お弁当におすすめなしいたけおかず11選|子どもが好き&作り置きできるレシピを厳選

お弁当におすすめのしいたけのレシピを幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学館)に掲載されたなかから厳選しました。子どもにも人気のつくねや春巻き、ハンバーグ、餃子、混ぜご飯などから、作り置きできる煮物まで。しいたけのうまみが隠し味になって、子どもがパクパク食べてくれそうなレシピばかりです!

お弁当にぴったりなしいたけのおかず

【1】豆腐ときのこのつくね串

小さいけれど栄養がギュッ!スティックに刺しただけで、楽しい!持ちやすい!食べやすい!

◆材料

(8本分)
しいたけ 1枚
まいたけ 1/4パック
サラダ油 大さじ1
青のり 少々

【たね】
鶏ひき肉 150g
木綿豆腐 100g
玉ねぎのみじん切り 1/4個分
片栗粉 小さじ2
しょうがのすりおろし、塩、こしょう 各少々

【たれ】
しょうゆ、みりん、酒 各大さじ1
砂糖 小さじ1/2

◆作り方

【1】しいたけ、まいたけは石づきを取ってみじん切りにする。たねの豆腐はペーパーに包んで皿をのせ、10分ほど置いて水切りする。
【2】ボウルにたねの材料を入れて、しっかり混ぜる。【1】のきのこ類を加えてさっと混ぜ、8等分にして細長い形を作る。
【3】フライパンにサラダ油を熱して【2】を並べ、中火で両面をこんがり焼く。さらに、ふたをして弱火で2分ほど蒸し焼きにする。フライパンの余分な脂を拭き取り、材料を混ぜたたれを回し入れて全体に絡め、スティックに刺して青のりをふる。

教えてくれたのは


コウ ケンテツさん

料理研究家。旬の素材を生かした簡単&おいしい&ヘルシーな家庭料理が人気。テレビや雑誌、講演会など幅広く活躍し、著書も多数。1男2女のパパでもあり、食育や食を通してのコミュニケーション活動にも力を入れている。

『めばえ』2018年3月号

【2】蒸し鶏のきのこ小松菜あんかけ

下ごしらえはレンジで簡単に。しょうがやごま油が食欲をそそる上、とろみのあるあんかけなので、野菜もどんどん食べられます。

◆材料

(大人2人分+子ども2人分)
鶏むね肉 1枚(300g)

【A】
しょうが(薄切り) 3~4枚
長ねぎの青い部分 適量
酒 大さじ1
塩 小さじ1/4

しめじ・しいたけ・えのきだけ 合わせて150g
小松菜 2~3株(100g)

【B】
だし汁 1カップ
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
塩 小さじ1/2

片栗粉 大さじ1
ごま油 小さじ1

◆作り方

【1】鶏肉は皮を除いて耐熱皿にのせ、【A】をふる。ラップをかけて電子レンジで3分加熱し、返してさらに2分加熱し、そのまま冷ます。手で食べやすく裂く。
【2】しめじとえのきは石突きを切り落としてほぐし、2cm長さに切る。しいたけも石突きを切り落とし、カサは横半分に切って薄切りにし、軸は細く裂く。
【3】小松菜は根元を切り落として2cm長さに切る。
【4】鍋に【B】を入れて煮立たせ、【2】と小松菜の軸を加えてやわらかく煮、葉も加えて煮、同量の水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつけ、ごま油を加える。
【5】器に【1】を盛って【4】をかける。

教えてくれたのは


中村陽子さん

料理研究家のアシスタントを経て独立。新著は『とっておきの日につくっ てあげたいキャラケーキ』(成美堂出版)。二児のママ。

『ベビーブック』2015年11月号

子どもが喜ぶしいたけのお弁当レシピ

【1】具が大きめ春巻き

カリッとおいしい春巻きは大人にも子供にも人気のメニュー。たけのことしいたけはあえて大きめにカットして食感をアップ! 揚げるときは低温からはじめるのが失敗しないポイントです。

◆材料

(作りやすい分量=10個分)
春巻きの皮 10枚
豚ひき肉 300g
たけのこ(水煮) 150g
干ししいたけ(スライス) 15g
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/2本
はるさめ(乾) 30g
ごま油 大さじ1

【A】
しょうゆ 大さじ1と1/2
酒 大さじ1と1/2
水 1/4カップ
鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1
砂糖 大さじ1/2
片栗粉 大さじ1

水溶き小麦粉 適量
揚げ油 適量

◆作り方

【1】干ししいたけは水に30分ほど浸けて戻す。はるさめは湯に4分ほど浸けて戻し、4等分程度に切る。
【2】たけのこと干ししいたけは8mm角に切り、玉ねぎとにんじんは粗みじん切りにする。
【3】フライパンにごま油を熱して、豚肉を炒め、【2】を加えてさらに炒め、火が通ったらはるさめと【A】を加え、中火でとろみがつくまで煮て、冷ます。
【4】春巻きの皮に【3】を等分にのせて巻き、巻き終わりを水溶き小麦粉で留める。
【5】フライパンに油を2cm入れ、低温(150~160℃)に熱して【4】 を入れ、徐々に中~高温(170~180℃)にし、上下返しながら揚げる(油の量が少ないと温度が上がりやすいので注意)。
*お好みでポン酢しょうゆをつけても。

教えてくれたのは


阪下千恵さん

料理研究家、栄養士。家族 のために作り続けてきたおいしくて、栄養バランスのよいレシピが人気。二人の女の子のママ。

『ベビーブック』2015年9月号

【2】緑ピーマンと高野豆腐の餃子

お肉の代わりに高野豆腐でヘルシーに。ピーマンが苦手な子でも気づかずパクパク!

◆材料

(大人2人+子ども1人分)
緑ピーマン 3個
しいたけ 2枚
高野豆腐(乾) 1枚(15g)

【A】
しょう油 小さじ1
ごま油 小さじ1/2
塩、こしょう 各少々
しょうがのすりおろし 少々
小麦粉 大さじ1

餃子の皮 20枚
ごま油 小さじ2
酢、しょう油、ラー油(大人用) 各少々

◆作り方

【1】ピーマンはみじん切りにして水気を軽く絞る。しいたけはみじん切りにする。高野豆腐はお湯(分量外)でもどし、水気を絞りみじん切りにする。
【2】【1】をボウルに入れ、【A】を順に加え混ぜ、餃子の皮に包む。
【3】フライパンにごま油を熱し、【2】を並べて中火で焼く。餃子の底面が少し色づいたら水(分量外)を餃子の高さの半分くらいまで入れてフタをし、中火で蒸し焼きにする。
【4】水がほとんどなくなったら、フタを外して火を強め、底面がこんがりきつね色になるまで焼く。
【5】器に盛り付け、酢としょう油とラー油(大人のみ)を混ぜ合わせたタレを添える。

教えてくれたのは


カノウユミコさん

野菜料理研究家。鳥取県の専業農家に生まれ、生来の野菜好き。高校時代から自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理・精進料理を研究。現在は鳥取に住み、自ら野菜を自然栽培。東京でも毎月、野菜料理教室を開催している。

『めばえ』2017年7月号

【3】カリカリパンのミルフィーユ

餃子の皮をカリッと焼いて、きのこ、生ハム、チーズを重ねれば、ごちそうパンメニューの完成! お酒にもよく合います。

◆材料

(4人分)
餃子の皮(大)(あればカラザウパン) 12枚
まいたけ、しいたけ、エリンギ 各1パック
生ハム 8枚
スカモルツァ・ビアンケチーズ(またはスモーキーなプロセスチーズ) 1個(約300g)
セルフィーユ(好みのハーブでもOK) 1束
ローズマリー 1束
エキストラバージンオリーブオイル、黒こしょう、塩 各適量

◆作り方

【1】オリーブオイルをひいたフライパンで、餃子の皮の両面をカリカリに焼き、塩・こしょうで味を調整する。
【2】別のフライパンにオリーブオイルをひき、ロ ーズマリーをちぎり入れ、石づきを取って食べやすい大きさに切ったきのこ類、3~4cm幅に切った生ハムを加えて炒める。
【3】【1】をクッキングシートの上に並べ、その上に【2】、スライスしたチーズをのせて、200℃に予熱したオーブンで約5分焼く(チーズが溶けるまで)。
【4】【3】を3つミルフィーユ状に重ね、セルフィーユを適量ずつ飾る。

教えてくれたのは


ベリッシモ・フランチェスコさん

イタリア料理研究家、料理コンサルタント。イタリア・ローマ出身。料理指導のほか、各メディアを通し、イタリアと日本の文化の架け橋的な役割を果たす。オリーブオイル・ソムリエ(AISO認定)としても活躍。

『めばえ』2016年12月号

【4】ズッキーニのミニハンバーグ

ハンバーグだけどお肉じゃない?実はズッキーニのハンバーグなのです。ズッキーニは風邪の予防に効くβ-カロテンが豊富。

◆材料

(大人2人+子ども1人分)
ズッキーニ 2本(200g)

【A】
しいたけ(みじん切り) 3枚
くるみ(細かく砕く) 大さじ2
しょう油 小さじ2
コリアンダーパウダー※ 少々
塩 少々

【B】
パン粉 1/2カッップ
山芋のすりおろし 大さじ1
小麦粉 大さじ3

オリーブオイル 大さじ1
ケチャップ 適量
※コリアンダーパウダーのかわりにこしょう少々でも可。

◆作り方

【1】ズッキーニは2mmの輪切りにし(8枚)、残りはみじん切りにする。
【2】ズッキーニのみじん切りに【A】を入れて混ぜ合わせ、【B】を順に加えて混ぜ、全体をひとまとめにする。8等分して、円形を作る。
【3】フライパンにオリーブオイルを熱し、【2】と輪切りのズッキーニを並べ、弱~中火で両面をこんがり焼く。
【4】器にハンバーグを盛り付け、ズッキーニをのせてケチャップを添える。

◆ポイント

ズッキーニには、風邪の予防に効くβ-カロテンが豊富。
低カロリーでビタミン・ミネラルが豊富な夏の新定番食材。免疫力を高めるβ-カロテン、歯や骨を強くするカルシウム、むくみに効くカリウムなども豊富。

みじん切りでマイルドな味に!
野菜はみじん切りにすると、クセが和らぎ、メニューの幅が広がります。フードプロセッサーを使えば簡単ですが、なければ包丁で。

教えてくれたのは


カノウユミコさん

野菜料理研究家。鳥取県の専業農家に生まれ、生来の野菜好き。高校時代から自然食に興味を持ち、ベジタリアン料理・精進料理を研究。現在は鳥取に住み、自ら野菜を自然栽培。東京でも毎月、野菜料理教室を開催している。

『めばえ』2017年7月号

【5】きんぴらのいなり寿司風おにぎらず

油揚げを使って簡単おにぎらず。にんじんとしいたけで素朴に簡単に作る。

◆材料

(8~9個分)
にんじん 8cm
しいたけ 2個

【A】
砂糖 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ1/2

ごま油 大さじ1/2
ご飯 350g
寿司酢(市販)  大さじ1と1/2
いなり寿司用油揚げ 8~9枚

◆作り方

【1】にんじんは半分の長さに切ってせん切りに、しいたけは薄切りにする。
【2】フライパンにごま油を熱して【1】を炒め、【A】を加えて、汁けがなくなるまで炒める。
【3】ご飯に寿司酢と【2】を加え混ぜ、油揚げに平らに詰める。半分に切る。

◆ポイント

油揚げはキッチン ペーパー2枚の間に 挟んで上から押し、 汁けをよくきる。

おにぎらずの基本の作り方をご紹介。

■のりは折りたたむ

ご飯を薄い正方形にまとめてのりの中央に置き、のりを手前→左右→奥の順に折って包む。細かく切った具を炒 めて卵でまとめると、崩れないので食 べやすい。具はお好みでどうぞ。

■ラップを巻いて5分おく

のりなどの包む素材とご飯 をなじませると、切ったときにポロポロと崩れにくくなる。

■4等分に切る

幼児は2等分をさらに半分 にした4等分が食べやすい。三角形でも4角形に切ってもOK。

教えてくれたのは


鈴木薫さん

身近な食材で簡単に作れ て、おいしくて、センス のいいレシピが人気。 双子の女の子と 男の子のママ。

『ベビーブック』2016年4月号

【6】きのこと油揚げ、ネギご飯|ご飯も味付き!炊き込みご飯のおにぎり

具だくさんの煮物と一緒に炊いたからごはんにしっかり味が染みて、具材も柔らかで美味。おにぎりにすれば、小さな子供も手づかみでパクパク食べられる。

◆材料

(米2合分)
米 2合
油揚げ 1/2枚
しめじ 1/2パック
しいたけ 3個

【A】
だし汁 300ml
しょうゆ、みりん 各大さじ1
酒 大さじ1/2

細ねぎ 3本

◆作り方

【1】油揚げは長さ2cmの細切りにし、しめじは根元を落とし、長いものは半分に切り細かく分ける。しいたけは石づきを除き薄切りにする。
【2】鍋に【A】を入れ中火にかけ、煮立ったら【1】を入れる。再び煮立ったら弱めの中火にし、5分煮て冷ます。
【3】【2】を煮汁と具に分ける。米を洗って炊飯器に入れ、煮汁を加えて2合の目盛りまで水(分量外)を足し、具を混ぜて炊く。
【4】炊き上がって蒸らしたら、小口切りにしたねぎを加えて全体をよく混ぜ、1個分40~50gを取り分けて握る。

教えてくれたのは


関岡弘美さん

料理研究家。出版社で料理雑誌の編集に携わった後、渡仏。ル・コルドン・ブルーパリ本校にてグラン・ディプロムを取得。2008年に帰国後は、雑誌やテレビ、広告、イベントなどで活躍。おもてなし料理とワインの教室も主宰。

『めばえ』2017年11月号

お弁当ぴったり!しいたけの作り置きメニュー

【1】花煮しめ

お祝い料理の「煮しめ」をかわいく♪味付けはそのままに、キャッチーな花形で飾れば、子供が喜ぶメニューに早変わり!

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
れんこん 1/2節
にんじん 1/2本
里いも 3個
しいたけ 3個
絹さや 6枚
サラダ油 小さじ2

【A】
だし汁 2カップ
酒 大さじ1
みりん 大さじ2
砂糖 小さじ2
しょうゆ 大さじ1と1/2

◆作り方

【1】れんこんは厚さ1cmの輪切りにし、外周に切り込みを入れて花形にする。にんじんも厚さ1cmの輪切りにし、里いもは横半分に切り、ともに花型で抜く。しいたけは半分に切る。
【2】鍋にサラダ油を熱して【1】を炒め、【A】を加える。煮立ったら弱火にしてやわらかくなるまで煮、中火にして煮汁を半分量までとばす。
【3】ゆでた絹さやを添える。
※盛りつけに串を使っていますが、子どもに食べさせるときは必ず抜いてください。

教えてくれたのは


神みよ子さん

じんみよこ/フードコーディネーター。編集プロダクション勤務、フリーランス編集者を経て、料理の世界へ。おいしく、楽しく、簡単なオリジナル料理をはじめ、キャラクターメニューの精巧さにも定評がある。

『ベビーブック』2011年1月号

【2】たけのことしいたけの煮物

しいたけのだしを生かした、旨味たっぷりの煮物。定番でありながら子供も好きな味です。

◆材料

(大人4人分)
たけのこ(水煮) 1個
干ししいたけ 8個

【A】
みりん 大さじ3
砂糖 大さじ3
しょうゆ 大さじ3
※子どもの分量は、大人の1/2量ぐらいが目安です。

◆作り方

【1】干ししいたけは350ccの水につけて戻し、軸を除く(戻し汁300ccをとっておく)。たけのこは5mm厚さに切って、サッと下ゆでする。
【2】鍋に【1】(戻し汁ごと)と【A】を入れて弱火にかけ、20分くらい煮る。

教えてくれたのは


行正り香さん

おしゃれな暮らしぶりと簡単でおいしいレシピが大人気。二児のママ。

『ベビーブック』2012年2月号

【3】簡単やわらか酢豚

酢豚でよく使うかたまり肉は、子どもの歯ではなかなか噛み切るのが難しいのが難点…。こま切れ肉を団子状に丸めれば子どもでも食べやすいので、ぜひお試しあれ!

◆材料

(大人2人+子ども2人分)
豚こま切れ肉 200g

【A】
酒 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
塩・こしょう 各少々
おろししょうが 適量

片栗粉 大さじ1

【B】
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/4本
しいたけ 2個
ピーマン 2個

サラダ油 大さじ1
【C】
水 大さじ3
トマトケチャップ 大さじ2
酢 大さじ2
砂糖 大さじ2
しょうゆ 大さじ1/2
鶏ガラスープの素 小さじ1
片栗粉 小さじ1

◆作り方

【1】豚肉に【A】を加えてよく混ぜて下味をつけ、ひと口大の団子状に丸める。
【2】【B】の野菜は、食べやすい大きさに切る。
【3】フライパンを中火にかけてサラダ油を熱し、【1】に片栗粉をまぶして並べ入れる。転がしながら焼いて肉の色が変わったら、玉ねぎ、にんじん、しいたけ、ピーマンの順に加えて炒め合わせる。
【4】野菜がしんなりしてきたら、合わせておいた【C】をかき混ぜながら加え、とろみがついてつやが出てきたら火を止める。

◆ポイント

かたまり肉より、こま切れ肉を丸めたほうがやわらかいので、子どもも食べやすい。さらに揚げずに作るので、簡単で、カロリーもダウン。

教えてくれたのは


マイティさん

節約料理研究家、日本ソムリエ協会認定ソムリエ。6歳と4歳の女の子のママ。趣味の節約を生かしたブログ『1ケ月2万円の節約レシピ』が一躍人気に。料理以外にも公共料金の節約術なども、いろいろ公開。 「レシピブログ」でも連載中。

『ベビーブック』2012年12月号

編集部おすすめ

関連記事