それが野菜の甘さを引き出し、「小野霞(おのがすみ)」と呼ばれる朝霧が野菜に程よい湿度を与え、みずみずしく旨みが凝縮された野菜が育つといわれています。

美味しいと評判の大原産の野菜

京の三大漬物の一つ「しば漬」発祥の地

茄子やきゅうり、茗荷などの夏野菜を赤しそと塩で漬け込んだ「しば漬」は大原の地で保存食として生まれ、800年もの歴史があるそうです。京都の三大漬物の一つにも数えられています。

しば漬に欠かせない大原産の赤しそは、ほぼ原種に近い希少なもの。大原では現在まで交配しないように大切に栽培されてきました。6月ごろには、あちらこちらで、一面きれいな紫色で染まるしそ畑を見ることができます。

6月ごろには一面紫色に染まるしそ畑

親子で行きたい大原のおすすめスポット

親子で行きたい大原のおすすめスポット、おいしい野菜を購入できる『里の駅 大原』、大原の野菜をたくさん食べることができる『大原 リバーサイドカフェ・来麟(きりん)』、大原の伝統的なしば漬けを購入できる『志ば久』を紹介していきます。

『里の駅 大原』

『里の駅 大原』の入り口
新鮮な野菜などを販売されている旬菜市場

京都バス、バス停「野村別れ」を降りて、徒歩約5分のところにある『里の駅 大原』は、大原や近郊で採れた新鮮な野菜、つきたてのお餅などを買うことができる市場です。朝早くからプロの料理人や地元の方、観光客など、多くの方がおいしい野菜を求めて来られます。

■大原や近郊で採れた野菜を販売

『里の駅 大原』の旬菜市場では、常時、約30もの農家さんが採れたての新鮮な野菜を販売されています。普段、スーパーではなかなか見かけない、めずらしい野菜や季節ならではの野菜が並んでいるのも魅力の一つです。

新鮮な野菜がずらりと並びます
めずらしい野菜も手に入ります
旬の野菜がたくさん!

『里の駅 大原』を訪れるなら、朝一番がおすすめ。開店と同時に多くの方が訪れるため、お昼頃には品薄になっているそうです。

■大原の野菜などを使ったお弁当や和菓子の販売も

大原で採れた野菜を使ったお弁当や、手作りのお惣菜、杵つきのお餅で作った和菓子なども販売されています。

お弁当やお惣菜も人気
つきたての餅を使った和菓子

市場の外には見晴らしのいいベンチがあるので、天気の良い日はベンチで食べたり、大原散策のお供にもおすすめですよ。

外にある見晴らしのいいベンチで食べるのもいいですね

■毎週日曜日は大人気の朝市が開催されます

毎週日曜日には、朝の6時から「大原ふれあい朝市」が開催されます。朝市の日は、採れたての野菜はもちろん、お餅やうどん、たこ焼きなどの屋台も出店されます。朝早くから大勢の方が訪れる大人気の朝市です。

【里の駅 大原】
・住所:京都市左京区大原野村町1012
・営業時間:旬菜市場 9:00~16:00/日曜ふれあい市場 6:00~9:00
・休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
・HP:https://www.satonoeki-ohara.com

『大原リバーサイドカフェ・来隣』

大原のバスターミナル裏の小道を進むと、古民家を改修したカフェ『大原 リバーサイドカフェ・来隣(きりん)』が見えてきます。大原の野菜をふんだんに使ったおばんざいや、サラダなどが食べられるビュッフェが人気のカフェです。

古民家を利用した『大原リバーサイドカフェ・来隣(きりん)』
明るく広い店内

■色とりどりのおばんざいが並ぶビュッフェ

ビュッフェ台には、大原の野菜を使った色鮮やかなおばんざい、みずみずしい野菜のサラダや、一口サイズに握られたおにぎりなどが並びます。豊富なメニューはどれも食べたいものばかり。気づけば、お皿がいっぱいになっています。野菜のおいしさを感じられるメニューが多いので、野菜が苦手な子どもも、野菜が好きになるかもしれませんね。

大原の野菜などを使ったメニュー
一口サイズのおにぎりの具も種類豊富

■天気の良い日はテラスで食べるのがおすすめ

店内とテラスにも席があり、天気の良い日はテラスを希望することもできます。大原の山々を眺めながら、気持ちのいい空気の中で食べるご飯やおばんざいは格別においしく感じることでしょう。

気持ちのいいテラス席

■予約しておくとスムーズ

人気のカフェなので、お昼頃に行くと待ち時間がある場合もあります。あらかじめ電話で予約しておくのがおすすめです。予約をしていない場合は、開店前に店の受付表に名前を書いて順番を取ることもできます。

【大原 リバーサイドカフェ・来隣】
・住所:京都市左京区大原来迎院町114
・営業時間:11:30~21:30
・休日:火曜日
・HP:https://www.ohara-kirin.com

『志ば久』

「三千院」の参道沿いにある『志ば久(しばきゅう)』は、大原名物、しば漬を伝統の製法で作り続けられている店です。遠方から大原に来る方を里の名物しば漬けでもてなそうと販売されたのが始まりだそう。『志ば久』では、そのおもてなしの心を忘れないように、また多くの方に食べてもらいたいというこころざしから、「志ば漬」と呼ばれています。

「三千院」の参道にある『志ば久』
古来から伝わる製法で作られた漬物を買うことができます

■保存料や着色料を使わず伝統的な製法で作られている漬物

『志ば久』の漬物は、保存料や着色料を使わずに昔ながらの製法で作られています。中でも名物は、自家栽培の赤しそを使った「赤志ば」です。まろやかな酸味と茄子の食感、赤しそのすっきりとした味わいに、茗荷の風味がアクセントになったおいしい漬物です。

名物の「赤志ば」
着色料なしでこのきれいな紫色に仕上がります

■商品に使う赤しそは自社農園で栽培される

「赤志ば」をはじめ、商品に使われる赤しそは全て自社農園で栽培されたもの。恵まれた環境で丁寧に育てられた赤しそを使うことで、香り高く色鮮やかな漬物に仕上がります。

『志ば久』のしそ畑
昔ながらの製法で作られる漬物。重石には、昔、京都市内を走っていた路面電車のレールに敷かれていたものを加工して再利用されているそうです

■旬の素材を使った漬物や佃煮も魅力

志ば漬の他にも、菜の花や蕗のとうなど、季節を感じる旬の素材を使った漬物や佃煮も人気です。中でも散策途中に食べられる「アイスきゅうり」は、暑い日の水分、塩分補給にピッタリ。歩き回って火照った体をクールダウンしてくれます。

旬の素材を使った漬物なども人気です
散策途中に食べたいアイスきゅうり

【志ば久】
・住所:京都市左京区大原勝林院町58
・営業時間:9:00~16:00
・休日:水曜日
・HP:https://www.shibakyu.jp

京都の市街地から「大原」へはバスで行くことができる

京都の市街地から大原へはバスで行けます。京都駅や出町柳駅、国際会館駅といった主要の駅から「大原行き」のバスが出ていて、街中から約1時間で行くことができます。バスに乗ると、街中からどんどん自然豊かな田園風景へと変わっていく道中の景色を楽しめるのも魅力ですね。

バスで行く際の注意点は?

「大原行き」のバスは本数が限られているので、時刻表を調べてから乗るのがおすすめです。

京都バスHP:https://www.kyotobus.jp

親子で京都の里山「大原」で自然に癒されよう

今でも美しい田園風景が広がる京都の大原。四季折々の美しい景色を楽しんだり、おいしい野菜や漬物を食べたり、親子でのんびりと自然の中で癒されてみてはいかがでしょうか? また違った京都旅を楽しむことができること間違いなしです。

美しい自然の中をたくさん歩き回りたくなるので、大原を訪れる際は、動きやすい格好で行くのがおすすめです。

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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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