【調査概要】調査期間:2026年4月1日~4月19日 回答者数:0~12歳の子どもがいる保護者 1278人
目次
朝の支度時間はどのくらい? 「30分以内」が最多という結果に
まずは、朝の支度にどのくらい時間をかけているのか聞いてみました。
もっとも多かったのは「30分以内」で454人。次いで「15分以内」が257人、「1時間以内」が228人という結果となっています。「30分以内」が最多となり、多くの家庭がかぎられた朝の時間のなかで支度を進めていることがうかがえます。また、「15分以内」と回答した人も2位に入り、短時間で効率よく身支度を整えている人も少なくありませんでした。
一方で、「1時間以内」と回答した人も一定数みられ、子どもの年齢や家族構成、通勤・通学の状況などによって、支度時間にも幅があるのかもしれません。

朝のお悩み1位は「起きられない!」 保護者の困りごとランキング
続いて、朝の支度で困っていることについて聞いてみると、もっとも多かったのは「朝起きるのがつらい」で648人。半数以上の保護者が選択する結果となりました。朝はやることがたくさんありますが、そのスタートとなる「起きること」そのものに苦労している人が多いようです。2位以下を大きく引き離しており、多くの家庭に共通する悩みであることがうかがえました。
また、2位には「メイクやシャワーなどに時間がかかる」が挙がり、自分の準備時間を確保するのに苦労している保護者も多いようです。

朝がラクになった人たちは何をしている? 保護者たちのリアルな工夫を紹介
では実際に、朝の支度をラクにしている人たちはどのような工夫をしているのでしょうか。
アンケートでは、前日準備や身支度の工夫など、さまざまなアイデアが集まりました。なかには「30分以上ラクになった」という声も。保護者のみなさんのリアルな工夫を見ていきましょう。

10〜15分余裕がうまれたアイデア
10〜15分ほど余裕が生まれたという人からは、すぐに実践できそうな工夫が多く寄せられました。メイクやヘアセットを時短仕様にしたり、服や朝食を前日に準備したりすることで、朝の負担を軽減している人が多いようです。
・メイク時間にタイマーをセットして、時間内に終わらせられるように意識すると手早くできる。(鳥取県/女性)
・前日に天気をチェックして、着ていくもの、履いていくものを用意しておく。(香川県/女性)
・スープかみそ汁を前日に作っておく。(千葉県/女性)
・朝はオールインワンクリーム、トーンアップ下地で乗り切っています。(神奈川県/女性)
・ロングストレートヘアから、ショートヘアにしてパーマをあてました。寝ぐせもニュアンスになってヘアセットの時間はほぼなし!(秋田県/女性)
・朝はニュースやSNSを見ない、と決めています。(広島県/女性)
20分余裕が生まれたアイデア
20分以上ラクになったという人たちの回答を見ると、日々の生活を仕組み化しているケースが目立ちました。献立をパターン化したり、美容習慣を見直したりと、毎日繰り返す作業そのものをラクにしているようです。
・前日の夜にヘアアイロンで髪の毛をストレートにして、寝癖をつきにくくする。(東京都/女性)
・朝食はそのまま食べられるものや、作り置きを利用する。(神奈川県/男性)
・パン以外の朝ごはんを夜のうちに作っておく。(島根県/女性)
・洗濯物を夜に干す。(兵庫県/女性)
・職場で提供される昼食を注文するようにしたので、お弁当の準備がいらなくなった。(宮城県/女性)
30分以上余裕が生まれたアイデア
30分以上朝の支度がラクになったという人の声からは、「時間ができた」というだけでなく、「心に余裕が生まれた」という声も多く挙がりました。小さな工夫の積み重ねが、あわただしい朝にゆとりを生み、気持ちをラクにしてくれているのかもしれません。
・1人時間が欲しいので早く起きて、ゆっくりコーヒー時間をつくっています!心の余裕って大事!(東京都/女性)
・カーテンを開けて寝るようになったら、外が少しずつ明るくなるのに合わせて楽に起きられるようになった。(愛知県/女性)
・マツエクをして、眉毛もアートメイクにするだけで時間を短縮できる。維持にお金はかかるが、時間ができると心に余裕がうまれてよい。(栃木県/女性)
・美容液効果のあるパックをしている間に、家事やほかのことを終わらせている。(愛知県/女性)
・献立を数日分まとめ買いし、当日の思考時間を減らしています。また野菜は当日使いきれる量だけ購入し、下処理や在庫管理の手間を省くことで、日々の準備を効率化しています。(福岡県/女性)
「早く食べて!」がとまらない…子どもの支度で困ることランキング
朝のあわただしさは、自分の支度だけが理由ではありません。子どもの準備に時間がかかり、なかなか予定通りに進まないという家庭も多いのではないでしょうか。
そこで、子どもの朝の支度で困っていることについても聞いてみました。
もっとも多かったのは「朝ごはんが進まない」で507人。わずか5人差で「子どもがなかなか起きない」が502人と続きました。さらに3位には「着替えに時間がかかる」が挙がり、起きる・着替える・朝ごはんを食べるといった朝の支度の基本的な流れに苦労している家庭が多いことがわかります。

子どもへの「起きて」「着替えて」が減った! 朝の支度をラクにする工夫とは?
では、子どもの朝の支度をラクにするために、みなさんはどのような工夫をしているのでしょうか。寄せられた回答には、前日の準備を工夫したり、子どもが自分で動ける環境を整えたりと、さまざまなアイデアが集まりました。

10〜15分余裕が生まれたアイデア
15分程度ラクになった家庭では、前日のうちに翌日の準備を済ませておく工夫や、子どもが自分で行動しやすくなる仕組みづくりが多く見られました。持ち物や服をあらかじめ用意しておくだけでなく、目覚まし時計やタイマーを活用して、子ども自身が時間を意識できるようにしている家庭もあるようです。
・寝る前に時間割、持ち物を確認させる。服を用意させる。(滋賀県/女性)
・子ども専用のかわいいキャラクター目覚ましを用意して、自分で起きる時間を決めさせた。(埼玉県/女性)
・タイマーを導入して、時間を決めて着替えをさせるようにした。(千葉県/女性)
・次の日の服を、下着と上着をセットした状態で用意しておく。もしくは、翌日登園させる服装で寝かせる。(埼玉県/女性)
・朝ごはんはワンプレートにして洗い物はそれぞれに任せるようにしました。(東京都/女性)
・おかずの準備はするが、お弁当を自分で詰めるようにしてもらった。(大阪府/女性)
20分余裕が生まれたアイデア
さらに余裕が生まれたという家庭では、朝食やお弁当づくりの負担を減らす工夫が多く見られました。朝食の内容をある程度決めておいたり、子どもが自分でできるようにしたり、好きなものを選べるようにしたりすることで、ゆとりある朝につなげているようです。
・朝ごはんはパンとシリアル、ヨーグルト、フルーツジュースと固定し、机の上に出しておくことで、自分たちで食べられるようにセットしている。(東京都/女性)
・お弁当箱に、前の日のおかずを入れた状態で冷蔵庫に入れ、足りないおかずのみ朝用意します。(茨城県/女性)
・普段の夕飯時にちょっとずつお弁当のおかずも作っておく。(東京都/女性)
・朝ごはんに食べるパンを複数種類用意しておき、好きなものを選ばせて気分を上げる。(東京都/女性)
30分以上ラクになったアイデア
30分以上余裕が生まれたという人の声からは、「子どもが自分でできる仕組みづくり」が共通して見られました。準備をルーティン化したり、やることを見える化したりすることで、親子ともに朝の負担が軽減されたようです。なかには、朝の準備を通して子どもの自立につながったという声も見られました。
・やることリストをマグネットで作った。毎朝やることが終わったら、マグネットをフリップしてやること完了。習慣づけをしたら子どもが自立した。(愛知県/女性)
・ハンカチやティッシュなどの小物は定位置を決め、子ども自身が準備する仕組みにしました。(福岡県/女性)
・1週間分の服を、週末にセットして準備する。(山形県/女性)
・前日に、子どもへ出発時刻や起床時刻をしっかり伝えておく。
・洋服や体操着、コップセットなどは、子どもがひとりでできるようにワゴンに準備する。(静岡県/女性)
家族みんなが笑顔で出発するために

今回のアンケートからは、忙しい朝を少しでもラクにするためのさまざまな工夫が寄せられました。
「時間に余裕ができた」だけでなく、「気持ちに余裕ができた」「イライラすることが減った」といった声も多く見られました。ほんの少し余裕が生まれるだけでも、朝の気持ちはずいぶん違うもの。家族みんなが笑顔で一日をスタートするためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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この記事を書いたのは
子育てや教育分野を中心に取材・執筆。また、認定NPO法人で、不登校やさまざまな困難を抱える子どもたちと関わっています。2児の母としての子育ての実感も重ねながら、日々の悩みや、子育てのリアルな声を丁寧にすくい上げ、やさしく伝える記事づくりを心がけています。
