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Q:病気で欠席した後や体調不良の際、登校させる目安が知りたいです。
子どもが発熱したり、咳が出たりして学校を休ませた後、どの程度で登校させたらいいか迷います。また、咳は多少出るけれど、熱がない場合は、マスクをして登校させてもよいのでしょうか。前夜に熱が上がったけれど、朝になって下がったので登校させたら、学校からお迎えの連絡がくることもあります。
子どもの体調の見極め方や、登校させる目安はありますか。 (さくらさん)
A:平熱で食欲があり、いつも通りの元気があればOK!
インフルエンザや新型コロナといった学校感染症は、出席停止の期間が定められており、それに従えば問題はありません。一方で、学校感染症以外の病気の場合、登校させる明確な基準はないので、親御さんがしっかりと見極める必要があります。
例えば、前日の夜に体温が38度を超えていたり、平熱より1度以上高かったりする場合、翌朝下がったからと登校させると、学校で体調をくずし、お迎えの要請を受けることになりがちです。また、インフルエンザなどの感染症の場合は、確定するまでに1日以上かかることがあります。たとえ熱が下がったとしても、できれば1日休ませ、家庭で様子を見たほうがよいでしょう。
子どもの嘔吐も、登校させるか迷いますよね。学校で子どもが嘔吐した場合、先生は授業を中断し、子どもたちをその場所から遠ざけます。その後で吐瀉物を処理し、消毒を行います。これは感染性胃腸炎を想定した処置で、対処する先生は大変です。また、吐いた子も体調不良のつらさだけでなく、「友だちはどう思っただろう」という心の負担を感じます。ですから、子どもが自宅で嘔吐した場合は、24時間ほど自宅で様子を見ることが重要です。吐き気が完全に止まり、食事をしっかりとれるようになってから登校させましょう。
多少の咳や鼻水で、登校させるか否かの判断基準は、朝の見極めがポイントです。ひとりでいつものように起きてきて、平熱で朝食もしっかり食べ、いつも通り元気な様子だったら登校させてもよいでしょう。けれど、寝起きが悪く、食欲もない様子なら、熱がなくても無理をさせず、1日休ませたほうが回復は早いと思います。

もちろん親御さんから見て、心配だったり、症状がひどかったりする場合は、小児科を受診しましょう。その際、いつ頃から登校させてもよいか、小児科の先生に相談するといいですね。
最近は共働きの家庭が多く、子どもを休ませるのが難しいこともあるでしょう。子どもが安心して休めるよう、あらかじめ病児保育サービスなどを調べておくのがおすすめです。また、可能な限り、不測の事態に備えて仕事を調整できる対策も取れるといいですね。
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私がお答えしました
診療の傍ら、地域の小学校、幼稚園、保育園の校医、園医も務める。日本小児科学会認定専門医。日本小児科医会「子どもの心相談医」。
1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子どもたち各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心がけています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。
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イラスト/メイボランチ 構成/天辰陽子
